水のコラム

水が流れない!?下水のつまりを解消する方法についてまとめました!

2022年04月03日  水のトラブル


下水のつまってしまい困っている方はいないでしょうか。下水はさまざまな場所にあり、使用方法によってはいつでもつまりを起こす可能性があります。

そこで今回は、いくつかの場面に分けて下水がつまりを起こす原因、下水のつまりを自力で直す方法、下水のつまりを予防する方法、そして業者に依頼したときに発生する費用について詳しく解説します。この内容を参考につまりによる悩みを解消しましょう!

下水つまりが起こる原因は?

まずは最初に下水の詰まりが発生する原因について6つの状況に分類して解説します解説します。

まず1つ目に「キッチンから出るつまりの原因」です。キッチンでのつまりの原因として主なものは「「油汚れ」「洗剤かす」「食べかす」が挙げられます。ご存知の方も多いと思いますが、廃油は冷えて固まり下水を汚し、つまりを発生させます。油をたくさん使用した料理の後には、そのまま油を流さないようにしましょう。

続いて2つ目に「お風呂・洗面所からですつまりの原因」です。お風呂・洗面所では「髪の毛などの体毛」「石鹸かす」「皮脂汚れ」「ヘアピンなどの固形物」がつまりの原因として挙げられます。石鹸カスや皮脂汚れは雑菌が繁殖し、ヌメリが出てきてつまりの原因となってしまいます。

3つ目に「トイレから出るつまりの原因」です。トイレのつまりの原因はトイレットペーパーの流しすぎや本来トイレに流してはいけないものを流したなどが挙げられます。

トイレットペーパーのようにトイレに流してよいものが詰まった場合、時間の経過とともに基本的に解消します。しかし、おむつやスマホなどの異物が原因のつまりは、故障の原因となるので早期対処が必要です。

4つ目に「屋外の下水管がつまる原因」です。屋外に設置された下水管は、付近に木があるような場合に根っこが詰まってしまうことがあります。配管のつなぎ目が経年劣化などで水が漏れている場合には注意が必要です。木の根っこの水がある方向へ延びる性質から、排水管内部にまで伸びていってしまうこともあります。

5つ目に「建物の構造が原因のつまり」です。一軒家の排水管は水平方向に設置されていることがほとんどです。そのため、水の流れが緩やかになり、排水管に汚れが溜まりやすい状況になりがちです。

最後6つ目に「台風や大雨後に汚水・下水がつまる原因」です。台風や大雨の後に詰まる原因は、マンホールから流れ込んだ土砂が原因です。通常時はマンホールに流れますが、たまった土砂の影響で排水口から逆流する事態が発生します。このような状態では水の使用をなるべく避け、雨水が引くのを待ちましょう。

下水つまりを自分で直すには?

では下水のつまりを自分で直す方法はあるのでしょうか。
ここでは自力でつまりを直す方法を4つご紹介します。

1つ目に「真空式パイプクリーナーの使用」があります。一般的なラバーカップに比べて、圧力を加えることで吸引力が増すのが特徴です。インターネットショップやホームセンターなどで簡単に購入できます。

真空式パイプクリーナーの使用方法は、の発生部分の排水溝にフタや部品がついている場合にはすべて外しましょう。続いてレバーを押し下げた状態で排水口に密着させてレバーを引いてください。つまりが解消するまでレバーの上げ下げを繰り返しましょう。

続いて2つ目に「液体パイプクリーナーの使用」です。比較的軽いつまりのときには液体パイプクリーナーを使用してつまりを解消できます。液体パイプクリーナーはさまざまな濃度が存在していますが、つまり解消には2%以上、日常的な掃除には1%以上のものを使用するとよいでしょう。

使用方法としては、まずつまり発生部分の排水口にフタや部品がついている場合にはすべて外しましょう。そして排水口に直接パイプクリーナーを流し込み一定時間放置してください。その後、水で洗い流せば完了です。

続いて3つ目に「ワイヤーブラシの使用」です。ワイヤーブラシでつまり部分を削り取って解消することも可能です。しかし、汚れを完璧に落とすことが難しいので、一時的な応急処置として使用することをおすすめします。では使用方法です。

まず、つまり発生部分の排水口にフタや部品がついている場合にはすべて外しましょう。その後、ワイヤーブラシを差し込んで、つまりに到達したら回転させて削り取ってください。つまりが貫通したら水を流して終了です。

最後4つ目に「高圧洗浄機の使用」です。ひどいつまりでも解消できますが、使用方法が難しいので自信のない方は業者に依頼しましょう。では使用方法です。まずはつまり発生部分に通じる屋外の排水管に洗浄用パイプホースを50cm~1m程度流し込み洗浄しましょう。

そして徐々に水圧を挙げてゆっくり奥も洗浄しましょう。ヘドロ状の汚水が出なくなったら終了です。一度つまりの場所から水を流してみて問題なければつまりは解消されました。

下水つまりを予防する方法は?

では下水の詰まりを予防する方法を、3つの場面ごとにご紹介します。

■キッチン
キッチンのつまりは油汚れが原因となっていることが多いです。

そのため油が付いたフライパンはそのまま洗わずに、キッチンペーパーなどでふき取ってから洗うようにしましょう。

食品カスもたまると雑菌が繁殖しつまりの原因となるため、毎日捨てるなどゴミはこまめに捨てる習慣をつけましょう。続いて2つ目に「お風呂・洗面所のつまりの予防」です。つまりの原因となる髪の毛は非常に細かいため、ネットでキャッチしておくことがおすすめです。そして、少し溜まったらすぐに捨てるようにしましょう。

また、時間がないときには液体パイプクリーナーを流すだけでも一定の効果があります。汚れが溜まってしまう前に対処するようにしましょう。

最後3つ目に「トイレのつまり予防」です。大便やトイレットペーパーを使用したときには、大洗浄で流すようにしましょう。小洗浄は節水になりますが、水の量が少なくつまりの原因となります。また、トイレに流すものは流せる○○のみにしましょう。

トイレに流すことを想定していないようなものは、水に溶けなかったり水を吸ってしまったりして、ひどいつまりを起こすことがあります。必ず使用方法を守りましょう。

下水つまりの解消を業者に依頼する場合の費用は?

自分では直せない場合には専門業者に依頼するようにしましょう。

一例ですがそれぞれの状況別に費用をご紹介します。まず、屋外つまり除去の場合には合計27,500円、台所の水つまりの除去は33,000円、屋外の排水つまり除去は55,000円、屋外の配管つまり除去は65,000円、浴室の水つまり除去は96,800円となっています。

こちらの費用についてはあくまでも一例です。そのため依頼する業者やつまりの状況によって価格は変動します。詳しくは、依頼する前に業者の方に状況を確認してもらい見積もりをしてもらうとよいでしょう。

まとめ

今回は下水の詰まりを解消する方法について、それぞれの状況別の原因、自力でつまりを直す方法、下水の詰まりを予防する方法、業者依頼する際の費用について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

つまりの原因は発生する場所によって異なっていました。しかし、それぞれの原因を理解して予防することである程度は防ぐことができます。万が一つまりが発生してしまっても自力で解消できました。しかし、つまりがひどくどうしても直せないというときや直せる自信がないときには、これ以上ひどくなる前に専門業者に依頼して解消してもらいましょう!

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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