水のコラム

トイレの流れが悪い…一体何が原因?対処法などをご紹介!

2021年10月01日  トイレのトラブル

トイレの流れが悪いと困りますよね。まだ大丈夫だと放置すると悪化してしまい、完全につまってしまうこともあります。トイレの流れが悪く感じる場合はできるだけ早く対処することが大切です。

今回はトイレの流れが悪くなる原因や対処法をご紹介いたします。今は問題がなくても、万が一のときに役立つのでぜひご一読ください。

そもそもトイレの構造はどうなっているの?

トイレの流れが悪くなる原因を突き止めるためには、まずはトイレの構造について知っておくのがよいでしょう。今回は、一般的な洋式トイレの中でも、家庭に多く普及している「タンク式トイレ」の構造を解説します。

・タンクの仕組み

タンクとは、トイレの後ろにある水を溜める場所のことです。タンク内には「フロートゴム」「ボールタップ」「オーバーフロー管」などの部品があり、それぞれ大事な役目を担っています。

フロートゴムは、便器に水を流したり止めたりする部分のことです。水を流す際に使うハンドルレバーと連動しており、レバーを動かすことでフロートゴムが上下する仕組みになっています。

ボールタップは、タンク内の水位を調整するものです。浮き球とも呼ばれていて、常に水に浮いています。ボールタップが一定の位置までくると、タンク内に給水される水が止まる仕組みです。

オーバーフロー管は、タンクから水があふれるのを防ぐ役割があります。一定以上の水位になると水を流してくれるもので、ボールタップが故障した際などに作用します。
これらの部品がうまく連携して動くことで、タンクから便器へとスムーズに水が流れるのです。

・便器の仕組み

便器をのぞいてみると、常に水が溜まっているのがわかります。これは「水蓋」といって、トイレを快適に使うために大切な役目を担っています。トイレの排水管は、断面図にして横から見たときにS字カーブのようになっています。この仕組みで、便器の排水口と排水管の間に常に蓋をしている状態を保っているのです。

排水口に常に水があることで、下水道から上がってくる臭いを防いでくれています。昔ながらの汲み取り式トイレと違って洋式トイレが臭わないのはこのためです。臭いだけでなく、害虫の侵入を防ぐ効果もあります。

また、水蓋の水はトイレの水を流すたびに入れ替わるので、常に清潔な状態を保っています。

トイレの場所別・流れが悪くなる原因と対処法

快適に使用できる構造のトイレですが、その複雑な構造ゆえに不具合が生じる可能性もあります。トイレの流れが悪いのは、大きく分けて3つの場所が原因です。それぞれの場所別に、具体的な原因と対処法を見てみましょう。

・タンク内の水が少ない

まず考えられるのは、タンク内の水の量です。水の量が少なければ、十分に洗浄できない可能性があります。水の量が少ないのは、水位の調節がうまくいっていないためです。考えられる原因は3つあります。

まず1つ目は、地震や故障によって水位の調整が狂ってしまった場合です。この場合は、ボールタップがつながっている「水位調整リング」を調整してみましょう。リングは、右に回すと水位が上がり、左に回すと水位が下がる仕組みです。これだけで改善される可能性があります。

2つ目の原因は、ボールタップやフロートゴムの劣化です。ボールタップが劣化していると、水位の調整が正しくできないこともあります。フロートゴムが劣化している場合は、便器内に水がうまく流れなかったり水が流れっぱなしになったりする可能性があります。この場合は、劣化している部品を交換して改善しましょう。

原因の3つ目は、節水です。節水対策として、タンク内にペットボトルなどを入れているという人もいるのではないでしょうか。これはタンク内に溜まる水の量を減らす節水方法なので、当然便器に流れる水も少なくなります。小洗浄だけを使用するなど、水の流し方によってトイレの流れが悪くなっている可能性もあるため、節水は慎重に行いましょう。

・便器内のつまり

次に考えられるのは、便器内のつまりです。便器内は、排水管よりも手前の部分が当てはまります。水を流したときに排泄物やトイレットペーパーのカスが戻ってくる場合は、便器内がつまっている可能性があると考えてください。

便器内のつまりにはさまざまな原因があります。たとえば、大量のトイレットペーパーや排泄物、おもちゃやボールペンなどの異物、生理用品やおむつなど水に溶けないものなどです。

この場合は、ラバーカップなどを使って原因を取り除きましょう。専用の薬剤でつまりの原因を溶かす方法もありますが、異物によるつまりは自力で解決できない可能性も高いので、まずは業者に連絡しましょう。

・排水管・排水ますのつまり

便器内やタンク内に異常がなければ、さらに先の排水管が原因かもしれません。異物が排水管に引っかかっていたり長年の汚れが蓄積していたりするのが原因で、排水管が狭くなっているかもしれません。

また、排水ますのつまりが原因となる場合もあります。排水ますは、家全体の排水が集まるところです。トイレ以外でも水の流れが悪かったりつまりが発生していたりすれば、排水ますのつまりを疑ってみてもよいでしょう。

排水ますは自力で掃除することも可能です。ただ、排水管の場合は内部が見えないので、自力でつまりを除去するのは難しいでしょう。誤った対処法でつまりが悪化する可能性もあるので、この場合は必ず業者に依頼してください。

トイレをつまらせやすいもの

トイレをつまらせる原因は一つではありません。普段何気なく使用しているものも、つまりの原因となる可能性があります。

・トイレットペーパー

水に溶ける素材であるトイレットペーパーも、大量に流せばつまることもあります。特に、量の調整が難しいお子さんがいる家庭などは注意しましょう。排泄物が多かったときなども気を付けてください。

・おむつや生理用品

おむつや生理用品は、ほとんどの人が「トイレに流してはいけないもの」と理解しているでしょう。しかし、誤って便器内に落としてしまう可能性はあります。間違えてそのまま流してしまうこともあるかもしれません。しかし、少量であってもトイレに流さないように注意しましょう。

おむつや生理用品は吸水性の高い素材でできており、水を含むと膨張します。水にも溶けないのでそのまま排水管を塞いでしまい、つまりの原因となる可能性があるのです。

・ペットのトイレ用品

猫砂などのペットのトイレ用品は、近年トイレに流せるタイプのものが増えてきました。ただし、トイレットペーパーと同様に、大量に流せばつまってしまう可能性があります。

つまりを予防するために効果的な方法は、少しずつ流すことです。ただ、その分大量の水を使うことになり、時間も手間もかかります。これらのデメリットを考えると、トイレに流せるタイプの猫砂であっても、ゴミとして捨てたほうがよいでしょう。

・残飯

食べ残しをトイレに捨てる人もいますが、排水管のつまりの原因になるため避けましょう。カップ麺のスープなど固形物がないものであっても、油分が含まれています。この油分が固まって、排水管がつまってしまう可能性があるのです。

食材を扱うキッチンは、残飯や油汚れが流れることが想定されています。普段から洗剤を使うので、油汚れもある程度洗浄されていますが、トイレは油汚れを想定していません。キッチンであっても油汚れは少しずつ蓄積されていくので、トイレであればなおさら注意しなければならないのです。

・その他

異物を流せば当然つまりが発生します。子どもが遊んでいて、おもちゃやトイレットペーパーの芯を流してしまったりトイレ内のディスプレイに手が当たって便器内に落ちてしまったりすることもあるかもしれません。

また、ポケットに入れていた携帯電話やペン、財布やタバコなども誤ってトイレに落としてしまう代表的なものと言えるでしょう。消臭剤や洗剤のキャップなどにも注意が必要です。

固形物はサイズも大きく、水にも溶けません。小さいものであっても、そこにトイレットペーパーや排泄物が引っかかればつまりは大きくなってしまうため、早急に対処するようにしましょう。

トイレのつまりを予防する方法

トイレを正しく使っていても、トイレがつまったり流れが悪くなったりすることはあります。余計な費用や時間をかけないためには、普段から予防していくことが大切です。

・水に流せるものでも過信しない

トイレ用掃除シートや猫砂など、トイレに流せるものであっても、流せるからといって過信しないことが大切です。トイレの負担を減らすためには、できるだけゴミとして捨てたほうがよいでしょう。

もしトイレに流す場合は、量を調整してください。トイレ用掃除シートは一枚ずつ流す、猫砂は何回かに分けて流すなど、1回で流す量を少量にすればつまりを予防できます。

また、水に溶けないタイプのポケットティッシュ、生理用品やおむつなどを誤って落としてしまった場合も、「このくらいなら大丈夫」と思わず、必ず取り除いてください。特に、生理用品は粘着力が強く排水管にくっついてしまう可能性があるので注意しましょう。

・トイレットペーパーを大量に流さない

トイレットペーパーも大量に使えばつまってしまいます。使用量が多いときは、数回に分けて流しましょう。
排便時であれば、排便してから一回、トイレットペーパーを使ってからもう一回という感じで、一回で流す量を少なくするのがおすすめです。温水洗浄便座を使用して、トイレットペーパーの使用量を減らすのもよいでしょう。

また、トイレットペーパーはダブルではなくシングルタイプを使うのがおすすめです。シングルタイプのほうが水に溶けやすく、つまりづらい特徴があります。

・こまめに掃除する

どんなに正しくトイレを使っていても、汚れは付着していきます。特に尿石は避けられないものです。尿石は、尿に含まれるカルシウムイオンが固まったもので、時間が経つほど固くなる性質を持っています。つまりなどが発生していないにもかかわらず、トイレの臭いがひどい場合は、尿石が溜まっている可能性があるでしょう。

尿石を始め、汚れによるつまりを予防するためにはこまめな掃除が必要です。早めに対処していくことで、しつこい尿石の溜まりや汚れの付着を防ぐことができます。自力で取り除けない尿石は、業者に依頼しましょう。

・節水方法に注意する

誤った節水が、トイレの流れを悪くする原因になる場合もあります。トイレがつまってしまえば修理費用がかかり、節水で節約できる金額よりも高くなるかもしれません。節約を目的としているのであれば意味がなくなってしまいます。

まずは、水の流し方を見直しましょう。ハンドルレバーを使う際に、節水目的で小洗浄だけを使用している人もいるかもしれませんが、これは誤った使用方法です。ハンドルレバーは、大便のときは大洗浄で、小便のときは小洗浄で流せるように、メーカーが適切に水の量を調整して設定しています。必ず適切な水の量で流すようにしましょう。

また、タンク内にペットボトルを入れる節水方法を行なっている人も注意が必要です。タンク内の水の量が減ってしまい、トイレの流れが悪くなってしまいます。節水対策にはなりますが、トイレの負担を考えるとあまりおすすめしない方法です。

近年のトイレは、節水性の高いものも多くなっています。特に、タンクがないタンクレストイレは水道から直接水を流しているので水圧も弱めです。従来のトイレと比較すると、最初から水の量が少ないので、正しく使わなければつまってしまいます。トイレのためにも家計のためにも、自己流の節水はしないほうがよいでしょう。

まとめ

トイレの流れが悪くなる原因にはさまざまなものがあります。ただ、取扱説明書通りに使用していれば予防できる場合がほとんどです。快適に長くトイレを使うためには、正しい使い方を普段から心がけていきましょう。

もしトイレの流れが悪くなったりつまりが発生したりした場合は、今回紹介した対処法を試してみてください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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