水のコラム

トイレつまりが自然に治るケースは?症状別に解説

2022年07月22日  トイレ

トイレが詰まると「便器の水が溢れてしまうのではないかと、慌ててしまいますよね。次に使う家族がいるとなおのこと、どうにかしようとしてトイレのレバーを繰り返し引いて水を流してしまうのではないのでしょうか。

しかし、水がタンクの中に溜まり切らずにレバーを引いても、水圧が弱くて流れません。

何度かトイレを詰まらせた経験のある人や、ラバーカップが家にある人はすぐに解消できるかもしれません。しかし、初めてトイレを詰まらせると慌ててしまいます。

この記事では、トイレの詰まりが自然に解消するケースと対策が必要なトイレの詰まり、自力で直せないケース、詰まりを放置するとどうなるのかについて詳しく解説していきます。

こんな時はトイレのつまりが自然に解消

トイレが詰まってしまったとき、詰まりの原因によっては時間を置くだけで解消されることがあります。自然に解消する詰まりの原因には次のようなものがあります。

・トイレットペーパー
・トイレに流せるウェットティッシュや掃除用シート
・排泄物
・少量の詰まり

トイレットペーパーは元々水に溶けやすいように作られています。しかし海外製のトイレットペーパーや安物のトイレットペーパーはまれに溶けにくいものもあります。

トイレに流せると書いてあるウェットティッシュや掃除用シートなどもありますが、水の勢いが弱かったり十分な水の量が出なかったりすると、詰まってしまうことがあります。

水に溶けやすいようにできているので、時間を置くと自然に溶けることがありますが、できればトイレには極力トイレットペーパー以外は流さないようにした方が無難です。

排泄物も水に溶けやすいのですが、消化されずに排泄されたものや脂肪分が多い排泄物は、通常より水に溶けにくく、詰まってしまうことがあります。詰まったものが少量のときは、時間を置くと水の中で溶けて流れるようになります。

30分~1時間で自然に解消しないときは、早めに対策を施した方が良いです。

また、効果はあまり期待できませんが水道水よりも液体洗剤を流し込んだ水の方が、トイレットペーパーなどが溶けやすくなります。気休め程度かもしれませんが、試してみてください。

トイレの詰まりが自然に治る条件は、詰まっているものが水に溶けやすいものと少量の詰まりです。トイレの詰まりが自然に治ることは少ないと思ってください。

対策が必要なトイレのつまりとはどんな状態?

水の流れが悪いときは便器の排水口が詰まっていることと、タンクの不具合が考えられます。タンクの中に節水対策で節水用品を入れているとき、故意に水量不足で水の流れが悪くなってしまうことがあります。

タンク内の水面の水位線はトイレの水を流すのに調節されていますのでタンク内に入れるのはおすすめできません。タンクの水位線まで水があるのならタンク内の水量が原因ではなく、トイレの詰まりが水の流れを悪くしていると考えられます。

トイレの水を流すと水位が上がってくるときは、便器の排水口や排水管が詰まっていることが多いです。水位が上がっているのに引かないうちに何度も水を流し続けると、便器から水が溢れてしまう危険がありますので注意しましょう。

なお、トイレの便器の水位が下がっていても、詰まりが発生していることがあります。便器から不快な臭いがするときは、排水口や排水管の中に排泄物などが引っかかって流れず、それが腐敗して悪臭を発生させることも考えられます。

また異物の引っ掛かりによって水や空気の流れが遮られて循環しなくなり、不快な臭いの元になるケースもあります。

自分で直せないトイレのつまりの症状とは?

トイレの詰まりの原因が水に溶けるものであるとき、基本的に自分でも直すことが可能です。しかし便器の中の水位が時間が経っても変わらない、詰まりの原因が水に溶けないもの、または不明なときは自力での対処は困難です。普段から水の流れが悪いと感じているときは業者に依頼することをおすすめします。

詰まりが発生しても、少しずつでも便器内の水位が下がっていけば、軽度の詰まりであると考えられます。自力でいくつかの解消法を試してみましょう。しかし全く水位が減らないときは、詰まりの度合いは深刻であることが多いです。

トイレットペーパーなど水に溶けるものが原因であるときは、自分でいくつかの解消法を試して解消することはあります。しかし原因が芳香剤のキャップなど固形物のときは、難しいでしょう。

特に紙おむつやプキン、尿漏れパット吸水性のあるものは、水を含むとさらに大きくなり厄介です。このときはラバーカップをむやみに使わないように注意してください。異物をさらに奥に押し込んでしまい、取り出しにくくなってしまいます。

水を流すことで余計に奥の方に行ってしまい、排水管の奥の方まで到達してしまうと工事をしなくてはいけないことになりかねません。吸水性の高い異物を流してしまったときは、自分で取り出せそうでなければ速やかに業者に相談しましょう。固いものの詰まりは便器を傷つけてしまうこともあります。

トイレの詰まりは、費用が高額になってしまう前に業者に依頼した方が無難です。築年数が経っているのであれば、尿素が石みたいに固まって排水管の通り道を狭くしてしまいます。また節水対策で水の出を少なくしているときは、ちょっとの詰まりでも詰まりやすくなります。根本的に改善するために業者に相談しましょう。

トイレのつまりを放っておくとどうなる?

トイレの流れが悪い状態で放置すると、より大きな詰まりになってしまいます。便器の水が溢れ、電気系統が水によって故障してしまいます。

また詰まりがさらに奥の方に移動して、便器の排水口や排水管にまで被害が出ることも考えられます。集合住宅では、自分の部屋だけではなく近隣の住宅に被害を及ぼすこともあります。

溢れた水が大量だとトイレの床に水が染み込み、下の階に水漏れの被害を与えてしまうことも。集合住宅は下水管を共有しているので、一つの部屋のトイレの詰まりが他の部屋に影響を与えてしまうこともあります。そのため、トイレの詰まりの軽視は禁物です。

便器の水が逆流して、汚水や排せつ物が便器の外に溢れてしまうとかなり不衛生です。家の中のいくつかの排水口が合流して、一本の排水管に集まる部屋だと家中のどこの排水口から水を流しても下水が溢れてくる事態もありえます。

そうなるとトイレだけではなく台所のシンクや洗面台、洗濯機や浴室の使用もできなくなることもあります。

このことからも、トイレの詰まりが発生して自分で詰まりを解消できなければそのまま放置せず、業者に依頼して詰まりを改善してもらいましょう。

まとめ

トイレの詰まりは自分で直せる軽度のものと、自分では直せない重度なものがあります。詰まらせた原因によっては、無理しないで業者に相談した方が良いものもあります。

トイレの詰まりを放置すると、より深刻になってしまうこともありますので、最善な対処方法が分からないときは業者に相談しましょう。集合住宅でトイレを詰まらせたとき、重度な詰まりは厄介です。また、悪徳業者に想定外の費用を請求されるトラブルも少なくありません。

業者は、自治体の指定業者など信用できるところを選びましょう。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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