水のコラム

怖い冬の感染症!「トイレ掃除」「公衆ウォシュレットは使わない」で予防を

2020年02月28日  水回りお掃除

冬場はインフルエンザやノロウイルスなど感染症が猛威を振るうシーズン。これらの感染症から身を守るには、効果的な予防方法をあらかじめ熟知しておくことが大切です。

今回は、ノロウイルス予防に有効なトイレ掃除の方法や使用方法などについてご説明します。トイレは毎日欠かさず利用する設備だけに、予防を万全にしてガードを固めましょう。

ノロウイルス予防で重要なトイレの使い方

トイレは日常生活で欠かせない設備であると同時に、さまざまな病原菌やウイルスがはびこる温床でもあります。とくに感染力の強いノロウイルスはトイレでの感染率が高く、使い方やクリーニングの面で十分な予防対策が求められます。

人体に入り込んだノロウイルスは腸内で増殖。胃の運動神経を低下させ、激しい嘔吐や下痢、腹痛を引き起こします。ウイルスは吐しゃ物や便の中に混じって排出されるため、感染者が使用したトイレ内には大量のノロウイルスの存在が考えられます。感染しても発症するとは限らず、無自覚のうちに感染源となる点に注意が必要です。

ノロウイルスの特徴として、非常に感染力が強い点が挙げられます。トイレットペーパー10枚重ねで使用した手指にウイルスが検出された例もあるくらいです。便器周りやレバー、トイレットペーパー、ドアノブなど、ウイルスの潜伏場所はトイレ内のいたるところに広がっていると考えてよいでしょう。このような点から、トイレでの手洗いや洗浄、使い方が重要となります。

「トイレをきれいに保つ」は基本!

ノロウイルス対策を踏まえ、冬のトイレ掃除はとくに入念に実施します。正しい掃除の手順や方法、道具の洗い方を念頭に行うことが大切です。

トイレ掃除は次の手順で行ってください。

1. 床・壁のホコリ取り
2. 便器の洗浄
3. 除菌

・ホコリ取り
トイレ内のホコリには大量の細菌が潜んでいます。ホコリのある状態で便器掃除をはじめると感染リスクを高めるため、必ず室内のホコリ取りからはじめてください。

ホコリ取りでは、「スクイージー」と呼ばれる水切りワイパーの使用がおすすめです。壁や床に付着したホコリをまんべんなく排除できます。手順としては壁の奥から手前へ、次に床の奥から手前、四辺、便器との接地面という順にスクイージーをかけていきましょう。

・便器の洗浄
まずは濡れぞうきんで便器のホコリを拭き取りましょう。この際、ウイルスが舞い上がらないように上から下にかけて拭くのがポイントです。タンクや便座の蓋なども高い位置から拭きあげてください。

次に、塩素系漂白剤を便器内に散布します。十分に浸透させるため1分程度置いてください。便器のフタも同様、洗剤を塗布してウイルスを死滅させましょう。

・除菌
最後に除菌シートで便器、トイレットペーパーホルダー、ドアノブ、ウォシュレットの操作パネルなどを消毒。このとき掃除道具もきれいに除菌しましょう。ビニール袋は安全なかたちで処分してください。

トイレ使用時はここに注意!

ノロウイルス予防では、トイレの使い方や手洗い方法も大切です。以下、ポイントをご説明します。

・トイレ使用時はマスクと腕まくり
マスクにはホコリをガードする役目があります。ホコリに乗って四散するノロウイルスの特徴を考え、トイレ使用時は常にマスクで口や鼻をガードしましょう。

また、排泄時やとトイレットペーパー使用時では、袖口へのウイルス付着リスクが高まります。そのため、腕まくりした状態でトイレに入室することをおすすめします。

・便座や便器のフタ裏をウェットティッシュで拭き取る
便座や便器のフタ裏などもノロウイルスが付着しやすいポイントです。使用後は便座クリーナーやウェットティッシュなどを使って無菌に近い状態にしましょう。

・手洗いは石鹸でしっかりと!
ウイルスを完全に近いかたちで除去するには、石鹸手洗いがおすすめです。手のひらから指の間にかけて丁寧に石鹸をつけてください。手をまんべんなく洗った後は石鹸が落ちるまで水洗いします。最後にペーパータオルで水気を残さず拭き取りましょう。くれぐれも手を振って水気をまき散らすのは避けてください。手に残ったウイルスが飛び散る恐れがあります。

公衆ウォシュレットで感染の危険も?

公衆ウォシュレットトイレの便器周りは、ウイルス潜伏を疑ったほうがよいかもしれません。温水シャワーの勢いで便中のウイルスが便座や便器、シャワーノズルにかけて飛び散っている可能性があるからです。シャワー水の設定が「強」であれば、なおさら飛散リスクを高めます。不特定多数の人が利用する公衆トイレはどのような使い方がされたか分からないこともあり、使用を控えたほうが安心です。

まとめ

ノロウイルスは強力な感染力を持つ病原菌です。とくにトイレが感染源となるケースが多いため、トイレ掃除と予防を心がけた使用方法が大切。できればトイレ掃除は使用後に1回、便器や床の洗浄を心がけてください。トイレの使用や掃除、手洗いを完璧にこなすことでノロウイルスは予防できます。

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