水のコラム

「汗マネジメントの日(7月8日)」に考えたい夏を快適に過ごす清潔習慣【水道職人:プロ】

2025年07月10日  洗濯機

「汗マネジメントの日」という記念日をご存知でしょうか。
暑くなり始めるこの時期に、汗との上手な付き合い方を考える記念日として、7月8日に制定されました。

運動やサウナでかく汗は気持ちいいのに、なぜか暑さによる汗は不快に感じるもの。
そんな汗の悩みを解決して、快適な夏を過ごすための清潔習慣について一度考えてみませんか?

この記事では、汗対策や洗濯のコツ、さらには水まわりの衛生管理まで、夏を乗り切るための実践的な方法についてわかりやすくご紹介します。

汗マネジメントの日の意味と由来

「汗マネジメントの日」は、男性化粧品のメーカーとして知られる株式会社マンダムが制定した記念日です。
7月8日という日付は、暑くなり始める時期で「夏(7)の発汗(8)」という語呂合わせから決められたそう。

この記念日の背景には、汗やにおいの悩みを生活の質(QOL)にかかわる重要な課題として捉える考えがあります。
マンダムでは2006年から体臭の研究、2010年から汗腺の研究が続けられており、その研究成果をもとに私たちの快適な夏をサポートしてくれています。

「汗マネジメント」とは、汗をかきたいシーンでは気持ちよく汗をかき、汗が気になる時は適切なケアで発汗をうまくコントロールすることを意味しています。
つまり、汗を「我慢する」のではなく、「上手に付き合う」という考え方です。

この考え方は、私たちの日常生活にも大いに参考になります。
通勤や通学、ちょっとした外出でかく汗も、適切な対処法を知っていれば、不快感を大幅に軽減できるんです。

夏場の汗対策が重要な理由

夏の汗対策は、単に快適さだけの問題ではありません。
汗をそのままにしておくことで起こる様々な問題を理解することで、なぜ対策が必要なのかが見えてきます。

汗による不快感の正体

汗をかいた直後は実はそれほど臭いません。
問題となるのは、汗が衣類に付着してから時間が経った後の状況です。

汗に含まれる水分が蒸発し、塩分やアンモニアなどの成分が濃縮されることで、あの独特な臭いが発生します。

また、汗が乾いた後の衣類には、見た目にも分かる黄ばみや汗染みが残りがち。
特に白いシャツやTシャツでは、襟元や脇の部分に黄色っぽいシミができてしまい、一度ついてしまうと普通の洗濯では落ちにくくなってしまいますよね。

汗が引き起こす衛生問題

汗による衛生面での問題は、個人レベルにとどまりません。
家族で使う洗濯機や、洗面所といった水まわりにも影響を及ぼします。

汗をたっぷり吸った衣類をそのまま洗濯機に放り込んでしまうと、洗濯槽内で雑菌が繁殖しやすくなります。
特に湿度の高い夏場は、洗濯機の中が雑菌の温床となりがち。

その結果、洗濯後の衣類に嫌な臭いが残ってしまうことも多いんです。

また、汗汚れが蓄積した衣類は、洗濯機の排水管にも負担をかけます。
皮脂や汗に含まれる成分が徐々に配管内に付着し、排水の流れを悪くする原因となることもあるんです。

汗汚れを効果的に落とす洗濯術

では、実際に汗汚れを効果的に落とすには、どんな洗濯方法が良いのでしょうか。
ここからは、具体的な洗濯のコツをご紹介します。

汗染み・黄ばみの対処法

汗による黄ばみは、普通の洗濯だけでは落ちにくいもの。
でも、ちょっとした工夫で驚くほどきれいになります。

まず、洗濯前の下処理が重要です。
黄ばみの気になる部分に、酸素系漂白剤を直接塗布して30分程度置いておきましょう。

頑固な汗染みには、重曹を活用するのも効果的です。
重曹と水を2:1の割合で混ぜてペースト状にし、汚れた部分に塗り込んでから洗濯機に入れます。
重曹は汗の酸性成分を中和し、臭いと汚れの両方に効果を発揮します。

襟や袖口の汚れには、食器用洗剤が意外と効果的。
皮脂汚れを落とすのが得意な食器用洗剤を、汚れた部分に少量つけて軽くもみ洗いしてから、通常の洗濯を行ってみてください。

洗濯機の選択コースと温度

汗汚れを効果的に落とすには、洗濯機の設定も大切です。
水温はぬるま湯(30~40度程度)がおすすめ。
高温すぎると汗に含まれるタンパク質が固まってしまい、かえって落ちにくくなってしまいます。

洗濯コースは、汚れの程度に応じて選択しましょう。
軽い汗汚れなら通常コースで十分ですが、スポーツ後の衣類や汗をたっぷりかいた日の服は、つけおき洗いコースや念入りコースを活用するのがおすすめです。

洗濯機の清潔を保つ方法

夏場の汗対策で意外と見落としがちなのが、洗濯機自体のメンテナンスです。
汗をたっぷり吸った衣類を洗う洗濯機は、実は雑菌が繁殖しやすい環境にあります。

カビや臭いの予防策

洗濯機のカビや臭いを防ぐには、使用後の対応が重要です。
洗濯が終わったら、すぐに洗濯物を取り出しましょう。
濡れた衣類を洗濯機の中に放置すると、湿度が上がってカビの温床となってしまいます。

また洗濯機の蓋は、使用後しばらく開けっ放しにしておくのもポイント。
内部の湿気を逃がすことで、カビの発生を抑えることができます。

そして月に1回程度は洗濯槽クリーナーを使って、見えない汚れやカビも除去しておきましょう。

給水・排水の点検ポイント

洗濯機の性能を維持するためには、給水・排水系統の点検も欠かせません。
特に夏場は汗汚れが多くなるため、排水の流れが悪くなることがあります。

排水ホースの詰まりは、洗濯効果を大きく左右します。
排水が滞ると、汚れた水がすぐに排出されず、衣類に汚れが残ってしまうことも。
洗濯後に洗濯機の底に水が残っていたり、排水時に異音がしたりする場合は要注意です。

愛知県の夏と汗対策

愛知県の夏は、特に汗対策が重要な地域といえます。
内陸部特有の暑さに加え、湿度も高くなりがちで、汗をかきやすい環境が続きます。

名古屋市内では、ヒートアイランド現象の影響もあり、夜間でも気温が下がりにくく、寝汗に悩まされる方も多いはず。
こうした地域特性を考えると、日常的な汗対策と、それに伴う洗濯や水まわりのメンテナンスは、快適に暮らすための必須条件といえるでしょう。

洗濯の排水トラブルや、洗面所の詰まりなど、汗の季節に起こりやすい水まわりのトラブルでお困りの方は、ぜひ「あいち水道職人:にご相談ください。
24時間365日、お問い合わせを承っております。

経験豊富な専門スタッフが、夏場特有の水まわりトラブルから、日常的なメンテナンスまで幅広くサポートいたします。
愛知県に根差した水回りのプロとして、快適な夏をお手伝いするために迅速かつ丁寧な対応を心がけています。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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