水のコラム

汚水枡のつまり解消にかかる料金はいくら必要か解説

2022年10月07日  水回り


トイレや浴槽から悪臭が漂ってきて嫌な経験をした人はいませんか?自宅には、汚水枡と呼ばれる設備がありますが、この汚水枡に汚れが蓄積されると強烈な悪臭を発生させて、自宅の水回りにも影響を及ぼしてしまいます。

しかし、汚水枡のつまりの解消方法について知らない人も多いのではないでしょうか?汚水枡のトラブルを防ぐためにも、解消方法を確認しておきましょう。そこで今回は、汚水枡のつまり解消にかかる料金はどのくらいになるのかを解説します。

汚水枡のつまり解消にかかる料金

汚水枡のつまりを解消させる際、気になるのが料金面です。汚水枡のつまりの解消を業者に依頼すると、高額な料金が発生するイメージがある人も多いのではないでしょうか?そこで、事前に料金形態を押さえておけば、予算と相談しながら業者を選びやすくなります。

汚水枡のつまりの解消は、どのような方法で行うのかによって料金が異なります。専用の機器などを導入して、大掛かりな作業になるほど料金が高額になる傾向があるため、汚水枡のつまりの状況をなるべく事前に確認しておいてもらうのがおすすめです。

まず、通常のつまりの解消であれば、約8,000円から1万円とほとんどの場合は1万円以下で作業を依頼できるケースがあります。これに加えて、汚水枡を着脱して解消させると約1万5,000円の料金が発生します。

専用の機器を導入しないで解消させる場合は、このような料金形態になることが多く、なるべく料金を抑えたい場合もこの方法を検討しましょう。

高圧洗浄機やトーラー機器を導入して解消させる場合は、さらに料金が高額になります。料金の目安として、一戸建てにおける高圧洗浄機を使用した解消は約2万円、マンションや店舗利用の場合は約3万円から4万円と考えておきましょう。

高圧洗浄機は、建物の面積だけでなく使用する時間によっても料金が変動する場合があるので、事前に確認しておくことが大切です。

トーラー機器を導入した解消法は、約2万円以下で作業できる場合がほとんどです。ただし、これは何メートル使用するかによって料金が変動しやすいので、高圧洗浄機の場合と同じく事前に確認しておくことが大切です。

汚水枡のつまり解消に必要な道具

汚水枡のつまりを自分で解消させるにあたって、事前に必要な道具を確認して準備しておく必要があります。準備しておくものは、自宅にあるものから新しく買い揃えないといけないものまで様々です。

まず、使い古したスポンジを準備しましょう。これは、キッチン用でも浴室用でもどちらでも問題ありません。そして、マイナスドライバーと散水用ホースも一緒に準備しておきましょう。

汚水枡のつまりを自分で解消する方法

汚水枡のつまりを自分で解消させるには、必要なものを準備しておくことに加えて解消させるための手順をしっかり把握しておきましょう。正しい手順を覚えておくことで、安全に作業を進められます。

まず、自宅の汚水枡の場所がわからない人は、汚水枡を探すところから始めましょう。汚水枡は、通常自宅の敷地と道路の境界部分に設置されています。つまりの疑いのある枡よりもさらに下流の枡を探すのがポイントです。

その後、実際につまりが発生している枡と道路と敷地の境界部分の枡との位置関係を把握しましょう。汚水枡を探すところから始める場合は、この工程で時間がかかってしまう可能性もありますが、今後の作業を考慮してつまっている汚水枡を明確にしましょう。

もし、つまっている汚水枡の場所がわかりにくい場合は、水を流しながら汚水枡を探すと場所を特定しやすくなります。汚水枡が発見できたら、マイナスドライバーを使用してフタを開け、配管の位置・水が流れている向きを確認しましょう。

汚水枡のフタを開けたら、実際に掃除していきます。汚水枡の汚れがひどい場合は、油の固まりのように全体的にこびりついてしまっています。この場合は、いきなりスポンジでこすっても掃除できないため、ドライバーなど先が尖ったもので固まった部分を削っていきましょう。

ただし、先の尖ったものを使用する場合は、配管の内部に傷がつかないように注意しましょう。作業のポイントは、自宅の水回りの配管の水上から行うことです。

ある程度固まり部分が削れてきたら、スポンジを使用してこすり洗いしていきます。残りの固まりはもちろん、水に流れやすい汚れもしっかり落としましょう。

汚れをキレイに落とせれば大まかな作業は完了ですが、最後に水を流して汚れが含まれていないか、正常に水が流れるかを必ず確認してフタをしめましょう。また、汚れが残っている場合は、お手入れを何回か繰り返しましょう。

つまりを解消する際の注意点や予防法

汚水枡の点検・清掃頻度は、1年から2年に1回行うケースがほとんどです。習慣として行わない分、つまりを解消する際の注意点や予防方法をいくつか押さえておかないといけません。

しかし、日頃の水回りの使い方によっては、点検作業や掃除する回数も増えてしまいます。汚水枡のつまりを解消させる際のポイントを把握しておくことで、大きなトラブルを未然に防げます。

では、どのようなポイントに注意しておけば、汚水枡のつまりを予防できるのでしょうか?ここでは、つまりを解消する際の注意点や予防法について解説します。

大量の汚物やトイレットペーパーを流さない
自宅の水回りの中でも特につまりを発生させやすいのがトイレです。トイレは、キッチンや浴室に比べて大量のものを流せず、少し多めのトイレットペーパーでもつまらせてしまう恐れがあります。

そのため、汚物やトイレットペーパーが溜まり過ぎてしまう前に、こまめな水洗を心がけましょう。節水対策で水をあまり使用したくない場合でも、つまらせた時の修理費を考慮すれば安く済みます。

また、汚物やトイレットペーパー以外のものを誤って流さないように注意しましょう。ポケットティッシュやスマートフォンなどポケットにしまうものは特に注意が必要です。

正しい使い方をする
どの水回りにおいても、正しい使い方をしなければ簡単につまらせてしまいます。注意すべき点は、水回りによって異なるので、それぞれの場所を使用する時に意識しながら使用することが大切です。

トイレであれば、異物を流さぬように気をつけなければなりませんが、キッチンでは使用済みの油を流さないようにすること、浴室であれば髪の毛やヘアピン、カミソリなどの固形物を流さないように気をつけるなど様々です。

また、熱湯の使用は配管の寿命を短くしてしまう恐れがあります。つまりの解消に熱湯を使用する場合がありますが、必ず決められた温度を守って正しく使いましょう。

まとめ

この記事では、汚水枡のつまり解消にかかる料金はどのくらいになるのかを解説しました。汚水枡の汚れは、普段あまり気にしない部分になりやすいため、汚れを何年間も放置してしまいやすい場所です。

そのため、大量の汚物が溜まって汚れが取りにくくなってしまわぬように、1年から2年に一回のペースでお手入れをするようにしましょう。家族の人数が多く、水回りの使用頻度が多い場合は、掃除するタイミングを早めても良いかもしれません。

作業に自信のない人や汚水枡が汚れ過ぎて対応できない場合は、無理せず業者に修理を依頼して安全に解消してもらうようにしましょう。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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