水のコラム

トイレの修理や交換にはどんな注意が必要?

2022年10月15日  トイレのトラブル


トイレは毎日使用するものでありながら、いざ故障すると自分で修理できないことが多いです。突然起こった詰まりや水漏れに、困ってしまうでしょう。そのような時、専門の業者さんが修理や交換をしてくれるのは助かりますよね。

修理や交換にはどんな注意が必要なのか、また費用がどれくらいかかるのか、気になるポイントを紹介していきます。

トイレの修理を行うタイミングは?

トイレのトラブルはさまざまな種類があります。小さなものから大きなものまで、ご自身で対応可能な範囲であればセルフケアで済ませたいものです。

では、トイレの修理や交換を行うタイミングはいつごろなのでしょうか?

便座などの部品が故障している場合
トイレの修理や交換を行うタイミングとして最もわかりやすいのが、便器や便座・シャワートイレなどの一部が故障してしまった時です。

たとえば、便器の一部にヒビが入ってしまった場合、水漏れの可能性があるのですぐに修理や交換が必要になります。今は何も起こっていなくても水漏れを起こした後では遅いので、いち早く業者に頼む必要があるでしょう。

また、いつもと違う音が鳴っている、水を流しても異臭がする場合は、目に見えない部分が故障している可能性があります。そういった場合も、早めに業者に頼むことをおすすめします。

老朽化しトラブルが発生した場合
長期間利用し老朽化している場合、配管の詰まりや水漏れといったトラブルが発生します。このようなトラブルは自分で対処することはできないため、修理や交換を業者に頼むことになるでしょう。

トラブルが起こっていなくても老朽化を感じている場合は、実際にトラブルが起こる前に買い替え等を検討するようにしましょう。

使用中に違和感がある場合
前述した故障やトラブルが起こっていなくても、使用中に違和感がある場合は修理や交換を行うタイミングといえます。

たとえば、便器の中の汚れがこびり付き自分では取り除くことができない場合や、便座が若干ずれていて座りづらいという場合です。

日々使用する中で少しでもおかしいと思ったらは、大きなトラブルが起こる前に修理や交換を検討したほうがいいでしょう。

また、現在は多くの高機能トイレが出回っているため、今使用している便座から買い替えたいと感じた時も買い替える時期として挙げられます。

トイレの修理や交換の費用はどれくらい?

トイレの修理や交換は頻繁に行うものではないので、どれくらいの費用がかかるのかわからない人も多いでしょう。

わからないからといって、相場を確認しないまま1つの業者で決めてしまうのは良くありません。なかには、修理費を水増ししていたり、説明もなく追加料金を請求してくる業者もいるからです。

業者を選ぶ際には、複数の業者で見積もりを取って費用を比較しましょう。トラブルの状況によっては一刻を争う場合もあり、複数社の見積もりを待っていられない人もいます。しかし、多くの業者が電話で大体の費用を教えてくれるので、焦らずに業者を選定しましょう。

では、実際にトイレの修理や交換にどれくらいの費用がかかるのか、相場をご紹介します。

水が流れなくなった時の修理
トイレの水が流れなくなってしまった場合、修理を行うのはタンク内です。タンクの中の部品を交換することで、トラブルを改善します。

・部品交換(タンク内部)、タンク着脱なし:6,000〜10,000円(税込)
・部品交換(タンク内部)、タンク着脱あり:11,000〜30,000円(税込)

水が漏れてきた時の修理
水漏れがあまりひどくなければ、調整作業やパッキンの交換のみで対処することができます。しかし、ウォシュレットから水漏れしていて、買い替えないとどうにもならない場合は、さらに費用がかかります。

・調整作業、トイレのパッキン交換:6,000〜15,000円(税込)
・ウォシュレットの水漏れ、買い替え:8,000〜16,000円(税込)

別途、ウォシュレット本体の購入が必要な場合は、追加で費用がかかります。

水が止まらない時の修理
水が止まらない時は、水が流れなくなった時と同様にタンク内部の部品を交換することで改善します。しかし、老朽化したトイレタンクの場合は交換できる部品がなく、トイレタンクごと交換しなければならない場合もあります。

・部品交換(タンク内部)、タンク着脱なし:6,000〜10,000円(税込)
・部品交換(タンク内部)、タンク着脱あり:11,000〜30,000円(税込)

トイレの便器を交換する場合
トイレを購入してから10年以上経過していて、上記のようなトラブルが発生した場合は、トイレの便器ごと交換することも検討しましょう。

便座や便器は、そもそもの種類や機能性によって金額が変わるため、費用を断定しづらいです。しかし、どの便器においても工事費用はあまり変わりません。

・便器交換工事費用:20,000〜30,000円(税込)

トイレの修理や交換を行う際の注意点は?

トイレの詰まりや水漏れに対応してくれる業者は多く存在します。多くの業者が24時間いつでも対応してくれるので、突然起こったトラブルもすぐに駆けつけてくれて安心です。

しかし、修理や交換を行う際に注意しなければならない点が2点あります。

まず1点目は、賃貸物件である場合契約書を確認した方がいい、ということです。

賃貸マンションなどの場合、トイレの修理等の費用を物件の管理者が負担してくれる場合があります。そのような場合、契約時に交わした契約書に記載があるはずなので確認してみましょう。

また、壁に穴を開けなければならない、などの工事が必要となった際に、賃貸物件の場合は勝手に工事を行うことはできません。すぐに判断せず、一度契約内容を確認したうえで行うようにしましょう。

2点目に注意するポイントは、料金の高さです。

24時間いつでも頼めるというメリットの反面、夜間に頼むと追加料金が発生する場合があります。緊急性が高い時は気にしていられない可能性もありますが、すぐに注文するのではなく見積もりで金額を確認してから判断するようにしましょう。

3点目に注意するポイントは、業者の選定です。

業者の中には、稀に悪質な業者が存在します。具体的な被害として、注文した施工内容とは関係ない工事をおこない追加料金を請求したり、工事が雑でトラブルが解消しない、などがあります。

少しでも違和感を感じた場合は、支払いをする前に解約するようにしましょう。万が一業者に引き留められた場合は、無理に解決しようとせずに消費者センターに相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、トイレの修理や交換についてご紹介していきました。

同じ住宅で一回あるかないかのことですが、トイレの故障はいつ起こってもおかしくありません。水が溢れてきた、便器の一部が破損した、などのわかりやすいトラブルが無ければ修理や交換のタイミングは難しいでしょう。記事の中で紹介した修理のタイミングを参考にして、業者に依頼することを検討してみてください。

また、トイレを一式交換する場合、数十万という費用が発生すると見込まれます。全て交換した後に、トイレが狭くなってしまったり失敗するリスクもあるので、必ず事前に採寸した上で購入するようにしましょう。

トイレの修理や交換で後悔しないために、あらかじめ複数の業者で見積もりを取った上で慎重に依頼するようにしてくださいね。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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