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水のコラム

お風呂の残り湯を活用する方法はある?注意点と併せてご紹介します!

2021年10月02日  お風呂

湯船にはたくさんのお湯を使うため、使い終わった残り湯を他のことに使いたいと考えている方は多いのではないでしょうか。一般的に多いのは洗濯への活用だと思いますが、他に活用方法はないのか気になりますよね。

今回はお風呂の残り湯を活用する方法についてご紹介いたします。

そもそもお風呂にはどれくらいの水が使われているの?

・1度のお風呂に必要な水の量

一般的な家庭の浴槽には、約200Lの水が入ります。アパートなどの小さな浴槽でも約100Lは入るため、浴槽にお湯を溜めると、非常に多くの水を使うことがわかります。

お金に換算するとどのくらいになるのでしょうか? 水1Lあたりの水道代は0.2~0.3円ほどが相場です。間を取って0.25円で計算してみると、お風呂に1回水を溜めるのにかかる水道代は50円、1か月(30日)で1,500円になります。

さらに、お風呂にお湯を溜めるためにはガス代も必要です。都市ガスの場合、200Lの浴槽にお湯を溜めるとガス代は約70円なので、1か月だと2,100円になります。これらの計算から考えるとお風呂を毎日溜めるのに必要なお金は、水道代とガス代を合わせて1か月で約3,600円程度かかってきます。また、プロパンガスの場合はさらにガス代が高い傾向にあります。

・シャワーだけのほうがお得になる?

お風呂には200Lのお湯が必要だと聞くと、浴槽にお湯を溜めるよりもシャワーだけを使用したほうが安いように感じます。ただ、実際はそうではないことも多いです。

シャワーは、1分間に約10Lの水が出ます。10分使えば100L、20分使えば200Lの水を使うことになり、長く使えば使っただけ水道代もガス代も増えていくでしょう。そのため、使い方によってはお風呂にお湯を溜めたほうが節約になる可能性があります。

節水したいのであれば、シャワーを使う時間を短縮しましょう。浴槽に溜めるお湯の量よりも少なく済めば、お得にはなります。

・お風呂の残り湯を活用するとどれくらいの節約ができる?

残り湯の活用として代表的なのが洗濯です。たとえば、毎日洗濯に100L使っている場合で考えてみましょう。水1Lあたりの水道代を0.25円として計算すると、1日で25円、1か月で750円、1年(365日)なら9,125円になります。

1年で1万円近くにもなる量の水をすべて残り湯にすれば、大幅な節約になるでしょう。洗いのみ使用したとしても、およそ半分にあたる5,000円近くが節約できます。

・お風呂の残り湯を再利用している人の割合

お風呂の残り湯を毎日洗濯に使用している人は4割以上で、時々使うという人も含めると、半数以上の人が残り湯を活用しているそうです。

残り湯を再利用する人の多くは、水道代の節約を目的としています。お風呂も洗濯も毎日使うもので、使う水の量も非常に多いです。その分大きな節約が期待できるため、多くの家庭で残り湯が洗濯に使用されています。

お風呂の残り湯の活用術

洗濯に使うことが多いお風呂の残り湯ですが、他に活用法はないのでしょうか? さまざまな活用法と、それぞれのメリットを紹介します。

・洗濯

洗濯は、活用方法の定番です。お風呂と同様に毎日水を大量に使うので、その分大きな節約効果が期待できます。
洗濯にお風呂の残り湯を使う場合は、お湯が温かい状態で使うことをおすすめします。冷たい水と比べて服についた皮脂汚れなどを除去する効果が高く、汚れが落ちやすくなるためです。そのため、残り湯を使う場合は夜に洗濯することをおすすめします。

また、しつこい泥汚れなどがある際に、湯船に直接洗濯物を入れてつけ置きする活用方法もあります。

・掃除

掃除で使う水は汚れることが前提です。つまり、すでに汚れている水を使っても問題ないでしょう。特に、靴やトイレなど汚れがひどいものや場所を洗う場合に適しています。

お風呂の残り湯を活用する際は、重曹とクエン酸を使った掃除方法もおすすめです。化学反応による発泡で汚れを剥がすことができます。発泡力を強めるためには、水よりもぬるま湯のほうが効果的です。お風呂を使ってすぐに掃除に使用すれば、高い効果が期待できるでしょう。

また、浴槽の掃除にそのまま残り湯を使用する方法もあります。お湯が温かいうちに重曹を入れたら、かき混ぜて溶かしましょう。その際、洗面器やおもちゃなど、お風呂で使うアイテムも一緒に入れておくのがおすすめです。そのまま一晩放置し、翌日シャワーで洗い流したりスポンジで軽くこすったりしてみてください。
ゴシゴシこすらなくても比較的簡単に汚れを落とすことができるので、時間や手間を減らせるだけでなく、お風呂を傷付ける心配もなくなります。

・水やりや打ち水

家庭菜園やガーデニングをしているなら、お風呂の残り湯を水やりに活用してもよいでしょう。残り湯には皮脂や汚れが含まれており、植物にはそれが栄養となるでしょう。水やりの面積が大きいほど多くの水を使うので、水道を使うのと比べて節約もできます。植物への負担にならないよう、残り湯をしっかりと冷ましてから使ってください。

ただし、入浴剤入りの残り湯は使用を避けてください。多くの入浴剤には、温泉構成成分の無機塩類が含まれています。植物には塩類に弱いものも多く、入浴剤入りの残り湯を使うと枯れたりしおれたりしてしまう可能性もあります。基本的に入浴剤入りの残り湯を水やりに使わないほうがよいでしょう。

また、お湯が冷めていれば打ち水としての活用も可能です。捨てる予定だった水で快適さを手に入れることができますよ。

・洗車

洗車にも大量の水を使うので、お風呂の残り湯を活用できます。ただし、車へ汚れが付着するのを防ぐためにも、仕上げは綺麗な水で洗い流しましょう。

お風呂と駐車場が近ければ、ホースを用いて残り湯を使うことができます。距離が遠い場合は、バケツなどに残り湯を入れて運び、洗剤を使って洗う際などに使用するとよいでしょう。水道の水を流しっぱなしにするのと比べ、大幅に節水できます。

・災害対策用

残り湯は災害時にも便利です。断水した場合は、トイレの水を流すのに使えます。台風や豪雨などの予測できる災害のときは、残り湯を溜めておくとよいでしょう。普段から残り湯を溜めておき、入るときにお湯を入れ替えるという方法もあります。そうすれば、地震などの予測できない災害の際も活用できるでしょう。

ただし、子どもがいる家庭は注意が必要です。残り湯で溺れてしまうリスクもあるので、長時間溜めておくことはおすすめしません。もしお湯を溜めておく場合は、浴室に鍵をかけるなどの安全対策をしておきましょう。

お風呂の残り湯を使う際の注意点

便利なお風呂の残り湯ですが、何にでも使ってよいわけではありません。おすすめしない方法や使う場合の注意点を併せて紹介します。

・洗濯の場合、すすぎには使わない

お風呂の残り湯を洗濯へ活用するのはよいですが、すすぎには使わないようにしましょう。残り湯には人間の皮脂や汚れなどが含まれており、雑菌が繁殖しやすい環境です。そのため、すすぎに使うと衣服に雑菌が付着してしまい、臭いの原因となってしまいます。
残り湯を使う場合は洗いのみにし、すすぎには綺麗な水を使ってください。

・入浴剤入りの残り湯は洗濯に使える?

最近の入浴剤は、洗濯に使うことを想定しているものも多くなっています。ただ、そういった入浴剤であったとしても、先程と同様、すすぎには使用しないでください。入浴剤入りでも、残り湯に雑菌が多いことに変わりはありません。さらに、入浴剤の中には洗濯への影響がある成分が含まれている場合もあるので、必ずパッケージを確認しましょう。

また、つけ置きに色付きの入浴剤が入った残り湯を使うと色移りする可能性があります。白い衣服などは特に注意しましょう。おしゃれ着や新品の服を洗うとき、専用の洗剤を使用する場合も残り湯の使用は避けたほうが安心です。

・汚れや髪の毛などは取り除いておく

目に見える汚れを取り除くだけでも、雑菌の繁殖は抑えられます。お風呂用のネットなどを使用して、垢や髪の毛などの汚れを取り除きましょう。衛生に配慮することで、洗濯や掃除にも安心して使用できます。

水やりや打ち水に使用する場合も、髪の毛などの汚れがないほうが見た目もよく衛生的です。また、洗車に使う場合はゴミがあると車を傷付けてしまう可能性があるので、できるだけ汚れを取り除いておきましょう。

・時間が経ち過ぎたり、汚れがひどい場合は使わない

お風呂のお湯に含まれている菌の数は、入浴するだけで3倍、一晩経つと1,000倍にもなると言われています。時間が長くなればさらに増加するので、時間が経ちすぎた場合は使用を避けてください。また時間が経っていなくても、汚れが多い場合はそれだけ雑菌が多いことになるので、こちらも避けたほうが安心です。

お風呂の雑菌は、追い焚きでは死滅しません。追い焚きで可能なお湯の温度はせいぜい40℃前後です。有害な菌の多くは60℃以上でないと死滅しないので、追い焚きでは対処できないことも覚えておきましょう。

・手軽に利用したいなら配管工事をしたほうがよいこともある

お風呂の残り湯を洗濯に活用する際に、バスポンプを使っている人も多いでしょう。手間なく残り湯を使えてコスパもよいので、おすすめの製品です。時々活用するだけであれば、バケツを使って残り湯を運ぶ方法もあります。ただ、大量の水を運ぶのは重労働です。途中で水が垂れて床を汚す可能性もあります。

残り湯を洗濯に使う頻度が高い場合は、浴槽と洗濯機の水栓をつなげる配管工事を検討してもよいかもしれません。これなら、水道を使うのと同じ感覚で残り湯を洗濯に使用できます。バスポンプと違って管が見えないので、見た目もスマートになるでしょう。ただし、大がかりな工事が必要で費用もかかる点がデメリットです。

お風呂の残り湯を上手に活用するポイント

さまざまな場面で活用できるお風呂の残り湯ですが、普段の使い方次第でより安全に使えるようになるでしょう。

・余った残り湯は捨てたほうが掃除は楽になる

洗濯や掃除に使ったあとに、「もしかしたら何かに使うかも」と残り湯を取っておく人もいるでしょう。ただし、浴槽に蓋をしてなければ、浴室や脱衣所の湿度が高くなる可能性があります。その結果、カビや水垢が発生してしまい、かえって掃除が大変になる場合があるので注意しましょう。

もちろん、災害対策などの意味でお風呂にお湯を溜めておくのはよいことです。ただ掃除の観点からみた場合、残り湯はないほうが掃除は楽になるでしょう。節水とのバランスも考えて活用していきましょう。

・湯船に浸かるのは身体を洗ってから

普段の入浴で、お風呂のお湯を汚さないように気を付けるだけでも雑菌の繁殖を抑えられます。湯船に入る前には、シャワーなどで身体を洗って清潔な状態にしましょう。

また、洗い場を使っているときには浴槽に蓋をしておくのがおすすめです。シャンプーの泡が入るのを防ぐことができ、お風呂の汚れを軽減できます。ほこりの侵入を防ぐためにも、お風呂の蓋は普段から閉めておくとよいでしょう。

・長くても1日で使い切ること

先程解説したように、お風呂の残り湯は時間が経つほど雑菌が増殖します。どんなに綺麗に使っていても雑菌の数をゼロにすることはできず、衛生面での不安が大きくなるでしょう。お風呂の残り湯は、放置する時間が長ければ長いほどカビや水垢の発生率も高くなります。

また、洗濯や掃除に使う水は温度が高いほうが効果もあるので、お湯が冷める前に使ったほうがよいでしょう。衛生面と効果の両方から考えても、お風呂の残り湯はなるべく早く使い切ることをおすすめします。

まとめ

毎日入るお風呂の残り湯を活用すれば、大きな節約につながります。洗濯だけでなく、掃除や災害対策などさまざまな活用法があるので、それぞれのご家庭に合った方法を試してみてください。注意点についてもしっかりと確認しながら、安全や衛生面に配慮して賢く節水・節約をしましょう。

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