水のコラム

寒い季節は特に注意!水道が凍結した場合の直し方を解説

2023年06月04日  水道管の凍結

寒い季節は特に注意!水道が凍結した場合の直し方を解説
寒くなる時期に水道が凍結して困った経験はありませんか?外の気温が大幅に下がることや積雪などによって発生するトラブルですが、水道が凍結してしまうと、使いたいタイミングで自由に水道が使えなくなって不便です。
そのため水道が凍結したら放置せず、速やかに対処することが必要です。では、水道が凍った場合にはどのような対処を行えば良いのでしょうか?そこで今回は、寒い季節に注意したい、水道が凍結した場合の直し方について解説します。

水道が凍結する主な原因

水道が凍結する原因には、いくつかのパターンが考えられます。ただ気温が低くなることだけでは、水道の凍結は発生しないので、細かい条件などを確認して自宅の水道周りの状況と照らし合わせてみましょう。

水道が凍結する原因の一つに、夜間だけではなく終日常に気温が上がらず氷点下の日が続くと水道が凍結しやすくなります。通常、朝方に水道が凍ってしまっても、お昼頃にかけて気温が上がるにつれて自然に解凍していきます。
しかし気温が上がらず、自然解凍するタイミングがないと、お昼になっても凍結したまま使えないという状況が発生してしまいます。

また、日中気温が上がる環境でも、朝方必ず氷点下になる環境でも水道の凍結は起きやすくなります。氷点下の日が続くと、水道が凍結するだけではなく、最悪の場合破裂してしまう恐れも考えられるので気をつけなければいけません。
さらに、長期間家を留守にする場合も凍結する原因となります。水道を使用していないと、配管に残留水がある状態が続いてしまい、その残留水が凍ってしまうことによって水道自体の凍結を招きます。
このように、気温を始めとした水道が凍結しやすい原因はいくつかありますが、水道の設置場所にも注意が必要です。

水道の場所が、日が当たりにくい場所に設置されている場合や北向きの場所に設置されている場合は、水道自体が冷気に常にさらされることになるため、水道の凍結を解消しにくいことが考えられます。
また、止水栓がそのままむき出しになっている水道でも凍結が発生しやすくなります。そのため、住まいの環境によって水道が凍結する原因を見つけて、それに合わせた対策を行う必要があります。

水道が凍結した場合の対処法

実際に水道が凍結したら放置せず、すぐに対処することが大切です。凍結の解消は、自宅にあるもので手軽に始められますが、手順もしっかり把握しておきましょう。
では、具体的にどのような方法で対処すれば良いのでしょうか?ここでは、水道が凍結した場合の対処法について解説します。

ドライヤーやカイロを使用する

ドライヤーやカイロを使用することで、水道の凍結に対処できます。時間がないタイミングやなるべく手軽に済ませたい場合に有効な方法です。
ドライヤーを使用する場合は、水道に直接温風を当てて凍結を解消していきます。ただし、急な温度変化によって水道管が破裂してしまう恐れもあるため、
いきなり熱風にせず、少しずつ温度を上げて、ドライヤー本体を近づけすぎないように注意しましょう。
カイロを使用する場合は、ドライヤーと異なり手で押さえておく必要がないため、ドライヤーを使用するよりもより手軽に済ませることができます。
ただし、カイロを使用する場合は、時間の経過とともに温度が下がるほか、必要に応じて何枚も使用しなければならないため、水道のサイズや時間帯によって使用するか判断することが大切です。

お湯とタオルを使用する

お湯とタオルを使用した方法も、ドライヤーやカイロを使用する方法と同様、手軽に始められる対処法の一つです。
お湯は、約50℃に温めたものを準備しておきましょう。水道にかける際は、水道に直接かけてしまうと急激な温度変化により故障の原因になってしまうため、必ずタオルを水道にくくりつけてその上からお湯をかけるようにしましょう。

お湯は、勢いよくかけるのではなくゆっくりかけていくのがポイントです。蛇口を回しながら作業することで、水が流れてくるタイミングを掴みやすくなります。
この対処法で使用するタオルは、普段からできる水道の凍結の予防策としても効果的であり、常にタオルを凍結しやすい場所に巻いておくことで冷気を防ぐことができます。

追い焚きを継続して行う

入浴などの際に便利な追い焚き機能も、水道の凍結に役立つ可能性があります。水道の凍結には、給湯器の凍結が原因になるケースもあります。
このような場合は、追い焚きの設定温度を少し下げて、凍結しやすい翌朝に備えて夜間続けて追い焚きをしておきましょう。
また、給湯器にヒーター機能がついている場合は、常に作動しておくことで水道の凍結を予防できます。

少しだけ水を流し続けておく

給湯器のヒーター機能がない場合や一晩追い焚きをしたくない場合は、夜間水道の水を出し続けておくことで凍結を予防できます。
水道の凍結には、外気温の低下以外に残留水の凍結も原因としてあるため、常に水を流しておくことで防ぐことができます。
水を出す場合は、少量の水を出し続けるだけで問題ありません。ただし、常に水を出し続けることによって水道代が余分に発生してしまうため、出し続けた水を無駄にしたくない場合は、
水受けを置いておき、掃除などに応用すると水を無駄にすることなく使用できます。

業者に修理を頼むときのポイント

寒い季節には、水道が凍結する機会も増える傾向にあります。そのため、凍結するたびに対処するのが難しい場合は、一度業者に依頼して効果的な予防法や対処をしてもらうのがおすすめです。
業者に修理を依頼することによって、凍結箇所や対処が難しいケースでもスムーズに対応してもらえます。ただし、業者に修理を依頼する際のポイントをいくつか押さえて信頼できる業者を見つけましょう。

業者に修理を依頼する際には、なるべく早めの判断が大切です。原因がわからず自分で対処することで、水道を故障させてしまう恐れもあるため、
手順が不明な場合やなかなか凍結が解消されない場合は、すぐに業者に連絡しましょう。業者を選ぶ際には、修理料金と対応可能な時間帯の2点を中心に選ぶことが大切です。

業者に依頼する際の修理料金は、業者によっても幅広く、基本料金に作業工賃、材料費や出張費などが加算していくため、大きなトラブルが発生する前に、必ず費用の内訳を確認しておくと安心です。
また、修理に対応している時間帯にも意識しておきましょう。水道が凍結しやすいのは、ほとんどの場合翌朝になるため、早朝の修理に対応している業者を視野にいれておきたいところです。

さらに、年末年始や夜間対応も可能な業者を見つけておくことで、急に水道が凍結しても水道が使えなくなる心配がありません。
業者選びが難しい場合は、各自治体が指定する水道業者や口コミ、評判などを基準に選択しましょう。複数の業者に見積もりをしてもらうことで、費用相場やサービス内容の違いを比べることができます。

まとめ

この記事では、寒い季節に注意したい、水道が凍結した場合の直し方について解説しました。水道が凍結してから対処しようとすると、準備に時間がかかるほか、水道を使いたいタイミングですぐ使えなくなってしまいます。
そのため、水道が凍結する可能性がある場合は、前日の夜から対策や準備をしておくように心がけましょう。
また、自分でできる予防策を実践するのと同時に、いつでも相談できる水道業者を見つけておき、解消しにくいトラブルにも備えておきましょう。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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