シャワーヘッドで発生する2つのトラブルにどう対応する？

水のコラム

2021年03月14日お風呂のトラブル

毎日のお風呂で使用するシャワー。使用頻度が高いからこそ、ヘッドから「水漏れ」や「つまり」などが発生するケースも少なくありません。

今回は、シャワーヘッドで水漏れやつまりが発生する原因と対処方法、トラブルを防ぐお手入れ方法などをご紹介します。快適なバスタイムのためにも、今日から実践してみてください。

1 シャワーヘッドは水漏れとつまりに注意
2 シャワーヘッドから水漏れする原因と対処方法
3 修理が難しい場合は交換するのがおすすめ
4 まとめ

シャワーヘッドは水漏れとつまりに注意

お風呂に入るとき、必ずシャワーを使用するという方も多いでしょう。そんなシャワーで発生する代表的なトラブルが、ヘッドからの水漏れとつまりです。ヘッドの吐水口ではない部分から水が漏れ出したり、蛇口をひねっても水圧が上がらなかったりします。

シャワーヘッドの耐用年数は、およそ5年前後といわれています。耐用年数を大幅に超えて使用している場合は、使い方やお手入れが適切でもトラブルが発生する可能性があるため、交換がおすすめです。

また、水漏れやつまりは、症状が軽微であれば修理できるケースもあります。以下の情報を参考に、対処してみましょう。

シャワーヘッドから水漏れする原因と対処方法

シャワーヘッドからの水漏れの原因は、主に以下の3つです。

●残留水
●ホースとの接続部分のパッキンの劣化や破損
●シャワーヘッド本体の劣化

シャワーヘッドからの水漏れを確認したら、吐水部分を上に向けて床に置いてみましょう。水漏れが止まる場合は、残留水が原因のため、それほど問題はありません。吐水部分を上に向けても水が止まらないのであれば、そのほかの原因が考えられるでしょう。

・パッキンの交換方法
シャワーヘッドとホースの接続部分から水漏れしている場合は、内部のパッキンが原因です。パッキンとは、ヘッド部分に設置されている、リング状のアイテムです。日々の使用で摩耗すると、水をせき止めることができなくなり、水漏れの可能性が高まります。

パッキンは、シャワーヘッドと同様ホームセンターなどで販売されています。サイズの合ったものを購入し、以下の手順を参考に交換しましょう。

1.作業前に止水栓を閉める
2.シャワーヘッドを手で回して取り外す
3.ヘッド内部のパッキンを交換する
4.止水栓を開いて水漏れが改善したか確認する

・止水ボタンのあるシャワーヘッドの場合
最近のシャワーヘッドには、手元にボタンがあり、止水ができるタイプも販売されています。止水ボタンのあるシャワーヘッドでは、劣化によってボタンの周辺から水漏れすることもあります。

止水ボタンから水漏れした場合は、本体を交換するのが良いでしょう。作業の流れは、先ほど紹介したものを参考にしてください。

シャワーヘッドは定期的にお手入れをしてつまりを予防しよう
シャワーヘッドのつまりは、多くが日々のお手入れ不足が原因です。お手入れ不足によってヘッドの吐水部分に汚れや水垢などが付着し、水が流れにくくなってしまうのです。

シャワーヘッドがつまってしまうと、水が適切な量流れないだけでなく、衛生的にも不安に感じるでしょう。日ごろからお手入れをして、つまりを予防することが大切です。

定期的に掃除をしていて、汚れがほとんどない場合は、スポンジと中性洗剤で軽く擦るだけで十分です。お風呂掃除の際に、一緒に洗っておきましょう。

長期間お手入れをしていない場合は、分解洗浄がおすすめです。ヘッド部分を手で回して、ホースから取り外しましょう。中性洗剤とスポンジ、使い古した歯ブラシなどを使用して、細部まで汚れを取り除くのが理想です。

・ヘッドがつまってしまったらどうする？
シャワーヘッドがつまってしまい、水の流れが悪くなった場合は、クエン酸を溶かしたお湯で対処するのがおすすめです。お湯1リットルあたり大さじ1杯程度のクエン酸を溶かし、取り外したシャワーヘッドを30分から1時間浸けておきます。水垢や汚れが柔らかくなったら、スポンジや使い古した歯ブラシで擦り落としましょう。ヘッドの目の部分に汚れがつまっている場合は、爪楊枝を使うのが効果的です。