水のコラム
お風呂の水漏れ箇所一覧。原因に応じた対処方法もご紹介
お風呂でよく発生するトラブルといえば、水漏れです。浴室内の蛇口やシャワー、浴槽などさまざまな場所で発生する可能性があります。
今回は、お風呂で水漏れが発生する箇所を一覧でお伝えします。原因に応じた対処方法も紹介しますので、水漏れでお困りの場合はぜひ参考にしてください。
お風呂の水漏れはどこから発生する?
お風呂で水漏れが発生しやすいのは、以下の4つの場所です。
●蛇口
●シャワー
●浴槽
●給湯器
このほかにも、床下や換気扇からの水漏れするケースもありますが、多くは上記4箇所で発生します。以下の表では、水漏れの発生箇所ごとに考えられる原因をご紹介します。
水漏れの発生箇所 | 考えられる原因 | 蛇口 | ・パッキンの劣化や破損 ・接続部のナットやボルトの緩み |
シャワー | ・ホースの劣化や破損 ・残留水 ・ヘッドのつまり |
浴槽 | ・ゴム栓の劣化 ・浴槽のひび割れや破損 |
給湯器 | ・内部のパーツの劣化や破損 ・接続部の緩み ・安全弁の故障 |
このなかでも、給湯器については、基本的に自分で対処するのはおすすめしません。給湯器は精密機械であり、パーツの劣化や接続部の緩み以外にも、電気系統の故障など専門技術がなければ対処できない原因もあります。そのため、給湯器で水漏れが発生した場合は、専門の水道修理業者などに任せるのが安心です。
以下では、給湯器以外の箇所から水漏れした場合について、原因に応じた対処方法をご紹介します。
蛇口からの水漏れの対処方法
蛇口の耐用年数は、メーカーやタイプによっても異なりますが、およそ10〜15年前後といわれています。この期間を大きく超えて使用していると、蛇口内部のパッキンの劣化や破損、接続部の緩みによって水漏れが発生することも。
接続部の緩みについては、レンチでナットやボルトを締め直すことで改善できます。蛇口からの水漏れを確認した場合は、まず接続部が緩んでいないか確認しましょう。
ナットやボルトの締め直しで改善しないようであれば、内部のパッキンが原因と考えられます。パッキンはホームセンターなどで販売されているため、以下の作業手順を参考に、新しいものへ交換してみましょう。
・蛇口のパッキンの交換方法
お風呂の蛇口にはいくつかパッキンが使用されていますが、なかでも水漏れリスクが高いのが、蛇口とシャワーホースを接続しているパッキンです。比較的簡単に交換できるため、蛇口の根元から水漏れしている場合は試してみましょう。
作業する際に用意するべき工具は、以下の4つです。
●モンキーレンチ
●ウォーターポンププライヤー
●プラス・マイナスドライバー
●ピンセット
作業の流れは下記の通りです。初めてでもそれほど難しくないため、工具を準備できる場合は試してみましょう。
1.蛇口の止水栓を閉める
2.蛇口とシャワーホースの接続部のナットをモンキーレンチで取り外す
3.ナットに取り付けられているパッキンを交換する
4.蛇口とシャワーホースを接続し、止水栓を開けて水漏れがないか確認する
シャワーからの水漏れの対処方法
シャワーから水漏れが発生した場合、ホースの劣化や破損が見られる場合は交換が必要です。ホームセンターなどで新しいシャワーホースを購入し、交換しましょう。
また、シャワーヘッドから水漏れしている場合は、吐水部分を上向きに置いて確認します。上向きに置いても水が漏れ出す場合は、内部のパーツやヘッドのつまりが原因です。反対に、水漏れが解消されるのであれば残留水が原因のため、ヘッドを取り外して内部の水の抜いておきましょう。
以下では、シャワーヘッドのつまりを防ぐ、お手入れ方法をご紹介します。
・シャワーヘッドのお手入れには歯ブラシを使おう
シャワーヘッドの内部には、水垢や石鹸カス、皮脂汚れなどが溜まっており、そのまま使い続けると水の流れを阻害して水漏れする可能性があります。それを防ぐためにも、シャワーヘッドは定期的にお手入れするのがおすすめです。
シャワーヘッドは基本的に分解できます。ホースとヘッドの接続部や、散水板の固定用のネジが使用されているため、ドライバーを使って分解しましょう。内部の汚れは中性洗剤と使い古した歯ブラシで掃除するのが効果的です。頑固な汚れがある場合は、クエン酸を溶かしたお湯に30分から1時間程度つけてから作業すると取り除きやすくなります。
浴槽からの水漏れの対処方法
お風呂では、浴槽自体から水漏れすることもあります。原因を突き止めるためには、浴槽内の栓をした状態で水がどの程度減るか確認しましょう。すべてなくなる場合は、ゴム栓や排水口が原因と考えられます。一定の水位まで減る場合は、浴槽のひび割れや破損が原因です。
ゴム栓が劣化しているのであれば、交換で改善できます。ホームセンターやメーカーの問い合わせ窓口に連絡し、浴槽に合ったものを購入しましょう。
浴槽のひび割れや破損が原因の場合は、本体の交換が必要になるケースがあります。自分で対応することは難しいため、水道修理業者に連絡するのが安心です。応急処置として、防水パテでひび割れ部分をふさいでおくのもおすすめです。
まとめ
弊社は、豊田市や半田市、常滑市など、愛知県内全域で水道トラブルを解決している、水道修理のプロです。お風呂の水漏れやトイレのつまりなど、どんなトラブルにも迅速に対応しますので、お困りの際はぜひお問い合わせください。