水のコラム

上の階から水漏れ?マンションの水漏れの原因と対処法について解説

2022年12月24日  水漏れトラブル

マンションに住んでいると「上の階から水が漏れてくる」といった問題に遭遇するときがあります。

また逆に、自分の部屋で水漏れが発生してしまい下の階の住人とトラブルになってしまうという場合もあります。

予備知識を持たずにこのような水漏れに関するトラブルに遭遇してしまうと、誤った対応をとってしまいがちです。そして、誤った対応をとってしまうと状況はさらに悪化してしまいます。

そこでこの記事では、水漏れトラブルに直面している方が誤った対応を取らないよう、水漏れの原因と対象法について紹介していきます。

水漏れの原因

水漏れの対処を正しく行うためには、水漏れの原因が何であるのかをきちんと理解する必要があります。

水漏れの原因をしっかり把握できると、その後にどのような対応を取るべきかが自然と見えてくるでしょう。

そこでこのトピックでは、水漏れの主な原因について紹介していきます。

入居者による人為的ミス
1つ目の原因は入居者による人為的ミスです。入居者のちょっとした不注意が原因で水漏れが発生してしまうというケースは非常によく見られます。

実際に多くの人がやってしまいがちなミスで、ベランダで水を出しっぱなしにしてしまい下の階のベランダにまで水が漏れてしまった場合などが例として挙げられます。

その他にも、トイレや洗面所の排水管がつまってしまい汚水があふれ出してしまうといったケースも確認されています。

誰にでも起こりうるミスであるため、日頃からの注意が必要だと言えるでしょう。

設備の老朽化や破損
2つ目は設備の老朽化や破損による水漏れです。排水管のひび割れによる水漏れや外壁のひび割れによる雨漏りなど要因はさまざまです。

そして、このケースでの水漏れは原因の特定が遅れやすい傾向にあります。というのも、排水管の全体を把握するのが構造上難しかったり、目に見えない部分の施工不良によって水漏れが発生したりしているからです。

そのため、もし人為的なミスがないのに水漏れが見られると感じた場合は、管理会社や施工業者に直ちに連絡するとよいでしょう。

水漏れが起きたときにやるべきこと

水漏れに気付いてもどのように対処すればよいか分からず、困ってしまうこともあるでしょう。

また自分なりになんとか対応しようとしても、その対応が誤っていると被害を拡大させてしまう場合もあります。

そこでこのトピックでは、水漏れが起きたときにやるべきことについて紹介していきます。

発生場所と原因の特定
まず始めに、発生場所と原因の特定を行いましょう。というのも、発生場所や原因によって取るべきアプローチが変わってくるからです。

ベランダで水を出しっぱなしにしている場合はすぐに水の元栓を閉める必要がありますし、トイレや洗面所がつまって水があふれているときには排水管のつまりを解消する必要があります。

水漏れを発見したときはびっくりしてあたふたしてしまいがちですが、そんなときこそ気持ちを落ち着けてしっかりと発生場所と原因の特定を行いましょう。

管理会社へ連絡
水漏れの原因と発生場所を確認して応急処置をしたら、次は管理会社へ連絡しましょう。

もし設備の老朽化が原因で水漏れが起きていても、場合によっては管理会社が修繕費用を負担してくれるケースもあるため、必ず連絡を入れましょう。

また、自己対応でなんとかなると思ったときも必ず連絡しましょう。特に水漏れが起きて他の住人に迷惑をかけた場合は、当人同士で解決しようとしてもうまくいかないことが多いです。

そのため、管理員や管理会社といった第三者を間に入れて対処するのがおすすめと言えます。

水道・電気会社へ連絡
管理会社へ連絡したらその後は水道・電気会社へ連絡しましょう。水漏れの原因やその他に水漏れがないかの確認と漏電の有無のチェックを行ってくれるため、二次災害の予防につながります。

また、この際に調査及び診断結果の書面をしっかりと受け取っておきましょう。管理会社に負担金の申請を行う際に交渉を有利に進められます。

なお、損害保険に加入している場合は保険会社への連絡も忘れずに行いましょう。加入内容によっては水漏れによる被害額を保険でカバーできるため、この点は留意しておくとよいです。

水漏れの責任の所在はどこ?

水漏れの問題は原因の特定と対処だけでは終わりません。

これらの処置が終わったらその次に責任の所在をはっきりとさせて、その責任がある方が損害への補償や賠償を行う必要があります。

そこで、このトピックでは水漏れの責任の所在について解説します。

水漏れの発生場所
水漏れの発生場所によって責任の所在は変わってきます。例えば、設備の老朽化や故障で水漏れが発生した際は、問題が発生した箇所が専有部か共用部かで責任の所在が変わります。

この場合、問題の発生箇所が専有部にあるときはその責任は部屋の所有者にあるとされます。逆に共用部に問題がある場合はマンションの管理会社などに責任が生じるとされています。

このように水漏れの発生場所によって誰に責任が生じるかが明確に分かれているため、水漏れを発見した際はその発生箇所がどういう場所にあたるかをチェックしておきましょう。

水漏れの原因
水漏れの原因によっても責任の所在は変わってくるでしょう。例えば、上の階から水漏れが発生した場合、それが上の階の住人の故意や過失によるものであれば、その責任はその住人にあるとされます。

また、業者による施工ミスで水漏れが発生した場合はその業者に責任が発生します。

そのため、上の階から水漏れが発生して被害に遭ったとしても、上の階の人のせいだと決めつけずに冷静に状況を分析して問題解決にあたりましょう。

水漏れによる損害の補償はどうなる?

水漏れによる損害の補償は責任者とされる者が負担することになります。

そのため、責任の所在によって施工業者が補償する場合と管理組合が補償する場合に分かれます。

施工業者が補償する場合
施工業者が補償する場合は、発生した水漏れの原因が施工業者による施工ミスにあると判断されたときになります。

なお、水漏れが施工ミスによるものかどうかの判断は個人では難しいため、水道会社や電気会社に原因をしっかりと調査してもらって客観的な判断をあおぎましょう。

また、調査が終わった後には診断書などの書類を必ずもらいましょう。

管理組合が補償する場合
管理組合が補償する場合は、共用部に水漏れの原因が発生したときに限られます。

したがって、水漏れが発生した際にはそれが専有部で発生したのか、それとも共用部で派生したのかを確認する必要があります。

また、水漏れが発生した場合は直ちに管理会社に連絡しましょう。

というのも、仮に共用部で水漏れが発生していたとしても、連絡を怠って水漏れをしばらく放置してしまうと、管理会社とトラブルになりかねないからです。

この点については注意しておきましょう。

下の階に被害をかけてしまったときは

自宅の水漏れによって下の階の住人に被害を与えてしまった場合は、補償や賠償をするのはもちろん、謝罪についてもきちんと行いましょう。

問題が発生した後に真摯な対応を行うことで、もし損害賠償をしなければならなくなった場合でも賠償手続きを容易に進められるようになります。

また、自分自身で全てを対応しようとするのではなく、管理会社や保険会社と今後の進め方を相談しながら対応をするのも一つの手です。

まとめ
マンションの水漏れ事故は誰にでも起こり得る事故です。

そのため、他人事だと思わずに水漏れの原因やその対処法についてきちんと理解しておく必要があります。

また、現段階で水漏れ事故に直面している方は慌てずに冷静に原因を特定した上で速やかに問題解決に動きましょう。

なお、もし個人での問題解決が難しい場合には専門の業者に修理を依頼しましょう。

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