水のコラム
地震で水が使えない!断水時に化粧を落とす方法をご紹介【矢野】
こんにちは、水道職人の矢野です。
現代を生きる女性の過半数は、日常的に化粧をしていると思います。
また美容男子という言葉があるように、近年では美意識が高い男性も化粧をしている人がいらっしゃいます。
化粧の基本は寝る前に落とすことが必須となっていますが、地震などの災害が起こると断水や避難の関係で、化粧が落とせずに困ることがあるでしょう。
また地震などの災害の期間中に化粧や日焼け止めの塗布をする必要があるとき、落とす方法がないと重ね塗布することになり、肌への負担や衛生面で不安になるものです。
災害時は化粧をしなければ良いと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、紫外線アレルギーを持つ人は、紫外線対策をするために日焼け止めやベースメイクが必須となるのです。
肌にアレルギー物質が付着することを防ぐために、化粧や日焼け止めの塗布を行っている人も少なくはありません。
地震などの災害時はアレルギー反応が出ても病院に行くことができないかもしれないため、平時よりも予防対策が求められる場合もあるでしょう。
今回は地震などの災害時に、水を使えなくても化粧を落とせる方法や、汚れや体臭が気になるボディケアやヘアケアなどについてもご紹介していきます。
目次
断水のときでも化粧を落とす方法
断水時に化粧を落とせるアイテムには、クレンジングシートやクレンジングウォーターなどがあります。
事前に準備をしておくことで、断水のときも化粧落としの心配をする必要がなくなるでしょう。
クレンジングシート
クレンジング成分が含まれた、化粧を落とすことに特化したアイテムです。
肌への摩擦が心配になるため、普段は使われていない人も多いかと思いますが、断水のときには心強い味方になります。
肌表面を撫でるだけで化粧を簡単に落とせますが、マスカラなどの一部アイメイクは1度の拭き取りでは落とせないことがあるため、そのときは2度3度と繰り返し拭き取りを行ってください。
シートが汚れたときは新しいシートに変えることで、落とせなかった細部などの化粧まで落とせるようになることがあります。
クレンジングシートは湿っているものを使うようにしてください。
開封後は時間経過とともに乾燥をしていくので、乾燥しきっているものや乾燥が大きいものを使うと、適切に化粧を落とせず肌への負担も増えるため、利用は控えた方が良いでしょう。
乾燥を防ぐために、使った後は、蓋や封緘シールをしっかりと閉じるようにしてください。
クレンジングウォーター
コットンに含ませて使う、液体タイプのクレンジングです。
コットンにクレンジングウォーターを規定量含ませた後、優しく肌を拭き取っていってください。
アイメイクなどの落としにくいメイクを落とす場合は、コットンを暫く当てた後に拭き取ることで、落としやすくなるでしょう。
コットンがない場合、ティッシュやクッキングペーパー、クレンジングタオルをコットンの代用品として使うことができますが、コットンで拭き取るとき以上に力加減に注意をしてください。
植物性オイルなど
オリーブオイルやホホバオイルなどの植物性オイルや、ベビーオイルはクレンジング剤の代用品として使うことができます。
日常的にこれらをクレンジングオイルの代わりとして、使ってる人もいるのではないでしょうか。
通常のオイルクレンジングと同様に化粧に馴染ませ、その後はティッシュなどで拭き取ります。
クレンジングオイルと違い洗い流さないままでも問題がないため、断水のときでも使うことができるでしょう。
赤ちゃん用のおしりふきなど
あかちゃん用のおしりふきや、アルコールフリーのウェットティッシュ、清浄綿も、化粧落としの代用品として使うことができます。
ただし、クレンジング成分が含まれていないため、化粧を落としきることができない点には注意が必要です。
またアルコールフリーでも、除菌作用を持つウェットティッシュの場合、いつもよりも強い肌の乾燥を感じるケースがあるでしょう。
保湿クリームや美容液
保湿クリームや美容液も、化粧を落とすために使うことができます。
しかし赤ちゃんのおしりふきなどと同様に、クレンジング成分は含まれていないため、化粧を落としきることはできません。
保湿クリームや美容液には油分が含まれていないアイテムもありますが、油分が含まれているアイテムの方が、クレンジングの代用品としては適しているでしょう。
化粧に馴染ませるために、肌の上でマッサージをするように使い、化粧が保湿クリームや美容液に混ざってきたら、拭き取ってください。
保湿はしっかりと行いましょう
クレンジングシートやクレンジングウォーターなどで化粧を落とした後は、スキンケアで保湿をしっかりと行ってください。
地震などの災害時には化粧水などがどこにあるか分からない場合や、避難道具の中に入れるのが間に合わずに、避難所に持っていけなかったということがあるかもしれません。
化粧水や保湿クリームなど、スキンケア一式がセットになった製品が多数販売されているため、事前に準備をしておくと良いでしょう。
スキンケアをする前は、ウェットティッシュやアルコール消毒液などで、手の除菌をしてください。
地震などの災害時は衛生環境が平時とは異なるため、肌にごみなどの不純物が付着することの予防策を講じることで、肌が受けるダメージを軽減することができます。
ボディケア
断水時はお風呂に入ることができないため、ボディケアも気になる点の一つではないでしょうか。
制汗用のボディシートで身体を拭くだけでも、少しすっきりしますが、身体を洗浄するために製造されているウェットボディシートを使うことで、より清潔感を感じることができるでしょう。
ウェットボディシートには大判のものや、厚手のもの、赤ちゃんでも使えるものがあるため、使い勝手が良い物を準備しておくことがおすすめです。
ヘアケア
断水だと洗髪も行うことができません。
このような場合に活躍するのが、水なしで使うことができるドライシャンプーです。
ドライシャンプーにはオイルタイプのものや、泡タイプのもの、スプレータイプのもの、シートタイプのものがあります。
使用方法はそれぞれ異なるため、使用前に確認をしてください。
洗い流す必要もありませんし、タオルで拭き取る必要もありませんが、粉が残る場合があるので、電気が使えるときはドライヤーで粉を飛ばすと良いでしょう。
また髪の毛がくしゃくしゃになるため、ブラシも準備しておくと、髪の毛が絡まることへの対策できます。
フェムケア
地震などの災害が起こると、トイレに行けないという状態になる場合があります。
またトイレに自由に行ける環境でも、トイレが汚れており、衛生面での不安を感じ、あまり使いたくないと思って我慢することもあるでしょう。
吸水ショーツやおりものシート、デリケートゾーン専用の洗浄液などのフェムケア製品を準備しておくことで、不安が減少します。
環境が変わったことにより、いつもよりも早い周期で生理になることもあるため、生理用品のローリングストックが少ない場合や、生理用品の支給がない場合にも、吸水ショーツなどが役立ちます。
普段シリコンカップや、布ナプキンを使っている人は、非常用品の中に使い捨てのナプキンを準備しておくようにしましょう。
断水が発生した場合布ナプキンやシリコンカップの洗浄はできませんし、ガスも止まっている場合にはシリコンカップの煮沸もできないため、衛生面が保てません。
愛知県の防災対策
愛知県では南海トラフ地震に備え、「第3次あいち地震対策アクションプラン」という、災害に関する行動プランが掲示されています。
アクションプランには減災の目標が設定されており、海岸堤防の耐震化や、愛知県・弥富市津波・地震防災訓練(広域避難訓練)が行われたりしているのです。
また啓発パンフレットの配布を行っており、このパンフレットはホームページ上でも閲覧ができるようになっています。
パンフレットに記載がある計画期間は2023年度までとなっていますが、地震対策として行っておいた方が良い家具の固定についての紹介や、準備しておいた方が良いと考えられる備蓄品の品目一覧、非常持ち出し品の一覧、津波避難についてなどの記載があるため、とても役立つ情報誌となっているのです。
愛知県にお住いの人以外が見ても、参考になるのではないでしょうか。
参考:愛知県防災安全局 防災部防災危機管理課┃第3次あいち地震対策アクションプラン
備えあれば憂いなし
これから訪れるかもしれない未曽有の災害を思うと心が落ち込むことや、辛くなることもあるかと思います。
しかし、いつ発生するか分からない災害に備えることは重要となるため、事前に準備をしておくことで、災害が起きたときに困りごとが減ると思い、今の間に頑張って行動を起こしましょう。
築年数が経過しているご自宅にお住いの人は、1度ご自宅の水道管の点検をしてみてはいかがでしょう?
水道管が劣化していると、地震などの災害で破裂してしまうことがあります。
ご自宅敷地内で水道管が破裂した場合、地域では水道管が被害を受けなかったとしても、ご自宅で水道を使うことができなくなってしまうでしょう。
地震などの災害が起こった後は道路事情などが思わしくない場合や、依頼件数の増加などで、すぐに水道修理業者が駆けつけることができない可能性があります。
事前に点検をしておくことで、水道管破裂を予防することができるのです。
水道管の点検や修理・交換は、愛知県の各自治体から水道局指定店の指定を受けている、あいち水道職人までご相談ください!
あいち水道職人は地域密着型のサービスです。
お客様のお話を真摯にお伺いし、水まわりのご心配事の解消に努めさせていただきます。