マンションのお風呂リフォーム業者の選び方や注意点は？

水のコラム

2022年10月06日お風呂

長年使用していると、お風呂もだんだん劣化してきて「新しいお風呂にしたいな。」と考えてしまいますよね。しかし、費用を思うとなかなか決められないのも現実です。

これからお風呂のリフォームを検討しようという方に、間違いのない業者選びのポイントなどをお伝えします。数多くある業者の中から決めていくには、決め手となる材料が必要です。

どんな業者を選べばよいか、費用を抑えるポイントはどこか、役立つ情報をお届けします。

1 マンションのお風呂のリフォーム費用
2 リフォームを安くするためのポイント
3 リフォーム業者を選ぶ際の注意点
4 お風呂のリフォームに役立つ制度
5 まとめ

マンションのお風呂のリフォーム費用

お風呂のリフォームを検討するときに、まず気になるのは費用ではないでしょうか。リフォームの費用はお風呂の大きさやグレードなどによっても大きく変わってきます。また業者によっても違いは大きいので、業者選びも慎重に行わなければなりません。

リフォームを依頼するためには、まず費用相場を知ることも大切です。マンションの場合はユニットバスが一般的なので、ここではユニットバスのリフォームの費用相場をお伝えしていきます。

新しいユニットバスを選ぶ際に、まずお風呂の大きさがあります。ユニットバスは規格品で、同じ商品でも異なるサイズが用意されている場合が多くあります。ワンサイズ大きくなると1,2万円程度価格が高くなると考えておきましょう。

またグレードの違いは費用にも大きな違いが出ます。グレードはデザインや材質によって、ベーシッククラス・ミドルクラス・トップクラスと分かれています。それぞれの価格は30万円～、50万円～、80万円～程度が目安となり、そこに工事費がおよそプラス20万円程度かかります。

より快適な浴室にするために、標準仕様に含まれるもの以外の機能を備えたい場合は、オプションとして追加することが可能です。備えたい機能にもよりますが、例えば換気暖房乾燥機は8万円～、ジェットバスは20万円～など高額となるものもあります。

そのほかにも、お風呂の状況によっては、床、天井、壁などの補修工事が必要となる場合もあります。業者に見積もりを依頼する際に現場調査をしてもらいますが、きちんとした調査と説明を受け、後から予想外の費用がかからないようにしっかりと確認することが大切です。

以上をふまえると、マンションのお風呂のリフォーム費用の相場は、50万円～150万円程度と言えます。最も多い価格帯は65万円～80万円、多くの場合が100万円以内のリフォームとなります。

リフォームを安くするためのポイント

せっかくリフォームするのですからなるべく理想どおりに、できれば少しでも安く抑えて実現させたいですよね。ですが、安さに囚われてリフォーム業者を決めてはいけません。

リフォームを成功させ、かつ費用を安く抑えるにはポイントがあります。誤った業者選びをしないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

見積は複数業者から取り比較する
2,3社からは見積を取るようにしましょう。複数業者から見積を取ることで、適正価格が分かります。安さだけで判断せず、信頼できるかどうかを見極めることが重要です。見積内容だけではなく、見積を取るまでの対応なども含め、さまざまな点から比較することをおすすめします。

見積を受け取ったら、内容を細かくチェックしましょう。面積、数量、合計金額など疑問があれば問い合わせて明確にしてください。また、工事一式と書かれている見積書には注意が必要です。きちんと工事内容を確認しなければ、後々トラブルの原因になる場合があります。

水回りのリフォームに強い業者を選ぶ
水回りのリフォームを専門にしている、実績豊富な業者は、独自の仕入れルートを持っている場合があります。材料費が無駄にかかることもないので、費用を抑えたリフォームが実現しやすくなるでしょう。

マンションのリフォームを得意とする業者にも同様のことが言えます。また、お住まいのマンションのリフォームを経験している業者であれば勝手もわかっているので、スムーズなリフォームが期待でき、安価な提案をしてくれるかもしれません。

地元の工務店もチェックしてみる
大手メーカーは確かに安心できますが、地元の工務店もチェックしてみると良いでしょう。評判が良く、実績のある工務店であれば、信頼もできる上、大手メーカーより安価である可能性が高いです。

着工間近の変更は避ける
リフォーム内容が決定した後の追加やキャンセルは、さらに費用がかかる場合が多いです。余分な費用をかけないためにも、事前の計画は話し合いを重ね、途中で変更することがないように進めて行きましょう。

予算をきちんと提示する
希望とかけ離れた予算では困りますが、きちんと予算を提示することも大切です。かけられる予算の範囲で、なるべく希望に近づけられるよう、業者に相談してみましょう。経験豊富な業者であれば、頭を捻ってアドバイスしてくれることも期待できます。

リフォーム業者を選ぶ際の注意点

納得いくリフォームを実現するためには、業者選びも慎重にしなければなりません。ここでは業者を選ぶ際の注意点についてお伝えします。どれも誤った業者選びをしないための重要なポイントです。信頼できる業者選びに役立ててください。

実績豊富な業者を選ぶ
こちらの要望に真摯に向き合ってくれるには実績や経験がものを言います。実績はホームページなどで確認できるので、必ず確認しておきましょう。

得意分野や特徴を打ち出している場合は、なお参考になります。ホームページで確認できない場合は、見積もりを依頼した際に質問してみることをおすすめします。

リフォームしてくれる範囲を確認する
各業者では、さまざまな格安パックを打ち出しています。内容が明確で信頼できればもちろん問題ありません。注意点としては、パックにどこまでの範囲のリフォームが含まれているのかをきちんと確認することです。

安易に決めてしまった後で、希望のリフォームは別料金、となってしまったら予算オーバーで計画が大きく狂ってしまいます。あやふやではなく、はっきりした範囲を事前に確認することが大切です。

アフターケアの充実度は重要事項
リフォーム後にトラブルが発生してしまうことは、たびたび起こるケースです。特に水漏れのトラブルは、階下に影響を与える可能性もあります。トラブルが生じた場合、対応してくれるかどうかはとても大きなポイントです。

中にはアフターケアを行なわない業者もあります。アフターケアの内容と適用期間は必ず確認すべき事項です。

適正価格であるか確認する
価格の相場を自分で調べるほかにも、複数業者から見積もりを取ることで、適正価格かどうかの判断材料になるでしょう。費用が相場より高い場合や安い場合は、理由を確認してみましょう。

お風呂のリフォームに役立つ制度

国や自治体などで行っているリフォーム補助金制度があります。自治体の制度は、各自治体で内容が異なるので、ホームページや窓口で確認してみてください。役立つ制度にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

バリアフリーリフォーム補助金
国が行っている制度と、各自治体が行っている２つのタイプの補助金制度です。
使用者が何らかの障害を持っていることが前提となります。使用者に必要と認められるリフォームが補助金制度の対象となります。

介護保険
国が行っている介護保険が条件によって適用されます。適用条件は、介助および介護認定を受けた人が居住していることです。手すりの取り付や、浴室や浴室周辺の床の張り替え、間口を広げる工事などが対象となります。

補助の上限は20万円ですが、普段の介助サービスとは別として扱われます。工事をしたからといって、生活上の介助サービスが受けられなくなることはありません。

リフォーム減税
さまざまなリフォームに対して適用される制度です。この制度の注意点は確定申告しなければ適用されないという点です。施工したリフォームの工事費を翌年の確定申告で申告すると、所得税や固定資産税などが減税となります。所得税と固定資産税の減税額は異なりますので、調べておくと良いでしょう。

また、リフォームローンや住宅ローンの返済中にリフォームを行なった場合でも適用されます。