水のコラム

排水管の老朽化がもたらすリスクとは?トラブルのサインと対処法を解説!【水道職人:プロ】

2025年02月21日  水漏れトラブル

水の流れが悪かったり、排水口から不快なニオイがしたりと、何気ない変化を感じたことはありませんか?

排水管は、日々の生活を支える大切な部分ですが、普段目にすることがないため、劣化が進んでいても気づきにくい場所です。
排水管の老朽化により、水漏れや詰まり、悪臭の発生など、暮らしに大きな支障をきたすトラブルが起こることもあります。

こうした問題を避けるためには、老朽化のサインを見逃さず、早めに対処することが重要です。

この記事では、排水管の老朽化が起こる原因や、トラブル事例、さらにトラブルを未然に防ぐためのチェックポイントをわかりやすく解説します。
排水管の状態について気になっている方もそうでない方も、ぜひ最後までご覧ください。

 

排水管の老朽化はなぜ起こる?

排水管は日々の生活の中で水や汚れを運ぶ役割を担っていますが、時間の経過とともに確実に劣化が進んでいきます。
その老朽化にはいくつかの原因があり、住宅の構造や使い方によって進行速度も異なります。

 

排水管の種類と耐用年数

排水管には使用される素材によって耐用年数が異なります。

たとえば、金属製の排水管の場合は、耐久性が高い一方で、サビによる腐食が進行しやすく、おおよそ20〜30年で交換が必要とされています。

一方、塩ビ管(PVC管)は軽量で施工性が高く、耐用年数は30年以上とされていますが、熱や衝撃に弱いため、使用方法や環境によっては劣化が早まることもあります。

 

老朽化を早める要因とは

排水管の老朽化を早める要因としては、次のようなものが挙げられます。

・水に含まれる不純物:
水道水や排水に含まれるミネラルやゴミが蓄積し、内側から管を傷めます。
・油脂の付着:
特にキッチンの排水管では、調理で使った油脂が冷えて固まり、詰まりや腐食の原因になります。
・薬品や洗剤の影響:
強い成分を含む洗剤や薬品を流すことで、管の表面が劣化しやすくなります。
・温度変化や衝撃:
外気温の変化や地震などの衝撃が加わることで、管にひび割れや破損が生じやすくなります。

こういった要因を理解し、日常生活の中で気をつけることが、排水管の寿命を延ばす第一歩になります。

 

排水管の老朽化によるトラブル事例

では続いて、排水管の老朽化によって引き起こされる代表的なトラブルや、暮らしに与える影響についても知っておきましょう。

 

水漏れ・詰まりの原因と影響

排水管の老朽化が進むと、最も多く発生するのが水漏れや詰まりによるトラブルです。

水漏れは、管の内部で腐食やひび割れが進行することで起こります。
目に見えない部分から少しずつ水が漏れるため、初期段階では気づきにくいのが厄介なところです。

しかし、気づかずに放置してしまうと、壁や床に水が染み込み、カビの発生や住宅構造自体の劣化にもつながります。
最悪の場合、修理費用が高額になる大規模な工事が必要になることもあるため、絶対に放置はNGです。

一方、詰まりは、排水管の内側に長年蓄積された汚れや油脂が原因であることがほとんどです。
特に、台所の排水管では調理時に流れた油分が冷えて固まり、配管を塞いでしまうことがよくあります。

この詰まりが悪化すると、水が全く流れなくなり、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、最終的には水漏れや破損を引き起こす原因にもつながってしまうわけです。

 

悪臭やカビの発生リスク

排水管の老朽化が進むと、悪臭が発生することも少なくありません。

配管内に汚れが溜まると、それが腐敗し、嫌なニオイのもとになります。
特に、トイレや浴室などの水回りでは、この悪臭が室内にまで広がりやすく、快適な生活空間を損ねてしまいます。

また、湿気がこもることでカビの発生リスクも非常に高まります。
カビは健康被害を引き起こす原因にもなるため、注意が必要でしょう。

カビの胞子は空気中に広がることで、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こすこともあります。

こういった問題は、排水管の定期的な点検やメンテナンスを怠ることで、より深刻化してしまいますので、普段から意識しておくことが何よりも重要なんです。

 

老朽化を見極めるサイン

排水管のトラブルは、大きな問題が起きてから気づくのでは遅いことが多いものです。
水漏れや詰まりといった深刻なトラブルを未然に防ぐためには、日常生活の中で老朽化のサインを見逃さないことが大切です。

というわけで、続いては排水管の老朽化を見極めるためのポイントについてご紹介します。

 

老朽化を早期発見するためのチェックポイント

排水管のトラブルを防ぐためにも、普段から気になるサインを放置せず、早期に点検を行うことが大切です。
次のようなポイントに気をつけることで、排水管の老朽化を早めに発見できますよ。

・水の流れが遅くなっている:
排水時に水がスムーズに流れず、溜まるような感覚がある場合は、内部で詰まりが進んでいる可能性があります。
・排水時にゴボゴボと異音がする:
通常とは異なる音が聞こえるときは、排水管内の空気や水の流れが妨げられているサインかもしれません。
・排水口から不快なニオイがする:
管内に汚れが溜まり腐敗することで嫌なニオイが発生します。長期間放置すると、悪臭が広がり生活に支障をきたすことも。
・床や壁に湿り気やシミが見られる:
目に見えない部分で水漏れが進行している場合、床材の浮きやシミとして現れることがあります。
・築年数が20年以上経過している:
住宅の築年数が20年以上の場合、排水管自体が劣化している可能性が高いため、目に見える症状がなくても一度点検を検討しましょう。

 

排水管トラブルを防ぐために

排水管の老朽化は、水漏れや詰まり、悪臭の発生といった日常生活に大きな支障をきたすトラブルを引き起こします。
日頃から老朽化のサインを見逃さず、適切なメンテナンスを心がけることで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができますので、ぜひ皆さんも、水の流れやニオイなどの異変に気付けるよう意識してみてください。

 

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といった些細な変化でも結構ですので、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

早めの対処が、大がかりな修理を避ける一番の近道です。
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