水道の元栓が固いときはどうする？対処方法をご紹介！ -あいち水道職人 -愛知県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水漏れが発生したとき、元栓を閉めたほうが良いと聞いたことはありませんか。しかし元栓をしばらく放置していると、固くなることがあります。

固くなった元栓を無理に開閉すると大事故につながる可能性もあります。そこで今回の記事では、元栓が固くて回らないときの対処法や、トラブルを事前に防ぐ方法をご紹介します。必要な知識を身に着け、対処を行いましょう。

水道の元栓が固いときの対処方法は？

元栓とは、住居全体の水量を調整する水栓のことをいいます。住居に流れるすべての水を止めたり、流れるようにしたりすることができます。

止水栓は、蛇口なら蛇口のみの特定の箇所で水を調節することができるものです。シンクや独立洗面台などの蛇口の水漏れは、蛇口の止水栓を止めるだけで作業が可能です。

止水栓だけであっても蛇口などの修理では基本的に問題ありませんが、水漏れが激しい場合などは元栓から閉めると良いでしょう。

固いからといって力を入れて無理に回すことは避けましょう。ご紹介する方法は、軽く触ってみて回らない場合に試してみてください。

元栓を開けるときは、反時計回りに回します。逆に閉めるときは時計回りに回します。普段は開けていることが多いと思うので、水漏れなどのトラブルで閉める場合は時計回りに回すことになります。

1つ目にご紹介するのは、潤滑油を使う方法です。水道の元栓に潤滑油を注ぎ、時間を空けてからハンドルを回すことで回る可能性があります。手で回すことが難しい場合はモンキーレンチなどを使用すると、回すことができるかもしれません。

2つ目は、さび落としを使用する方法です。さび付いていることが目に見えてわかる場合は、潤滑油ではなくさび落としを使用したほうが良いでしょう。潤滑油同様に少し時間をあけてからハンドルを回してみてください。

潤滑油やさび落としは、どちらも1000円ほどで購入できます。金銭的な負担も少なく済むでしょう。もし2つの方法でハンドルが回らなかった場合、老朽化が進んでいる場合があります。

誤って元栓を損傷させれば、水が止まらなくなるといった大事故になる可能性もあるため、力を入れて回すことは控えましょう。
災害が発生した緊急時や蛇口などの水漏れの際に元栓を触ることはあると思いますが、頻繁に元栓を触ることは少ないのではないでしょうか。ゆえに、トラブルがあり久々に確認すると、回らないといったケースが発生するのです。

固くなる根本的な原因は、主にさびつきや異物が付着していること、内側に備え付けられたパッキンの経年劣化です。ほかにもナットが変形し、固まってしまうこともあります。外から原因を判断することは難しいですが、原因に基づいた対処が必要です。

一軒家などの住宅の場合は、玄関の近く、もしくは庭などに設置することが一般的です。また、四角く青い蓋を開けるとハンドルが中に入っています。

一方でアパートやマンションなどの集合住宅の場合は、玄関横の扉にメーターボックスが設置してあり、その中にあることが多いです。

自分の住居と隣人の住居の元栓が一緒に入っている可能性が高く、触る際は事前に自分の住居であることを確認してから作業を行いましょう。元栓は手で回せる蛇口式とバルブ式の2種類があり、バルブ式は開けるときに便利な開栓バルブがあると手間が省けるはずです。

実際に自宅の場所はどこなのか、蛇口式とバルブ式のどちらであるか把握しておきましょう。手で回せる場合は、ゴム手袋などをしてから触ると、さびや汚れで手が汚れる心配がないのでおすすめです。

また、回すことができても元栓から蛇口までの配管には水が残っています。そのため、元栓を閉めた後も多少は水が流れるでしょう。

ホースを使用したときに、ホースの内部に水が残っていることをイメージすると分かりやすいと思います。ホースの中の水が配管に変わるだけです。

元栓を閉めたあとは、水が流れていても少し時間が立つまで様子をみて、時間が経ってから水が止まっているかどうか確認してください。

もし、対処法を試すことが難しい場合は、水道局に電話して指示を仰ぐことも良いでしょう。修理は基本的に業者に依頼する必要があります。

水道の元栓のトラブルを事前に防ぐには

業者に依頼して修理するとなると、当然費用がかかります。思わぬ臨時出費を避けるためにも、ここでは事前に防ぐ方法を2つご紹介します。

基本的に元栓を触ることは多くないかもしれませんが、ゴムパッキンなどは10年程度で劣化するものです。

1つ目は、元栓が回るかどうかは定期的に確認することです。気づいた時には固まっているといった状況を防ぐことに効果的です。対策として具体的には長期間自宅を留守にする際に、回るかどうか確認するといったルールをつけたりすることがおすすめです。特段の日付を設定する必要がなく、かつ1年間に数回確認することができるはずです。

2つ目が、常に全開に開けきった状態にはせず、少しだけ戻しておく方法です。少しだけ戻すことで、次に開くときに固くて回らないといった状況を防ぐことができます。目安としては5分の1回転です。少し手前に戻しておくことにより、固まることを防ぎます。

全開もしくは全閉で使用するような仕組みである元栓は、中途半端に半分だけ開けたり、半分だけ閉めたりすると、故障する可能性が高まってしまいます。あくまでも5分の1という少しだけ閉めた状態にすることがコツです。

慣れれば無意識にできるようになると思うので、最初のうちは確認する際に癖付けできるようにやってみましょう。

水道の元栓は自分で修理することはできる？

結論から言うと、水道の元栓は自分で修理することは事実上不可能です。自分自身によって修理できない理由は、水道の所有区分と管理区分にあります。所有区分はだれの持ち物であるか、管理区分は誰が管理するのかという意味です。

上下水道は公共の施設であり、管理区分が所有区分と異なります。水漏れなどで想像しやすい家庭の蛇口は、使用者の管理区分であるため、自分で修理することが可能です。

しかし、水道の元栓は、水道の事業者や市区町村などの各自治体が管理しています。そのため自分で修理をしてはいけない決まりになっています。つまり、自分で修理できないため、できる限り早急に市区長村の自治体などに連絡する必要があるということです。

水道の元栓のトラブルは業者に依頼しよう

先述したように水道の元栓は、管理者が事業者や自治体のため、自分で修理することができません。つまり、業者への依頼が事実上必須になります。急な水漏れトラブルで、蛇口などに問題がなさそうなとき。元栓が原因かどうかは、はっきりとわかりません。

実際に水道の元栓を回してみたくても固くて回らない場合は、業者を呼ぶことで、修理してくれることもあります。また、水漏れの原因を同時に相談することもできます。かつ水漏れの修理を依頼することもできるので、根本的なトラブルの解消にもつながるでしょう。

まとめ

今回は水道の元栓が固いとき、回らない場合の対処法や事前に防ぐ方法をご紹介しました。定期的に元栓を確認や、元栓を5分の1程度閉めておくことで固くて回らないといったトラブルを事前に防ぐことができます。

トラブルは自分で解決できないことが多いため、できる限り早急に業者に相談するようにしましょう。業者を選ぶ際には複数の業者を比較検討し、特に水道の指定業者の認定を受けている業者を選ぶと安心です。ぜひ参考にしてみてください。