水のコラム

お風呂掃除は定期的に!お手入れのポイント

2019年01月30日  つまりのトラブル

お風呂場は、定期的な掃除で清潔な状態を保てます。しかし忙しい日々のなかでは、浴室清掃にあまり時間をかけられないかもしれません。どこを重点的にきれいにすればよいか分かると、毎日であっても短時間のうちに作業を済ませられるでしょう。

そこで今回は、とくに汚れやすい排水口まわりを中心に浴室のお手入れ方法を解説します。

浴室のお手入れポイント

浴室掃除の主な目的は、汚れ落としとカビ対策です。基本的なポイントとしては、入浴後に時間をかけずお手入れすることが挙げられます。

・浴槽は毎日洗うのが理想
浴槽は、できるだけ毎日欠かさず洗いたい場所です。最後に入浴した人が、その日の掃除当番を担当します。せっかく温めた体を冷やさないためにも、掃除は簡単でかまいません。

最初は、熱いシャワーで汚れを洗い流します。その後、冷たいシャワーをかけるとカビ防止になります。中性洗剤をつけてこすり洗いし、水で流したら終了です。

その際、柔らかい布かスポンジでやさしく洗うと浴槽を傷めません。

・浴室全体もシャワーで洗うと清潔
浴室全体も、使用後すぐにシャワーで洗っておくと清潔に保てます。浴槽と同じく、汚れ落としには熱いお湯が効果的です。ただし、そのままではカビが発生しやすくなるので冷たい水をかけて浴室内の温度を下げましょう。

時間があれば水道部分をよく絞った柔らかい布で拭き取り、鏡やドアはから拭きして仕上げます。浴槽以外は、毎日の掃除でとくに洗剤を使わなくても問題ありません。

・カビ対策のポイント
カビ対策のポイントは、「浴室の温度を下げる」「浴室の湿度を下げる」「カビの栄養分を残さない」の3点です。

上述のとおり、浴室の温度は冷たいシャワーで下げられますが、湿度を下げるためには換気が不可欠です。最後に入浴した後は、窓を開けるか換気扇を回して2時間くらいは空気を入れ替えます。また石けんカスや湯あかはカビの栄養分になるため、しっかり洗い流しておきましょう。

排水口もきれいにしてつまりを防ぐ

排水口は、汚れたまま放置すると水がつまり、悪臭や水漏れにつながります。そのため定期的なお手入れは欠かせません。

・つまりの原因
お風呂場の排水口をつまらせるものは、髪の毛・皮脂汚れ・石けんカスなどです。人の髪の毛は毎日50~100本くらいは抜けるといわれており、シャンプーしたときに一定量が排水口へと流れ込みます。

また入浴時に石けんで体をきれいに洗えば、皮脂汚れや石けんカスも同じく排水口に運ばれます。これらを取り除かなければ、やがて排水口はつまってしまうわけです。各種の汚れを栄養分としてカビが増殖すれば、浴室環境の悪化につながります。

・排水口の基本構造
排水口は、臭いの逆流や虫の侵入を防ぐための排水トラップや封水筒が設置されています。基本的な設置状況は、上から排水口のフタ、次はゴミを受け止める目皿と受け皿のセット(ヘアキャッチャー)、その下に排水トラップ(封水筒)という構成です。

排水トラップはコップを逆さにしたような形状、封水筒は筒状を呈しています。いずれの部品も分解作業は大して難しくないので、比較的に細かいところまで掃除が可能です。

・お掃除方法
掃除の際は、ゴム手袋・浴室用中性洗剤・歯ブラシ・スポンジを用意すれば十分でしょう。まずフタを外し、目皿やヘアキャッチャーにたまった髪の毛やゴミを取り除いたら各部品を分解します。全体は中性洗剤をつけたスポンジで、細部は歯ブラシで洗います。排水口の内部まで汚れを落としたら水で洗剤を洗い流し、各部品を元に戻して作業完了です。

掃除の前に準備したいアイテム

掃除道具のなかには、浴室用として適さないものもあります。必須アイテムと一緒に覚えておくと浴室内を傷つけずに済み、汚れもつきにくくなるでしょう。

・必須アイテム
浴室掃除の必須アイテムは、柔らかい布・スポンジ・浴室用中性洗剤です。これらを使ってやさしく洗えば、浴槽やドア・鏡・水道だけでなく排水口や天井・壁・床の表面も傷める心配がありません。また洗剤を使った水作業になるので、ゴム手袋もあると手が守られ安心です。

清掃場所や汚れの種類によっては、ぞうきん・歯ブラシ・キッチンペーパー・カビ取り剤が活躍します。ぞうきんは、水拭きとから拭きともにあると便利です。歯ブラシは、細部だけでなく落ちにくい汚れに力を発揮します。キッチンペーパーは、汚れのうえに敷き、そこに洗剤を吹きかけると効果的です。しつこいカビには、専用のカビ取り剤が欠かせません。

・使用に適さないアイテム
浴室掃除に適さないアイテムの代表例は、タワシ・ブラシ・一般的なクレンザー・漂白剤です。浴室は多くの部材が樹脂製のためタワシやブラシでこすると簡単に傷がつき、そこに汚れもたまりやすくなります。

クリームクレンザーは浴室用であれがば使えますが、その場合もこすり過ぎは禁物です。スポンジも、固い繊維で編まれたタワシの面は避けましょう。

・その他の注意点
天井は、清掃時にあまり強く押すと変形や損傷を招きます。不用意に水をかけると照明器具や換気扇が故障する可能性もあるため注意が必要です。照明器具を洗うときは、スイッチを入れたまま水を使うと感電のリスクがあります。作業中は、電源を切っておいたほうが安全です。

お風呂場は、使用すれば室内温度と湿度ともに高くなります。汚れやカビがつきやすい場所のため、こまめなお手入れが大切です。毎日、軽く掃除したうえで換気も心がければ一定の効果を見込めます。

とくに排水口は汚れがたまりやすく、日々の掃除以外でも定期的に念入りなお手入れが欠かせません。これらのメンテナンスを実践して、ぜひ快適なお風呂タイムを過ごしてください。

しかし、いくらお手入れをしていてもつまりなどの水トラブルは起こってしまう場合があります。お困りの際は水道職人が24時間対応していますので、お気軽にご連絡ください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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