水のコラム

キッチンのつまりを防ぐには

2019年07月30日  つまりのトラブル


毎日のように調理や洗い物を続けていれば、キッチンは徐々に汚れていきます。それでも工夫次第では、汚れの蓄積により排水口がつまるのを防ぎやすくなります。あまり大がかりな方法でなければ、すぐ日々のメンテナンスに取り入れられるでしょう。そこで今回は、日常的に実践できるキッチンをつまらせないための対策をご紹介します。

できるだけゴミは流さない

キッチンのつまり予防には、まず排水口にできるだけゴミを流さないようにするのが効果的です。

・食材カスは三角コーナーなどで回収
食材カスは、細かくてもキッチンの排水口をつまらせます。調理で出てきた野菜の皮や食べ残した料理を、水と一緒に流すのはよくありません。少しなら大丈夫だろうと思って繰り返せば、排水溝のゴミ受けにたまります。あふれるほど蓄積すれば排水つまりを起こすだけでなく衛生的にもよくないので、こまめな回収が望まれます。

調理中、シンクに落ちた食材カスは面倒でも三角コーナーやゴミ袋に拾い集めましょう。食後は、食べ残しを三角コーナーなどに捨ててから食器を洗ってください。それでも、小さな食材の切れ端は排水口に流れていくかもしれません。排水溝のゴミ受けも、定期的に清掃することが大切です。

・油はキッチンペーパーで拭き取る。
油は、キッチンをつまらせる原因の代表です。排水口にそのまま流すと、排水管の内側に付着して固まります。その状態が続けば油の層は積み重なり、徐々に水の流路を狭めていきます。やがて排水つまりを引き起こすので、最初は問題なくてもキッチンに油を流すのは好ましくありません。

調理後、フライパンや鍋にあまった油はキッチンペーパーで拭き取ってください。揚げ物で大量に使ったときは、固めてから廃棄する方法もあります。料理から出てきた脂分は、食器を洗う前に処理しましょう。十分に注意しても多少の油はシンクに流れていくので、油汚れを除去する意味でも定期的なキッチン清掃は不可欠です。

重曹・お酢・アルミホイルを活用

キッチンの排水口を掃除するとき重曹とお酢を活用するとヌメリの除去に役立ち、アルミホイルは殺菌効果を期待できます。

・重曹+お酢
排水口に食材カスや油がたまると細菌やバクテリアが発生し、その排泄物はヌメリになります。ヌメリも油汚れと同じく排水管をつまらせるので、放置できません。ヌメリの除去には、重曹とお酢による掃除が有効です。

排水口の上に重曹をまいてから、酢(またはクエン酸)をかけます。重曹は排水口の表面が見えなくなるくらい、酢は重曹の約半分の量です。泡立ってきたら、30分ほど放置してください。最後に、40~50℃のお湯で洗い流せば終了です。頑固な汚れを落とすときは、スポンジや歯ブラシも使います。

メンテナンスの目安は、1週間に1度のペース。熱湯は排水管を傷める恐れがあるので、使用しないでください。

・アルミホイルでヌメリ予防
アルミホイルは、排水口のヌメリ予防に効果を発揮します。水にぬれたとき放出される金属イオンには,殺菌作用があるためです。細菌やバクテリアの発生を抑えられるため、ヌメリの軽減を見込めます。

アルミホイルは、ピンポン玉サイズに丸めて排水口に2~3個入れるだけで十分です。固く握りつぶすのではなく、ふんわりと丸めます。アルミの球をセットしておけばキッチンで水を流すたびに化学反応によりイオンが生み出され、ヌメリ予防につながります。

排水管のなかに落とすとつまりの原因になるので、セッティングするときは落ち着いて作業してください。

キッチンの使用後にはお湯を流す

洗い物が終わった後など、キッチンにお湯を流すと排水管で油が固まるのを防ぎやすくなります。

・硬く固まった油は厄介
上述のとおり、排水管に付着した油は時間が経つと固まります。長く放置すれば、硬さは増すばかり。硬く固まった油汚れは非常に頑固であり、簡単には除去できず厄介です。家庭用のワイヤー式パイプクリーナーや市販の薬剤では、手に負えないでしょう。費用を抑えたくても、自力での解決は難しくなります。

業者に依頼した場合、重度のキッチンつまりには業務用の特別な薬品や専用機材を使うケースが少なくありません。作業に手間がかかれば、それだけ料金は高くなります。必要以上の出費を避けるには、日頃の予防対策が怠れません。

・柔らかい油にはお湯
油は、固まるまでに時間がかかります。排水口に流しても、温度が高いうちは液体のままであり固体に変わりません。この特性を利用した予防策が、キッチンの使用後にお湯を流す方法です。

手順は、洗い物が終わってからお湯をかけるだけ。洗い桶に約1杯分の量を、排水口に流し込みます。熱湯は危険ですが、お湯の温度は高めのほうが効果的でしょう。排水管に付着した油は、まだ柔らかいうちにお湯で温められると固まらず流れやすくなります。そのまま排水管を通過すれば、つまりトラブルが起きるリスクは軽減します。

毎日この作業を続けると細菌などの発生源となる油汚れを蓄積させずに済むので、ヌメリ対策としてもおすすめです。

まとめ

日頃からキッチンの使い方に気をつけると、つまりトラブルの予防に役立ちます。食材カスや調理で残った油は適切に処分することを心がけ、排水口の清掃には重曹やお酢を有効活用して気持ちのよいキッチンを維持していきましょう。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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