水のコラム
トラブル後の水漏れの始末はどうすればいいのか?
水トラブルが発生した後は、しっかり後始末しないと二次被害に繋がることがあるので、しっかり対処しておく必要があります。
しかし、どのように後始末を行えばわからないという方も多いでしょう。今回は、そんなトラブル後の水漏れの後始末の方法や後始末を行わなかった場合、どのような二次被害が発生するのか、詳しい内容を解説していきます。
目次
水漏れの基本的な後始末の方法
発生して困る水トラブルですが、対処しただけではなく、後始末も行うことが重要です。水漏れが発生した時の基本的な後始末の方法を解説していくので、後始末の方法で困っている方は参考にしてみてください。
まずは、雑巾で水漏れが発生して流れてきた水を拭き取ります。床から水気がなくなったら、綺麗な雑巾と消毒用のエタノールで床を拭いていきましょう。
こうすることで、水漏れによる菌の繁殖を抑えることができるので、出来るだけ早めに対処することをおすすめします。
基本的な後始末を行う時には、菌が手についてしまう恐れがあるので、ゴム手袋を必ず着用するようにしましょう。
床下まで浸水してしまった場合は、床材を剥がして、専用の機材を使用して乾燥させる必要があるので、手間がかかります。その場合は、個人で対応するのが難しいので、水道職人に一度ご相談ください。
後始末をしないとシロアリが発生する
水漏れの後始末をせずに、いずれか乾くからといって放置していると、どのような二次災害が発生するのか詳しく解説していきます。
結論からいうと、濡れた床材を放置していると、湿った木材を好むシロアリが発生することに繋がるので注意が必要です。
雨漏りが多い家にはシロアリがいると言われている通り、水漏れした家にも湿った木材があるため、シロアリは喜んで家に住み着きます。そうなると、家の木材がもろくなっていってしまうので、被害は拡大していく一方です。
木材であれば腐敗していく
水漏れを放置していると、徐々に木材は腐食していきます。温度や湿度によって異なりますが、1~3年ほどで腐っていくことが考えられるので、床材が濡れてしまった場合は、速やかに乾燥させることが大切です。
湿度や温度が高いと菌が繁殖しやすい環境にあるので、通常通りに生活していれば問題なかったところを水漏れが発生したことによって、菌の繁殖が加速して、木材が腐敗することに繋がる可能性があります。
腐食すると、先ほど話をした通り、シロアリの発生のきっかけになるだけでなく、家の老朽化を進めるきっかけにもなるので注意しましょう。
水漏れ場所でカビが発生する
水漏れの被害で見た目にもわかりやすいのが、カビが発生するということです。水漏れによって室内の湿度が一気に上昇するので、それを境にカビが家の中で発生してしまいます。
カビ臭や床材が変色することで、カビの有無を見つけることができるため、異変が起こればすぐに気付くでしょう。
水漏れが発生してから、1ヶ月という早さでカビは生えてくるので、早急に水漏れを改善する必要があります。
見た目にはわからなくても、壁紙の中にはカビが大量に発生していることもあるので、注意しましょう。カビは人間の体調にも深く関わってくるので、出来るだけ発生させないように心がけてください。
水漏れによる二次災害の前兆
水漏れが発生してから、後始末の対応が悪かった場合、二次災害の前兆を感じることがあります。それはどんなことかというと、まずカビの臭いを感じるので、異変に気付くはずです。
他にもクロスや壁紙が変色したり、床が沈むといった見た目にも変化が現れるので、前兆を感じた時には、水道職人に電話をして早急に修理をしてもらうようにしていきましょう。
マンションで水漏れトラブルが発生した場合
上の階で水漏れトラブルが発生した場合、まずは管理会社に相談してみましょう。基本的には、保険で修繕費用を補うことができますが、相手側が保険に入っていない場合は、個人の保険で補う必要があります。
後始末は保険が適用されるので心配はいりませんが、念のために修理された後も、自分で二次災害の前兆がないか確認をしておきましょう。
その中で気になることがあれば、いつでも水道職人にお電話ください。依頼がなくても、後始末に関する質問をお伺いさせて頂くので、気軽にご相談ください。
まとめ
発生すると困る水のトラブルですが、肝心なのはその後始末です。しっかり対処しておかないと、二次災害が発生して、家自体が老朽化してしまうことに繋がるので、後始末は面倒臭がらずに実行しておきましょう。
基本的な水を拭き取り、消毒用エタノールを使って床を拭いておけば、大体は問題ありません。しかし、湿気が残っているとカビの原因になるので、湿気が多いと感じた時には換気を十分に行いましょう。
後始末に困った時にも、水道職人を頼って頂ければいいので、わからないことがあれば、いつでもお電話ください。