水のコラム
トイレの床は実はとても汚い!?トイレの床を掃除する方法について徹底解説!
トイレの床掃除はしっかりできているでしょうか。トイレの床は汚れが目立ちにくい素材であったり、床マットを敷いていたりしてあまり気にしない部分かもしれません。
しかしトイレの床は尿や皮脂など汚れが溜まりやすい場所です。また、床の素材を理解し適切な掃除方法を実践していくことが大切になります。
そこで今回は床の汚れの原因と、床掃除に役立つアイテム、掃除方法、床掃除の負担を軽減するコツについてご紹介します!
トイレの床掃除に便利な道具は?
では初めにトイレの床をきれいに掃除できるアイテムについて4つご紹介します。まず1つ目に「ハンディ掃除機」です。
トイレの床には、意外なほどホコリや髪の毛が落ちています。「拭き取るのは面倒」というときに、簡単にゴミを取り除けるアイテムとしておすすめなのがハンディ掃除機です。
ハンディ掃除機は便器の裏側や配管の隙間など、手が届きづらい場所でも簡単にきれいにすることが可能です。しかし、もしかしたら掃除機をトイレに持ち込んで動かすことに抵抗がある方もいるかもしれません。
そんなときは掃除後に除菌シートなどで吸い込み口をふき取ればすれば問題ないでしょう。
続いて2つ目に「トイレ用お掃除シート+トイレ用フロアワイパー」です。トイレの便器や便座を掃除する際にトイレ専用のお掃除シートを使用している方も多いのではないでしょうか。
お掃除シートは床も同様に綺麗に掃除できます。また、フロアワイパーと組み合わせて一緒に使用することで、手が届きにくい隙間も簡単に掃除可能です。掃除後にゴミがたくさんシートに付着している場合には、ゴミは落としてから流すようにしましょう。
続いて3つ目に「クエン酸スプレー」です。頻繁にトイレ掃除をしていればそこまで出番はないかもしれませんが、気になる汚れや臭いがある場合にはおすすめです。
クエン酸はアルカリ性の物質に対して効果を発揮するため、除菌・消臭効果が期待できます。尿による黄ばみなども落とすことができます。
一方で、床の素材がフローリングや天然大理石の場合には、傷めてしまう危険性があるため使用は控えましょう。
最後4つ目に「メラミンスポンジ」です。床の黄ばみや黒ずみにはメラミンスポンジも有効的です。しかし、こちらもフローリングなどの素材によってはキズをつけてしまうこともあります。メラミンスポンジを使用する前に確認をしてみましょう。
トイレの床の汚れの原因は?
ではトイレの床が汚れてしまう原因はいったい何にあるのでしょうか。主な汚れの原因を3つご紹介します。
■尿の飛び散り
まず1つ目に「尿の飛び散り」です。男性や小さなお子様が使用するトイレの場合には飛び散りが大きな原因となります。実際目には見えにくいですが、立ったまま小便をすることで結構な量が飛び散っています。
「便器の中に入っているから」と安心しているかもしれませんが、結構広範囲に飛んでいることを覚えておきましょう。また、座って用をたしている方であっても、便器と便座の隙間から尿が飛び散ってしまうことはよくある話です。
注意していても尿は飛び散ってしまうことを理解しておきましょう。
■皮脂汚れ
続いて2つ目に「皮脂」です。
もしも裸足でトイレを使用しているという方がいれば、床に皮脂が付着していることが考えられます。床の掃除を怠っているとそれらの皮脂が徐々に蓄積されていくことになります。
そして、蓄積された皮脂にホコリが積もっていくことで黒ずみへと発展していきます。
■ホコリ
最後3つ目に「ホコリ」です。毎日使用するトイレなのでホコリなんて溜まらないと考えている方はいないでしょうか。トイレットペーパーの使用や衣服をまくるなどの行為によって、ホコリが想像以上にたまりやすいのがトイレです。
また、普段はあまり意識できていないかもしれませんが、床にホコリが蓄積されています。先述のように皮脂とホコリが混ざりあうと、黒ずみへと発展し落としづらくなってしまいます。
トイレの床を掃除する方法は?
ではトイレの床はどのように掃除すると効果的なのでしょうか。ここではトイレの床の素材別に3つの方法をご紹介します。
■クッションフロアの掃除方法
クッションフロアは最近のトイレの床として使用されることの多い素材です。ビニール素材でできているため水や汚れに強くお手入れが簡単なことが特徴です。
尿はねのような汚れについてはトイレ専用のお掃除シートを用いればすぐにきれいにできるでしょう。デメリットとしては静電気が発生しやすいためホコリが溜まりやすいことです。
とくに壁側や便器との境目にはホコリが集まりやすく、すぐに汚く見えてしまいます。掃除機などでこまめに掃除をするようにしましょう。
■フローリングの掃除方法
トイレの床の素材がリビングや廊下と同じものというご家庭は注意をしましょう。見た目の統一感があり美しいつくりとなることが多い一方で、湿気に弱く、トイレの床としてはあまり向いていない場合もあります。
洗剤や掃除用具で表面を傷つけてしまう恐れがあるので、掃除の際にはホコリを除去した後に、ぬるま湯に中性洗剤をたらし硬く絞った雑巾で濡れ拭きするとよいでしょう。
そして、水で絞った雑巾で再度水拭き、最後に乾拭きをして終了です。フローリングには水がしみこむとよくないので、作業は素早く行いましょう。
■タイル床の掃除方法
最後3つ目に「耐久性が高いタイルの掃除方法」です。床がタイルでできている場合には塩素系漂白剤やメラミンスポンジも使用可能です。
しかし、タイルの目地には汚れやカビが発生しやすくなっています。中性洗剤で薄めた水を使って水拭きし、それでも落ちない場合にはメラミンスポンジで削ぎ取るとよいでしょう。
目地の汚れには塩素系漂白剤を使用してください。
トイレの床を掃除する負担を軽減させる方法は?
では最後にトイレの床掃除の負担を軽減させる方法をご紹介して終わります。
まずは、男性も座ってトイレをすること。
立ったまま用をたすと想像以上に尿が飛び散ります。座ってすることで飛び散る量を減らすことができ、その分床掃除の負担も軽減できます。
また、トイレマットやスリッパは置かないようにしましょう。
トイレマットやスリッパがあると床掃除のときに邪魔になり手間が増えます。また、それらにも尿は飛び散ってしまいます。どうしても置きたい場合にはそれらを定期的に洗濯するなどして清潔を保ちましょう。
さらにいえば、サニタリーボックスも床掃除の際に邪魔になりやすいものです。使用後の生理用品を放置しておくことは雑菌の繁殖や悪臭の原因となるため、可能であればサニタリーボックスは置かず、生理用品は使用後に密封してゴミ箱に捨てるようにしましょう。
もしもどうしても置きたい場合には、たまったゴミは毎日捨て、ゴミ袋も毎日交換しましょう。
まとめ
今回はトイレの床の掃除に役立つアイテム、汚れの原因、掃除方法と、掃除の負担を軽減する方法についてご紹介してきました。
トイレは床マットを敷いているなどで、汚れていないイメージがあった方もいたかもしれません。しかし、トイレの床は見えない尿の飛び散りや皮脂、ホコリなどの汚れが溜まりやすい場所です。
ちょっとした工夫と習慣でトイレ掃除の負担は大きく軽減できるので、ご紹介した方法を取り入れ、清潔なトイレを保ってみてください。