水のコラム
割れた洗面ボウルは自分で補修できる?
洗面所に設置された洗面ボウルは、強い衝撃やヒートショックによりひび割れする可能性があります。大きなトラブルに発展するのを防ぐためには、適切な応急処置が必要です。今回は、洗面ボウルの素材別に補修方法をご紹介します。
割れた洗面ボウルを放置すると水漏れに
洗面ボウルがひび割れてしまった場合は、できるだけ早く補修する必要があります。そのまま放置していると、二次的なトラブルにつながる可能性があります。その代表例が「水漏れ」です。割れた部分から水が漏れ出し、マンションやアパートなどの集合住宅では階下へ水漏れするケースもあります。また、ひび割れ部分から水が入り、内部で錆やカビが発生するのも問題です。
・洗面ボウルが割れる原因
洗面ボウルがひび割れする原因は、主に以下の2つです。
〇硬いものを落とすなどの強い衝撃
〇ヒートショック
洗面所には化粧品やドライヤーなどさまざまなアイテムがあり、洗面ボウルに落としてしまいひび割れするケースが発生しています。落とさないよう注意して使用する必要があるでしょう。
また、冷たい状態の洗面ボウルに熱いお湯を注ぐと、ヒートショック減少が発生し割れてしまうことがあります。冬場の洗面所でとくに発生しやすいため、お湯は適温に調整して使用することが大切です。
洗面ボウルの種類
洗面ボウルの種類は、主に陶器製・ホーロー製・樹脂製の3種類が一般的です。こちらでは、それぞれの特徴をご紹介します。
・陶器製の洗面ボウル
艶や光沢があり、高級感のある洗面所を演出できるのが、陶器製の洗面ボウルです。一般的な住宅や高級ホテルなど幅広いシーンで使用されていて、高いデザイン性も魅力です。しかし、衝撃に弱く、硬いものを落とすとひび割れしやすいため自宅に設置する場合は注意しましょう。
・ホーロー製の洗面ボウル
金属製の素材にガラス材をコーティングして仕上げたものが、ホーロー製の洗面ボウルです。内部が金属でできているため、耐久性が高く、簡単には割れないのが特徴です。自宅に設置する場合は、水や湿気に強く、汚れが付着しにくいというメリットもあります。一方で、表面のガラス層が破損すると、内部まで浸水し腐食する可能性があります。
・樹脂製の洗面ボウル
樹脂製の洗面ボウルは、アクリル樹脂やポリエステル樹脂で作られています。大量生産が可能なため、幅広く流通しています。衝撃に強く耐久性にも優れており、日ごろのお手入れがほとんど必要ありません。一方、細かな傷が目立ちやすいというデメリットもあります。
【素材別】洗面ボウルの補修方法
洗面ボウルのひび割れの補修方法は、素材ごとに異なります。こちらでは、素材別の洗面ボウルの補修方法をご紹介します。
・陶器製の洗面ボウル
陶器製の洗面ボウルは重く、土台に一定の強度が求められます。ボウル自体が焼き物のため、ひびが入りやすく、小さな欠けから浸水してしまうケースもあります。
陶器製の洗面ボウルがひび割れした場合、部分的な補修が難しく、洗面ボウルごと交換するのが一般的です。洗面ボウルの交換には専門的な知識や技術が必要になるため、DIYでは行わず、水道修理業者に任せるのが安心です。
・ホーロー製の洗面ボウル
ホーロー製の洗面ボウルは、表面のガラス層に傷やひび割れが入ると、内部の銅板が錆びる可能性があります。内部まで損傷してしまうと、DIYで補修するのが難しくなるため、できるだけ早い対処が望まれます。
傷やひび割れが軽微であれば、ホーロー用の補修キットを使用してDIYで修繕可能です。作業用のゴム手袋やマスクも用意して、取扱説明書通りに作業を進めましょう。
・樹脂製の洗面ボウル
樹脂製の洗面ボウルは、経年劣化によって細かな傷やくすみが目立つようになります。ひび割れや傷が生じた場合は、水漏れ補修用の接着剤を使用して補修しましょう。養生テープをひび割れの周辺に貼り、ひび割れ部分に接着剤を塗り込みます。ヘラで表面をならして24時間放置したあと、サンドペーパーなどで研磨したら完了です。補修後に洗面台用のコーティングキットを使用すると、見た目もきれいに仕上がります。
DIYで対処できない場合は専門業者に相談を
洗面ボウルのひび割れは、DIYで対処できないケースも珍しくありません。とくに、ひび割れや水漏れの症状が重い場合や、洗面ボウルの交換が必要な場合は専門業者の力を借りるのが安心です。ひび割れを放置していると、床への浸水や階下への水漏れが発生する可能性もあるため、自分で対処できないと感じたらできるだけ早く水道修理業者に連絡しましょう。
まとめ
弊社では、洗面ボウルの交換をはじめとした洗面所のトラブルにも迅速に対応しています。「洗面ボウルがひび割れてしまった」「洗面所で水漏れが発生した」など、水回りのトラブルでお困りであれば、ぜひご連絡ください。田原市や豊橋市など、愛知県内全域にお電話一本で駆けつけます。