水のコラム

濁り水は飲んでも平気?あり得る症状と対策

2020年03月31日  水のトラブル


キッチンやお風呂などの水道から、濁った水が出ることがあります。水道水を飲用として活用している場合、濁り水は飲んでも平気なのか不安になる方も少なくありません。今回は、濁り水が発生する原因や、飲んだ際に考えられる影響、濁り水を解決する方法などをご紹介します。

濁り水が発生する原因

濁り水は、水道工事による断水や火災による消火栓の使用など、さまざまな原因から発生します。ここでは、濁り水の色や状態別に発生原因を考えます。

・赤い水が出たとき
水道水が赤く濁っている場合、本来であれば排泥管や消火栓から強制的に排出すべき赤水の一部が、家庭の給水管に流入したことが原因と考えられます。自宅周辺で水道工事による断水や火災により消火栓を使用した場合に発生しやすい傾向があります。水が赤くなっているのは、水道管に蓄積された鉄分やマンガン分が含まれているためです。

・白い水が出たとき
白い水が発生した場合は、水道管の中の圧力が急に変化したことが原因と考えられます。水道工事などを行った直後に発生することが多く、水に溶け込んだ空気が気泡となることで白く濁って見えるのです。また、給湯器を使用している場合は、水の急激な加熱によって水中に含まれる空気が気泡となりお湯が白く濁ることもあります。

・サビを含んだ水が出たとき
サビを含んだ水が発生した場合、水道管内のサビがはく離して流れ出たと考えられます。水道管は鉄で作られているため、どの家庭でも発生する可能性があります。とくに、水道の使い始めの時期などは発生するケースが多いようです。

・砂を含んだ水が出たとき
水道から砂を含んだ水が出た場合、水道工事による砂や泥の混入が原因と考えられます。本来、水道工事を行う場合は砂や泥の混入には細心の注意を払い、水道管の接続時には管内の洗浄を入念に行います。しかし、まれに砂や泥が混入してしまうことがあるのです。

水道管の亀裂部分から砂や泥が混入するケースも見られます。災害などによる断水があった場合に砂を含んだ水が出たのであれば、水道管内の亀裂が原因かもしれません。

・水道水からにおいがしたとき
水道水には、コレラ菌や赤痢菌、O-157などの病原性大腸菌を死滅させるために塩素が含まれています。塩素の注入は最小限に抑えられているものの、人によってはにおいが気になることもあるかもしれません。

濁り水は飲んでも基本、健康に影響なし

濁り水についての最大の心配は、飲んだ場合、健康に影響があるのかという点でしょう。基本的には、濁り水を飲んでも傾向に影響はありません。しかし、水の状態によっては安全性や対応策についてアナウンスしている自治体もあるようです。ここでは、濁り水の色や状態別の対応方法についてご紹介します。

・赤い水が出たとき
赤水の原因である鉄分やマンガン分は、本来人体にとって必要な成分です。そもそも、これらの成分は体内吸収率が悪く、濁り水を飲んでもほとんどがそのまま体外へ排出されます。そのため、赤水を飲むことでの健康被害の心配はないでしょう。洗濯物に赤水を使用する場合は、衣服が変色する可能性があるため注意が必要です。

とくに、透明なコップなどに水道水を移して赤みがはっきりと認識できる場合は、多くの鉄分やマンガン分を含んでいると考えられます。洗濯用だけでなく、気になる方は飲用も控えたほうが安心です。赤水をバケツなどに溜めておけば、植物への散水に使用できます。

・白い水が出たとき
白い水の原因は、水中に含まれる酸素や二酸化炭素などのため、飲用しても健康に影響はありません。時間の経過で白い水も出なくなるでしょう。

・サビを含んだ水が出たとき
サビは鉄分であるため、赤水が出た場合と同様、体内への吸収率は低くほとんどがそのまま体外へ排出されます。ただし、水道水をコップに移してサビがはっきりと認識できるのであれば、飲用は控えたほうが安心です。近年は、水道管の内面に樹脂を塗装しサビを防止しているものも普及しているため、不安であれば水道修理業者へ連絡し交換してもらうと良いでしょう。

・砂を含んだ水が出たとき
砂を含んだ水が出た場合、水道工事が原因であれば一時的なものであるため、しばらく水を流すと改善されます。水道管の亀裂が原因の場合は、長期間砂が流入すると考えられるため、水道管の調査や工事が必要です。しばらく水を流し続けても改善されないのであれば、自治体の水道局などに問い合わせましょう。

気になる人は浄水器の設置がおすすめ
前述の通り、濁り水は飲用しても健康に影響がないケースも多いですが、気になる方は浄水器を設置するのがおすすめです。飲用水の安全性を確保したいのであれば、蛇口に取り付けるタイプではなく、ポット式の浄水器を購入する方法もあります。浄水性能や使い勝手はメーカーごとに異なるため、比較検討したうえで導入してください。

まとめ

濁り水を飲んでも、基本的に健康への影響はありませんが、飲みたくないという方も多いでしょう。気になるのであれば、浄水器の設置や水道の修理などを行うと安心です。水道の修理に関しては、専門の水道修理業者へ依頼しましょう。

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