水のコラム

お風呂の水漏れはどこから? 原因と対処方法

2019年11月07日  水のトラブル


お風呂でポタポタと水漏れしていれば、気になるものです。ただ入浴中は水をたくさん流しているので、どこに問題があるか探るのは難しくなります。シャワーの後や清掃時なら、水漏れの場所を探しやすくなるでしょう。今回はとくに水漏れが多く見られる設備をご紹介しますので、チェックする際にはできるだけ念入りに状態を確認してください。

弊社では、お風呂の水漏れにも対処いたします。愛知県全域が営業エリアですので、豊橋市などの戸建て・集合住宅にお住まいの方からのご一報にもスピーディに駆けつけます。そのほかの水道トラブルにお困りの際もお気軽にご相談ください。

蛇口

お風呂でよく水漏れが起きる場所といえば、蛇口です。蛇口は多くの部品で構成されており、主にパッキンの劣化、部品の損傷、ナット・ボルトの緩みにより水漏れします。

・パッキンの劣化
蛇口に使われている部品のうち、とくに劣化しやすいのはゴムパッキンです。入浴時、蛇口から水を出すたびにパッキンは負担を受けます。耐用年数は10年ほどといわれますが、家族の多い家庭では劣化するスピードが速まるかもしれません。パッキンの劣化が水漏れの原因なら、新しいものに交換が必要です。あまり年数が経過していなくても、症状が現れたらはやめに取り替えておきましょう。

・部品の損傷
パッキン以外の部品も、長く使っていると経年劣化します。パッキンを交換しても症状が改善しない場合、部品の損傷が疑われます。蛇口につながるホースやパイプに亀裂が入っていないか、一通りチェックしてください。何か問題が見つかったら、新品につけ替えなければいけません。お店で購入する際は、現物を持参すると間違いを避けられます。自分で交換するなら、分解手順を忘れないように気をつけてください。

・ナット・ボルトの緩み
水道のハンドル部分やホースとの継ぎ目から水漏れしているなら、ナットやボルトが緩んでいるかもしれません。ネジ類は何か衝撃を受けたとき回転して緩むほか、凹凸の摩耗によっても緩んできます。パッキンを交換したときなどに、ナット・ボルトの締まり具合も点検しておくとよいでしょう。緩んだ場所があれば、モンキーレンチやスパナで締め直してください。

シャワーヘッド

シャワーヘッドは、構造上、内部に水がたまります。製造時には残留水が出ないように工夫されますが、設置不良、経年劣化、部品の損傷により機能が下がると水漏れします。

・設置不良
シャワーヘッドの残留水が漏れ出す原因のひとつは、器具の設置不良です。最近は、いろいろな機能をもった製品が店頭に並んでいます。自分でお気に入りのものを見つけ、つけ替えることもあるでしょう。その際、ホースや蛇口にサイズが合っていないと、正しく設置できず水が漏れてきます。

・経年劣化
シャワーヘッドも、パッキンと同じく消耗品です。長く使えば、徐々に劣化が進みます。こまめに手入れしていても時間が経つと本来の機能は低下し、水漏れや目詰まりといった不具合が目立ってきます。耐用年数は8~10年といわれますが、5年を過ぎたら交換を検討してもよいでしょう。

・部品の損傷
シャワーの使用中やお風呂掃除のとき、気をつけたいのが部品の損傷です。何かの拍子に手がすべりシャワーを落とすと、ヘッド部分を傷める恐れがあります。時間に追われ忙しいときでも、器具を乱暴に扱うのは厳禁です。きちんと設置した新品が水漏れする場合、劣化は考えにくいので破損していないか調べてみてください。

なお、これらの原因で残留水が出てくる場合にはシャワーヘッドを上向きに置くと水漏れが止まります。シャワーヘッドを取り外し、残っている水を抜けば一時的な症状改善が可能です。それでも水が漏れ続けるなら、蛇口本体で問題が起きていると考えられます。

給湯器
給湯器で水漏れする原因は、主に各種部品の劣化・損傷と接続部分の緩みです。精密機器のため、さまざまな部品が各種のトラブルに見舞われます。

・給湯器の種類と耐用年数
給湯器は、大まかに屋内タイプと屋外タイプの2種類です。いずれも、耐用年数は10~15年といわれています。屋内タイプは浴室内の蛇口や浴槽に接続するため、屋外タイプより水漏れするリスクが高くなります。屋外タイプは、風雨にさらされることが水漏れにつながる大きな要因のひとつです。

・部品の劣化・損傷・緩み
給湯器のタイプを問わず、各所のパッキン、給排水用のホース、機器内部のパーツは使っているうちに劣化・損傷します。水漏れが見つかったら、古いパッキンや傷んだパーツは交換しなければいけません。蛇口やシャワーヘッドに比べると複雑な構造になっているので、どこに問題があるか接続部分の緩みまで含めて細かく点検してください。

・安全弁の水漏れには要注意
同じ水漏れトラブルでも、とくに注意したいのが安全弁で発生するケースです。安全弁は給湯器内部の圧力に作用する部品であり、お湯や水を調整する機能をもっています。修理は難しく、自分で直しても再発することが少なくありません。ここから水漏れしているのであれば、専門業者に相談することをおすすめします。簡単な部品交換と異なり安易に分解すると事態の悪化を招く恐れがあるので、くれぐれも慎重に対処しましょう。

まとめ

お風呂場では、多くの場合に蛇口から水漏れします。シャワーヘッドの残留水や給湯器の部品の劣化・損傷も、よくトラブルの原因になります。水漏れに気づいたら最初に発生場所をつきとめ、原因に応じて適切に対処してください。各設備の不具合ははやめに修繕し、いつでも気持ちよく入浴しましょう。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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