水のコラム

トイレの詰まりは自分で直せる!対処法は?

2021年02月04日  トイレのつまり

トイレが詰まってしまうと、水が流せなくなり、用を足せなくなってしまいます。正しい対処法を知っていれば、自分で直すこともできるのです。そのためには、詰まりの原因と対処法を知っておきましょう。

便器の構造を知っておこう

まず、便器内には水が溜まるようになっています。なぜ、水を溜める必要があるのでしょうか。
排水からの悪臭を防いだり、便器内に汚れが付着するのを防ぐために水を溜めるような造りになっています。溜まった水は封水と呼ばれ、便器内の蓋の役割を果たしています。下水を伝って登ってくる害虫を防ぐこともできます。そのため、便器の内部は少し複雑な構造となっています。
便器がどんな造りになっているのかを知っておけば、どこに詰まりやすいか、また、どうすれば詰まりを解消することができるのかを理解しやすくなります。

便器内の排水路を急なカーブ上にすることで水が溜まります。そのカーブを上りきることで、溢れた水や汚物がその先の排水路を通って下水に流れていきます。便器内でせきが設けられており、通常はそれ以上水が溜まることはありません。

しかし、内部に汚物や異物が詰まってしまうと、せきを超えても排水が行われなくなり、通常時より便器内に水が溜まってしまいます。それがトイレの詰まりということになります。詰まった汚物や異物が下水に流れてしまえば、詰まりは解消できますが、流せない場合は、何とかして便器外に出す必要があるのです。

トイレの詰まりの原因は?

トイレが詰まって水や汚物が流れなくなるトラブルには大きく2つの原因があります。ひとつは水に溶けにくいものや、異物を流してしまった場合です。

トイレットペーパーは水分を含むと溶けたように細かくほぐれるようになっていて、流れやすいのですが、量が多くなると便器内や排水管で詰まってしまうことがあります。量が多いと液状ではなく、ジェリー状になってしまうため、詰まってしまうのです。
また、ティッシュペーパー等、トイレットペーパー以外の紙類は水に溶けやすくなっていないため、詰まりの原因となることも多いです。

トイレ掃除用のシートも、流せるタイプのものであっても量が多くなると、詰まりの原因になります。
ペット用のトイレの砂なども流せるタイプであっても量が多くなると同様です。

他にも、うっかり便器内に落としてしまった異物などは水に溶けることはないですし、詰まりの原因となります。これは小さなものであっても、便器内で引っかかってしまうと、そこにさらにトイレットペーパーや汚物が絡んでしまい詰まりの原因となってしまうのです。

もうひとつが、流すための水量が不足している場合です。
節水のためにタンク内にペットボトルを入れるという方法がありますが、これを行うと、流す水の量が少なくなるため、水道料金は抑えることができるのですが、詰まりの原因となってしまいます。水量が少なくなることで、トイレットペーパーなどが排水管の中に残ってしまうのです。

また、大便をした後に、小のほうで流してしまう場合も同様です。量にもよりますが、それぞれでしっかりと流せるように計算された水量に設定されているので、水量が少ないときちんと流すことができなくなるのです。

いろいろな詰まりの解消方法

トイレの詰まりの解消方法は、簡単に言えば詰まっているものを取り除くことです。便器内の見えるところで詰まっているのであれば、簡単に取り除くことができます。
しかし、便器の内部や、排水管で詰まってしまった場合は、そのまま取り除くことができないため、道具などを使用して詰まりを解消しなければなりません。
まずは、止水栓を閉めて不意に水が流れないようにします。マイナスドライバーやコインなどで簡単に開閉することができます。タンクへの配管の途中にあるので、すぐに見つかると思います。止水栓を閉めたら以下の方法を試してみましょう。

・水を流す
バケツに水を汲んで、便器内の排水口に向けて水を流し込みます。レバーで水を流すよりも水圧を高くすることができるので、簡単な詰まりであれば解消することができます。但し、大量の水を流すと便器の水があふれてしまうことがあるので、注意して行ってください。

・お湯を流す
何回かに分けて便器内にお湯を流します。水よりもトイレットペーパーなどを溶かす効果が強くなります。お湯を流したあとは、しばらく時間をおいてから、水を流してみましょう。但し、便器は陶器製のものがほとんどですから、熱湯は使用せずぬるま湯を使用します。熱湯を使用すると便器が割れてしまうこともあるのです。

・ラバーカップを使用する
水回りの詰まりではよく使用される「スッポン」とも呼ばれるゴム製の器具です。ラバーカップを便器の排水口に密着させ、何度か押し引きすることで、詰まっている汚物や異物を下水に流してしまいます。ラバーカップよりもさらに強力な真空式パイプクリーナーというものも市販されています。

手軽にできる詰まりの手軽な対処法としては、これらの方法があります。いざというときには行ってみましょう。

自分で直せない場合は業者に頼もう

正しい使い方をしていれば、そうそうトイレが詰まることはありません。もし、詰まってしまった場合は今回紹介した方法を試してみて、それでも解消できない場合は、専門の業者に依頼しましょう。

あいち水道職人は名古屋市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市など、愛知県全域で水回りのトラブルの解消に力を入れています。トイレの詰まりなど、水回りの困ったことがあれば、是非、あいち水道職人に相談してください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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