水のコラム

洗面所つまりの原因と直し方!水が流れない時に試す対処法

公開日:2019年04月26日  更新日:2026年05月13日  つまりのトラブル

洗面所の水がなかなか流れない時、髪の毛や石鹸カスの蓄積だけではなく、固形物の落下や排水管奥の汚れが原因になっていることもあります。無理に水を流しつづけると、洗面ボウルから水が溢れたり、排水トラップの接続部から水漏れしたりする可能性があるため注意しましょう。

この記事では、洗面所つまりの主な原因やつまっている場所の見分け方、ご自身で試しやすい直し方、水道修理業者へ依頼したいケースまで順番に解説します。洗面所のつまりを安全に解消するための参考として、ぜひ最後までご覧ください。

目次

洗面所つまりの主な原因とは?髪の毛や汚れが溜まるメカニズム

洗面所つまりの原因と直し方を考える際は、排水を妨げている原因を確認する必要があります。洗面所の排水口には、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れ、整髪料などが少しずつ流れ込みます。

そこへ固形物が引っかかると汚れがさらに絡みつき、水の通り道が狭くなることで、つまりやすくなってしまうのです。見えているごみだけを掃除しても改善しない場合は、複数の原因が重なっている場合もあります。

毎日流れる髪の毛や石鹸カスの蓄積

洗面所のつまりで最も多い原因は、髪の毛と石鹸カスの蓄積です。洗顔や手洗い、整髪のたびに少量の髪の毛が流れ、石鹸カスや皮脂と混ざり合うことで粘り気のある塊になっていきます。

最初は細い束でも、日が経つにつれて排水口や排水トラップの内側へ張り付き、水の流れを妨げてしまいます。特に、朝晩の使用回数が多い家庭では、気づかないうちに汚れが蓄積しやすくなるため注意が必要です。

ヘアピンやアクセサリーなど固形物の落下

ヘアピンやピアス、指輪の一部、キャップなどの固形物が排水口へ落ちると、それ自体が栓のようになって排水を妨げる原因になります。さらに、その周りへ髪の毛やぬめりが絡みつくことで、つまりが短期間で悪化しやすくなります。

固形物が浅い位置にとどまっているうちは、比較的除去しやすい状態です。一方で、排水トラップの奥や床下の配管まで流れてしまうと、ご自身での除去は難しくなります。

排水管内部に繁殖したぬめりと黒カビ

洗面所の排水管内部は湿気が多く、皮脂や石鹸カスが残りやすいため、ぬめりや黒カビが発生しやすい環境です。ぬめりは、髪の毛や細かなごみを抱え込みながら層を作るため、排水の通り道をじわじわ狭くします。

また、黒カビが広がっている時は、見た目の不快感だけではなく、嫌な臭いの原因にもつながります。洗面所から上がってくる臭いが気になる場合は、単なる表面の汚れではなく、排水トラップやその先に汚れがたまっている可能性を考えましょう。

つまりの発生場所を特定!水の流れが悪い箇所はどこ?

洗面所つまりを直すには、どこで流れが悪くなっているのかを見極めることも肝心です。表面近くでつまっているのか、排水トラップの中なのか、それより先の排水管なのかで、適した対処法が変わるためです。

そのため、水がたまる速さやゴボゴボという音の有無、他の排水設備への影響を見ながら、発生場所を絞り込むことが欠かせません。

最もつまりやすいヘアキャッチャー

最初に確認する場所は、排水口の蓋やヘアキャッチャー周辺です。ここは髪の毛やごみを受け止める役割があるため、最もつまりが起こりやすい場所でもあります。場合によってはヘアキャッチャー周辺を掃除をすることで改善するケースも少なくありません。

また、洗面ボウルに水がゆっくり溜まる程度なら、ヘアキャッチャー周辺の汚れが主な原因になっている場合があります。表面のごみを除去したあとに水の流れが戻るか確認し、改善しない場合は、排水口の奥も確認してみましょう。

水が溜まりやすいS字トラップ

ヘアキャッチャーに異常が見当たらない時は、S字トラップに汚れが溜まっている可能性があります。

S字トラップは、下水の臭いが上がらないように内部へ水をためる構造形式です。そのため、曲がった部分に髪の毛や石鹸カスが引っかかりやすいという特徴があります。ここでつまっている場合は、水の流れが遅いだけではなく、ゴボッという音が出たり、一気に流すと水位が上がったりしやすくなります。

目視できない床下や壁の中の排水管

ヘアキャッチャー周辺やS字トラップを掃除しても改善しない場合は、床下や壁の中の排水管でつまっている可能性も考えられます。この段階まで進むと、ご自身の目で原因を特定しにくくなり、軽い掃除や薬剤だけでは解消しにくい状態になります。

なお、洗面所以外の排水口でも流れが悪い、洗濯機や浴室の使用時に洗面所から異音がするといった症状があれば、排水管のさらに先で不具合が起きている可能性を疑いましょう。見えない場所のつまりを無理に押し流すと、汚れが奥まで入り込んでしまうため、症状が長引く時は慎重に判断したいところです。

薬剤を使用して解消!洗面所つまりの原因を溶かす直し方

髪の毛やぬめりが原因の軽いつまりであれば、薬剤による対処が有効です。薬剤は、こびり付いた汚れを柔らかくしたり分解したりしやすく、表面から見えない場所にも作用しやすいメリットがあります。

ただし、薬剤使用の効果は万能ではありません。固形物が原因のつまりや、排水管の奥でつまりがひどくなっているケースでは改善しないこともあります。そのため、製品本体の表示を確認しながら安全面にも配慮して進めていきましょう。

市販の液体パイプクリーナーで汚れを分解

市販の液体パイプクリーナーは、髪の毛や皮脂、石鹸カスなどの汚れに対して効果的です。排水口のごみを軽く掃除してから規定量を流し込むと、汚れに届きやすくなります。洗面ボウルに水が多く残っている時は、できる範囲で除去してから使用すると濃度が薄まりにくくなります。

また、使用中は換気を行い、ゴム手袋を着用して作業を行いましょう。さらに、塩素系洗剤や液体パイプクリーナーを酸性洗剤やアンモニアを含む製品と混ぜると、有毒なガスが発生するおそれがあります。別の洗剤と同時に使わないよう注意が必要です。

重曹とクエン酸(酢)の発泡パワーで洗浄

重曹とクエン酸(酢)は、軽いつまりにのみ効果を発揮しやすい対処法です。使用方法は、重曹を排水口に入れて、そのあとにクエン酸を溶かした水、または酢を注ぐと、水と反応して泡が立ちます。この泡がぬめりや軽い汚れへ働きかけ、汚れの除去に役立ちます。

分量の目安は、クエン酸や酢を重曹の半分程度にすると調整しやすいでしょう。ただし、固形物が落ちている時や髪の毛の塊が厚くこびり付いている時には、十分な効果は期待できないため、別の方法を検討する必要があります。

薬剤の効果を最大化する放置時間と使用方法

薬剤は、使用してすぐに解消するとは限らず、適切な放置時間と使用方法を守らなければなりません。放置時間が短すぎると汚れに十分作用しにくく、逆に長く置きすぎると落とした汚れが定着して、つまりが悪化するおそれがあります。

液体パイプクリーナーは製品ごとに推奨時間が異なるため、必ずラベルを確認しましょう。重曹とクエン酸(酢)を使用する方法でも、泡立った直後にすぐ流してしまうより、少し時間を置いたほうが汚れへ届きやすくなります。

道具を使用して解消!物理的に原因を除去する対処法

薬剤で改善が見られない時は、道具を使用して物理的につまりを除去する方法もあります。吸引や圧力で汚れを動かしたり、ワイヤーで奥の汚れを細かくしたりすることで、流れが戻るケースもあります。

ただし、力任せに作業をすると水が飛び散ったり、古い配管へ負担をかけたりするため、丁寧な作業を心がけることがポイントです。

ラバーカップ(スッポン)でつまりを吸引・押し流す

ラバーカップ(スッポン)は、洗面所の軽いつまりに試しやすい道具です。使用する時は、カップ部分が排水口をしっかり覆うサイズか確認しましょう。また、洗面台にオーバーフロー穴がある場合は、そこを濡れた布で塞いでから作業すると、圧力が逃げにくくなる仕組みです。

使用方法はカップが隠れる程度まで水を溜め、ゆっくり押し込んで勢いよく引く動作を繰り返すと、つまっている汚れが動きやすくなります。なお、水が飛び散ることもあるため、周りにタオルを敷いておくと後片付けがしやすくなります。

真空式パイプクリーナーで強力に圧力をかける

ラバーカップでつまりが改善しない場合は、真空式パイプクリーナーを使用する方法もあります。真空式パイプクリーナーは、ラバーカップより強い吸引力や圧力をかけやすいため、やや頑固なつまりにも対応しやすい道具です。

特に勢いが強いため、洗面ボウル内の水が多すぎると汚水が飛び散りやすくなります。作業前に周りの壁や収納を養生し、ゆっくり動作を確認しながら進めるとよいでしょう。

また、古くなった排水トラップや接続部へ強い負荷をかけると、水漏れへつながるおそれもあります。異音やぐらつきがある設備では無理に作業しないことが肝心です。

ワイヤーブラシを使用して配管奥の汚れを削る

ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)は、排水口の奥にある汚れへ直接除去したい時に役立つ道具です。ゆっくり差し込み、回転させながら進めると、髪の毛やぬめりを絡め取ったり崩したりしやすくなります。

ただし、曲がりの多い配管へ無理に押し込むと、排水管の内側を傷つけるおそれがあります。特に樹脂製の排水トラップや古い配管では、強くこすりすぎることで傷が付き、その傷へ汚れが再付着しやすくなる点にも注意が必要です。途中で引っかかる時は無理にねじ込まず、一度戻してから角度を調整しましょう。

排水トラップの分解掃除で頑固な汚れを根本から除去する

洗面所の流れが悪い原因がS字トラップ周辺にある時は、排水トラップを分解して内部を掃除すると改善につながることがあります。

表面から見えない髪の毛の塊や石鹸カスを直接除去しやすいため、汚れの確認と対処を同時に進めやすい方法です。ただし、戻し方が不十分だと水漏れの原因になりやすいため、構造を確認しながら丁寧に進めていきましょう。

S字トラップの構造理解と分解前の準備

S字トラップは、曲がった配管の中へ一定量の水を溜めることで、臭いの逆流を防ぐ部品です。この部分を外すと内部の水が出てくるため、作業前には必ずバケツや洗面器、タオルを用意して真下へ置きます。収納物がある場合はあらかじめ外へ出し、周りが濡れてもよい状態を作っておくほうが賢明です。

また、ナットの形状によってはモンキーレンチが必要になる場合もあります。樹脂製の部品へ過度な力をかけると破損しやすいため、様子を見ながら緩めていきましょう。

なお、汚れや臭いが強いこともあるため、ゴム手袋を着用して作業するのがおすすめです。

手順通りに行うパイプの取り外しと内部洗浄

準備が整ったら、排水トラップのナットをゆっくり緩めて取り外します。強引に外すと汚水が一気に出ることがあるため、少しずつ緩めることが作業の時のポイントです。外した配管の内側には、髪の毛の塊や石鹸カス、ぬめりが付着していることが多いため、ブラシや古布で除去します。

また、排水口側の内壁も手の届く範囲で掃除すると、再発防止につながります。さらに、取り外した部品にひびや変形がある場合は、そのまま再使用せず交換を検討したほうがよいでしょう。

水漏れを防ぐための正しい戻し方とパッキン確認

掃除後は、元の順番どおりに部品を戻し、パッキンの位置ずれがないか確認しながら取り付けます。特にパッキンがねじれていたり、接続面へごみが残っていたりすると、作業後の水漏れにつながりやすくなります。

ナットはまっすぐ入っていることを確かめ、締めすぎないように注意しましょう。取り付け後は、いきなり大量の水を流さず、少量ずつ流して接続部の周りを確認します。ティッシュを当てて湿り気が付かないか見ると、小さな水漏れも見つけやすくなるはずです。

自力で直せない洗面所つまりの原因

洗面所つまりの中には、ご自身で対応しやすいものもありますが、原因によっては無理に手を加えないほうがよいケースもあります。薬剤や道具で改善しない場合は、表面近くの汚れが根本的な原因ではない可能性があります。

そのため、設備を傷めたり水漏れを悪化させたりする前に、水道修理業者へ相談するかどうかの判断軸を押さえておきましょう。

固形物を排水管の奥まで流してしまったケース

ヘアピンやアクセサリーなどの固形物を排水管の奥まで流してしまった場合、ご自身での除去は難しくなります。固形物が奥へ流れた場合は、道具で押し込むおそれがあるため、無理に作業しないでください。

固形物の周りへ髪の毛やぬめりが絡みついていると、表面のつまりだけ一時的に動いても、根本的な原因は残ったままになってしまうのです。

高圧洗浄が必要なほど汚れや老朽化が深刻な場合

床下や壁の中の排水管でつまりが強くなっている場合や、長年の汚れが厚くこびり付いている場合は、高圧洗浄が必要になることがあります。

この段階では、液体パイプクリーナーや簡単な掃除では届きにくく、道具で押しただけではつまり解消の期待はできないでしょう。さらに、配管の老朽化が進んでいる設備では、無理な作業が破損や水漏れを招くおそれもあります。

失敗しない水道修理業者の選び方と費用の目安

洗面所つまりを依頼する時は、対応の早さだけではなく、作業内容を分かりやすく説明してくれる水道修理業者を選びたいところです。見積もりの段階で、原因と考えられる箇所や作業費に何が含まれるのか、部品交換が必要な場合は別途費用がかかるのかなど確認しておくと、依頼後の後悔を減らせます。

また、作業費の目安は、表面の汚れ除去で済むか、排水トラップの分解掃除が必要か、高圧洗浄や部品交換まで行うかで変わります。公式ホームページで洗面所のつまり対応実績や対応エリア、口コミ、受付体制を確認することも判断材料として欠かせません。

水道トラブルならあいち水道職人にお任せ

洗面所つまりは、髪の毛や石鹸カスによる軽いものから、固形物の落下や排水管奥の不具合による重いものまで、さまざまな原因があります。早い段階ならご自身で試せる対処法もありますが、改善しないまま作業を重ねると、水漏れや設備破損につながる場合もあります。

洗面所の水が流れない、何度掃除しても再発する、原因が分からないといった時は、あいち水道職人へお電話ください。365日24時間、お問い合わせを受付けております。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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