水のコラム

コロナ休業中のオフィスの水回り管理

2020年07月29日  水のトラブル

2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、在宅勤務やテレワークが普及しつつあります。しかし、それに伴いオフィスを留守にするとなると、水回り設備の管理をどうするか迷うケースもあるでしょう。
今回は、コロナ休業中のオフィスの水回り管理についてご紹介します。

長期間留守にする際に発生する水回りのトラブル

コロナ休業に伴い、オフィスを長期間留守にする際は、水回りのトラブルに備える必要があります。こちらでは、オフィスを長期間留守にする場合に発生する可能性のある水回りのトラブルを解説します。

・排水トラップからの悪臭、害虫の発生
キッチンや蛇口のあるオフィスも多く、長期間留守にすると排水トラップからの悪臭や害虫が発生することもあります。排水トラップからの悪臭や害虫の発生の原因は、多くが排水溝に蓄積した汚れや封水切れです。

封水とは、排水管のU字やS字部分にたまった水のことで、排水管の悪臭や害虫が屋内に侵入するのを防ぐ役目を果たしています。しかし、オフィスを長期間留守にすることで封水が蒸発し、その役目を果たせなくなる可能性があります。

・水漏れ
オフィスを長期間留守にし、水回りの設備を使用しないと、突然水漏れするケースもあります。キッチンやトイレなどはもちろん、洗濯機やシャワー室などを設けているオフィスではさらに注意が必要です。水漏れに気づかず長期間放置していると、水道代が高くなるだけでなく、床材や他のオフィス設備に被害が広がる可能性があります。オフィスを長期間留守にする前に対策をしておきたいところです。

・水道管の凍結・破裂
地域によっても異なるものの、冬場のオフィスを長期間留守にすると、水道管の凍結や破裂などのトラブルが発生する可能性もあります。水道管が凍結する目安は、気温がマイナス4℃以下といわれており、都市部でも例年1月ごろには凍結する水道管が増加する傾向にあります。休業明け、出勤した朝に水が出ない場合は、水道管の凍結や破裂の可能性を疑いましょう。

オフィスを休業する前に行うべき対策

上記のように、休業によってオフィスを空ける場合、水回りのトラブル対策を行う必要があります。こちらでは、オフィスの休業前に行うべき対策をご紹介します。

・排水トラップからの悪臭や害虫は徹底したメンテナンスを
排水トラップからの悪臭や害虫の被害は、徹底したメンテナンスで予防しましょう。まず、排水溝に蓄積した汚れは、オフィスを空ける前に取り除いておくのがおすすめです。ごみ受けやトラップを取り外し、きれいに洗浄しましょう。専用の洗剤がない場合でも、重曹2カップとお酢1カップできれいになります。具体的な手順は、以下を参考にしてください。

1.排水溝の各パーツを取り外し、重曹とお酢を振りかけて60分放置する

2.水で洗い流し、汚れが残っている場合は中性洗剤で落とす

次に、封水切れは水を十分に補充しておくことで解決できます。長期間オフィスを空ける場合は、排水管に水をゆっくりと流し込みましょう。1週間や10日程度であれば、封水切れになることはありません。ただし、2週間以上オフィスを空けるのであれば、定期的に封水を補充する必要があります。管理会社に連絡すると代わりに行ってもらえるケースもあるようです。誰かに頼むのが難しい場合は、封水防止剤をトラップに流し込むと、封水の蒸発を防ぐことができます。

万が一、封水切れを起こしてしまっても、しばらく水を流し続ければ封水は自然とたまります。慌てずに対応しましょう。

・水漏れは元栓を閉めて防ごう
長期間オフィスを留守にする場合、突然の災害などで蛇口に異変が発生し、水漏れにつながる可能性もあります。とくに、最近増えているレバー式の水道では、落下したものがぶつかる衝撃で水が流れ出してしまうこともあります。

こういった不測の事態を防ぐには、オフィスを空ける前に水道を元栓から閉めておくことが大切です。

・水道管の凍結や破裂には防寒材で対応しよう
露出した水道管には、保温材や毛布、衣類、タオルなどを巻きつけることで凍結や破裂を防げます。雨や雪で濡れないよう、ビニールで覆うとより効果が高まります。ただ、高層階のオフィスなどでは対策が難しい可能性もあります。

水回りの設備に異常が見られたら専門業者へ連絡を!

新型コロナウイルスによる休業が突然決まり、事前準備もあまりできなかったオフィスも少なくありません。少しずつ日常が戻るなかで、久しぶりにオフィスに出勤したら、水回りの設備に異常が見られたというケースもあるでしょう。

軽微な水漏れやつまりなど、ご自身で解消できるものである場合を除いて、業務に支障をきたさないためには専門業者へ連絡するのがおすすめです。迅速かつ確実に水道トラブルを解消してくれます。

まとめ

水回りのトラブルは、使用中だけでなく誰も使用していない期間に発生することもあります。オフィスを長期間留守にしたところ、水回りの設備でトラブルが発生した場合は、あいち水道職人へご連絡ください。

大府市や東海市など、愛知県全域でオフィスの水道トラブルを解決しています。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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