水のコラム

お風呂に発生する頑固な黒カビを再発させない方法を紹介します!

2021年10月21日  お風呂のお掃除

お風呂に発生しやすい黒カビは、一度できるとなかなか取り除くことができない厄介な汚れです。
お風呂のカビを除去するには、浴室用洗剤、カビ取り剤、防カビ剤などさまざまな洗剤やグッズを使った方法があります。

しかし、いろんな方法を試してもきれいに落ちなかったり、落ちたとしてもすぐ再発したりして、困っている方も多いと思います。
そこで今回は、黒カビを発生させない方法を紹介します。

カビ取り剤の効果を引き出す方法

「市販のカビ取り剤を使ってもカビが除去できない」という場合は、カビ取り剤の使い方が間違っているかもしれません。
ここでは、カビ取り剤の使い方で確認してほしいことと、効果を存分に引き出す方法を紹介します。

・カビの黒ずみが消えてもカビ菌は残っている

カビ取り剤を使ってカビの黒ずみが消えてきれいになったように見えても、カビの本体は透明な菌であるためまだ生き残っている可能性があります。

黒い色がなくなっても、本体のカビ菌を十分に分解するために約20~30分時間を置き、薬剤をしっかり浸透させましょう。

・ブラシでこすり洗いしてはいけない

黒カビを取り除こうとブラシでゴシゴシとこすり洗いする人もいるかもしれません。
しかし、カビ菌は細かい根を奥深くまでしっかりと張るので、表面をこすっても取り除くことはできません。

それに、こすることでカビ菌をさらに奥へ押し込んでしまいますし、表面が傷ついてその傷口に新たなカビが入り込んでしまいます。
カビを効果的に除去するには、薬剤を使って科学的に分解することが大切です。

黒カビを根元から徹底的に取り除く方法

カビの再発を防ぐには根元から除去しなければいけません。
そこで役立つのが塩素系のカビ取り剤です。

そして、その効果を十分に発揮させてカビ菌を分解するには、薬剤を浸透させる必要があります。
次の方法で徹底的に取り除きましょう。

1.50~60℃くらいの熱めのお湯をかけて汚れを流します。
2.黒カビの気になるところに、スプレータイプのカビ取り剤を吹きかけます。
3.キッチンペーパーを貼り付けて、その上から再びカビ取り剤を軽くスプレーします。
4.さらにラップで覆い20~30分程度放置して、しっかりと浸透させます。

キッチンペーパーとラップで覆うことで、カビ取り剤が垂れたり蒸発したりするのを防ぎます。
そのため、奥まで根を張ったカビ菌も根元から分解することができるのです。

ただし、お風呂の狭い空間でカビ取り剤を使う際は、薬剤を吸い込みやすくなるので、マスクやゴーグル、ゴム手袋などで目や口、肌を保護し、窓を開けたり換気扇を回したりして十分に換気をしましょう。

黒カビの再発を防ぐにはどうしたらいいの?

カビをきれいに除去したと思っても、カビ菌はあらゆるところに潜んでいるので、どうしても生き残ってしまいます。
お風呂にカビを発生させないためには、弱らせたカビ菌を活性化させないことが大切です。
毎日の習慣として次のことを行いましょう。

1、熱い温度のシャワーで隅々まで洗い流す

お風呂場の壁や床、天井の隅々まで50℃以上の熱いシャワーで洗い流しましょう。
こうすることで高温が苦手なカビ菌を減らし、カビのエサとなる石鹸カスを溶かすことができます。

天井は忘れがちですが、カビ胞子は重力によって撒き散らされ落下したところで繁殖してしまうので、天井もしっかりシャワーをかけましょう。
火傷には十分注意してください。

2、冷水で洗い流す

高温のシャワーをかけてそのままにしておくと、温度が下がりカビが繁殖しやすい温度になってしまいます。
高温で洗い流した後は、冷水をかけて温度を一気に下げることで、カビの繁殖を抑えることができます。

3、水気を十分に取り除く

最後は水分を残さないようにしっかりと拭き取ります。
水分が残っているとカビがすぐに繁殖してしまいます。

4、換気をしっかり行う

浴室に窓がある場合は窓を開けたり、換気扇を回したりして十分に換気を行ってください。

ただし、換気のためにドアを開ける場合は、脱衣所や隣接する部屋に湿気が流れてしまうので、脱衣所や近くの部屋の換気も行いましょう。

また、お風呂の換気扇は、換気をしたい時だけでなく24時間回し続けることをおすすめします。
理想としては、浴室乾燥機が付いていれば利用し、なければ除湿器を浴室でも使える除湿器を使うと良いでしょう。

カビが取れなかったり嫌な臭いがしたりする場合は水道修理業者に連絡

お風呂場は湿度と温度が高く、栄養素も豊富なので、簡単に黒カビが繁殖してしまいます。
黒カビを予防するには、お風呂を使った後はお湯と冷水を全体にかけて、水分をしっかり拭き取り繁殖できない環境を作りましょう。

カビが生えてしまった場合は、塩素系カビ取り剤を正しく使って根元から除去することが大切です。
お風呂場の掃除をしっかり行っていても、カビの臭いが消えない場合は、目では確認できない場所にカビが発生している可能性があります。
そんな時は水道修理業者に連絡しましょう。

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