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水のコラム

材質によって変わる水道管の特徴

2019年07月30日  水のトラブル


水道管にはいろいろな材質があり、それぞれ特徴は異なります。素材ごとの違いを理解しておけば、どんなトラブルが起きるか予測しやすくなり、なおかつはやめに対処できるかもしれません。そこで今回は、水道管に使われる材質の主な種類と各素材のメリット・デメリットをご紹介します。

金属製のメリット・デメリット

かつて、全国各地で広く使われていたのは金属製の水道管です。大まかに、鉄管、鉛管、銅管に分かれます。鉛管は水質の問題があるため姿を消しつつあり、最近まで主流であった鉄管もサビの発生や加工の手間が影響して以前ほど見られなくなりました。

・鉄管の特徴
鉄管は、もっとも一般的な水道管として使用されてきました。大きなメリットは、とても丈夫なところです。多少の衝撃を受けても簡単には破損しません。耐震性にも優れ、地震の多い日本では重宝されてきました。

デメリットは、サビやすい点です。鉄は、空気や水に触れるとサビを避けられません。サビが発生すると水道から色のついた水が流れる場合があり、水道管に小さな穴が開く現象もよく起こります。

・鉛管の特徴
鉛管は、水道が普及しはじめた当初から水道管として全国で使われていました。ただしほかの材質に比べて水漏れが多く、鉛が水道水に溶け出すリスクもあることから、現在は各地で交換作業が進行中です。

・銅管の特徴
銅には「熱に強い」「腐食しにくい」「抗菌効果がある」といった特徴があり、昔から多くの用途に用いられてきました。耐熱性の高さが求められる給湯管に向いた素材です。銅であってもまったく腐食しないわけではなく、鉄管と同じく小さな穴が開いて水漏れするトラブルも起こりえます。

樹脂製のメリット・デメリット

近年、鉄製に代わり多用されている水道管のひとつが、プラスチック樹脂を素材に使用したHIVP管です。

・樹脂製のメリット
樹脂製の水道管は、鉄製や銅製と異なりサビません。水道水にサビが混ざって変色する心配はなく、腐食して水道管に穴が開くトラブルも避けられます。サビによる穴は補修テープで応急処置できますが、完全な修復は望めず水道管の付け替えは不可欠です。そんな面倒が生じないので、時間的にもコスト的にも金属製より負担を減らせます。

加工しやすいところも、HIVP管の大きなメリットです。樹脂製のため切るのは比較的に容易であり、施工時に長さの調整で苦労しません。はんだ付けも不要であり、水道管の敷設作業は従来ほど手間をかけずに進められます。これらの特徴から、配管修理のときには費用が安くなる傾向もあります。

・樹脂製のデメリット
樹脂製に特有のデメリットは、急激な温度変化に対する弱さです。熱を受けると劣化が進む可能性は高く、何回かお湯を流しただけでも破損する恐れがあります。腐食しない安心感はありますが、給湯管として使用するのには適していません。

寒い時期にも、注意が必要です。冬場は、夜間の冷え込みにより水道管が凍結するトラブルがよく起きます。丈夫な水道管であれば簡単には破裂しませんが、樹脂管は凍結したときも割れやすいため十分に用心しなければいけません。

このように樹脂素材は熱や凍結に弱く、HIVP管の用途や設置場所はある程度まで限定されます。

ポリ管、エルメックス管の特徴

現在の主流は、ポリ管(正式にはポリエチレン管)です。エルメックス管は登場して間もない材質であり、まだ普及していません。

・ポリ管の特徴
ポリ管は、取り付けと取り外しともに簡単です。これまでは、「継手」と呼ばれる部品を接着剤や専用工具でつなぐのが一般的でした。ポリ管は接着剤などを使わなくても手ではめ込めば済むので、人気があります。

熱や振動、化学物質に強い特徴もあり、いろいろな場面で利用可能です。お湯を流す場所に使えるだけでなく、地震対策としても効果を期待できます。今では、家の新築やリフォーム工事の際、用途に応じてHIVP管と併用するケースが少なくありません。

問題点としては、日光の影響により小さな穴が開くことがあると指摘されています。この症状が現れたら、付け替えなければいけません。

・エルメックス管の特徴
エルメックス管は、何といっても耐熱・耐寒性の高さが圧倒的です。使用できる温度領域はとても広く、95℃の熱さからマイナス70℃の寒さまで耐えられます。熱湯が流れても凍結しても、すぐに割れる心配はありません。

塩素水にも耐性があり、酸化しにくい特徴をもっています。鉛管と違って素材が水に溶ける危険は少なく、水質的な安全性は高いと考えられています。

パイプを接続する方法も、非常に特徴的です。電気融着器により電気の力で接合する工法のため、「電気融着工法」と呼ばれています。これまでより水漏れが起きにくくなった点も特筆されます。

まとめ

水道管には、金属製や樹脂製などさまざまなタイプがあります。素材としては腐食やサビを抑えるものが適しており、強度の高さも重視されます。昨今は、熱湯や凍結に耐えられる高度な素材も登場。わたしたちの生活を支えてくれる大切なパイプラインは、どんどん進化を遂げています。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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