水のコラム
賃貸で蛇口が壊れた!修理のポイントと大家さんへの相談方法【水道職人:プロ】
賃貸物件に住んでいて、急に蛇口が壊れたり水漏れしてしまった時、まず何をすべきかご存じですか?
頻繁に起こるトラブルでもないため、実際に遭遇するとパニックになってしまいがちです。
修理費用は誰が負担するのか、管理会社や大家さんにどう連絡すればいいのか、不安や疑問が次々と湧いてきて対処に困ってしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、蛇口トラブルが発生した際の初期対応から修理完了までの流れを分かりやすく解説したいと思います。
さらに、誤った対応でトラブルを拡大させないための注意点や、今後の予防策についてもご紹介。
困ったときに役立つ情報ですのでぜひご一読ください!
目次
蛇口が壊れたらまず確認すべきポイント
蛇口が壊れてしまったらまずは状況を把握し、適切に対応することでトラブルの拡大を防ぐことができます。
壊れた箇所や症状を冷静に確認し、必要な手順を踏んでいきましょう。
蛇口のどの部分が壊れているかを把握する
蛇口トラブルの原因は状況によって多岐にわたります。
例えば、水が止まらない場合は内部のパッキンや弁の劣化が原因であることが多く、ハンドルやレバーが回らない場合は可動部の部品が摩耗している可能性などが考えられます。
また、蛇口以外の部分から水漏れが発生している場合には、接続部分の緩みや劣化、さらには蛇口本体の破損などが原因として挙げられます。
このように、トラブルがどこから発生しているのかを特定することが、対処する上で重要です。
特に賃貸物件の場合、原因が経年劣化によるものか、借主の過失によるものかをあらかじめ把握しておくと、後の連絡や費用負担の話し合いがスムーズに進められますよ。
水漏れや蛇口が回らない場合の初期対応
水漏れがひどい場合や蛇口が動かなくなった場合は、ひとまず応急処置を試してみましょう。
まず、止水栓を探して水の供給を止めることが最優先です。
基本的に止水栓は、蛇口の配管をたどった先の収納スペース内に設置されていることがほとんどです。
もし止水栓が見当たらない場合は、屋外にある水道メーター付近を確認して、水の元栓を探してみてください。
ただし、マンションなどの集合住宅の場合は、他の部屋の元栓も一緒に設置されているケースがありますので、判断がつかない場合はむやみに触れないよう注意しましょう。
水が止まったら、壊れた箇所の状況を写真や動画で記録しておくことも大切です。
管理会社や修理業者に状況を説明する際や、火災保険などの申請時に、具体的な情報を提供することで迅速な対応が期待できます。
緊急時の水道の止め方と注意点
緊急時に止水栓を操作する際は、過度に力を入れすぎないように注意しましょう。
特に古い止水栓は固着している場合があり、無理に操作すると配管自体の破損のリスクがあります。
また、止水後には蛇口を一度開け、残っている水を流すことで配管内の圧力を抜いておくとさらに安心です。
賃貸物件での蛇口修理の流れ
賃貸物件では、蛇口修理における基本的な流れを理解しておくことが重要です。
修理の進め方や費用負担について明確にすることで、不要なトラブルを回避できます。
修理費用は誰が負担するのか?
一般的に、蛇口の経年劣化や通常使用による故障については貸主(大家さん)が修理費用を負担するのが通例です。
ただし、下記のような場合は借主が負担するケースもあるため、注意が必要です。
・借主の不注意により破損した場合(例:強く回しすぎて壊れた)
・誤った使い方により故障した場合(例:異物を詰めてしまった)
・自分で修理しようと試みた結果、状況が悪化した場合
一般的な契約書であれば、修理費用負担のルールが明記されていることが多いため、一度確認しておきましょう。
また、不明点があれば管理会社に問い合わせるのが安心です。
勝手に修理してはいけない理由
症状が軽微な場合は、自分での修理や交換作業を試してみても良いですが、リスクがある点も知っておきましょう。
賃貸物件で勝手に修理を進めると、契約違反となる場合があります。
特に、専門業者でない人が修理を行った場合、蛇口や配管の状態が悪化するリスクも…。
そのため、必ず管理会社や大家さんに相談するか、どうしても緊急性がある場合には専門業者に依頼するなど、適切な指示を仰ぐことがトラブル回避につながります。
蛇口の種類ごとの対応方法
被害が軽微な場合や、どうしても自分で対処してしまいたい場合は、しっかりと事前準備を整えた上で実施するようにしましょう。
まず壊れた蛇口の種類によって修理や対応方法は異なります。
それぞれの特徴を把握し、適切な対処法を選ぶことが大切です。
ハンドル式蛇口の修理ポイント
ハンドル式蛇口の故障は、内部のパッキンが劣化している場合が多いです。
この部品を交換することで水漏れや動作不良を解消できます。
1.事前準備
止水栓を閉めて水の供給を止めます。タオルやバケツを用意して、水漏れが発生しても周囲を保護できるように準備しましょう。
2.ハンドルの取り外し
ドライバーを使ってハンドルを固定しているネジを外します。このとき、部品がどの位置に取り付けられているかを記憶しておくか、写真や動画などで記録しておくと、元に戻す際に便利です。
3.パッキンの交換
蛇口内部にあるパッキンを取り出し、新しいパッキンと交換します。交換部品についてはホームセンターやネットショップなどで蛇口の型番に合ったものを購入してください。
4.組み立て直し
交換が終わったらハンドルを元通りに組みなおし、止水栓を開けて水の流れを確認します。水漏れが解消されているか確認してください。
蛇口全体が古い場合は、本体ごと交換してしまった方がよいケースもあるため、修理費用とのバランスを考慮しながら判断しましょう。
レバー式蛇口の場合の対処法
レバー式蛇口の場合は、内部のカートリッジが劣化することでトラブルが発生しがちです。
カートリッジの交換を行うことで、正常な動作を取り戻すことができますので、以下の手順を参考に試してみてください。
1.レバー部分の取り外し
レバー部分を取り外し、内部のカートリッジにアクセスします。蛇口によって六角レンチや専用の工具が必要になる場合がありますので、ホームセンターなどで購入する必要があるでしょう。
2.カートリッジの確認
カートリッジが劣化している場合、目視で傷や汚れが確認できることがあります。新しいカートリッジと比較し、交換が必要かどうかを判断しましょう。
3.カートリッジの交換
用意した新しいカートリッジを、古いものと入れ替えます。この際、蛇口のメーカーや型番を事前に調べ、適合する部品を選ぶことが何よりも重要です。
4.試運転
レバーを元に戻し、止水栓を開けて正常に動作するか確認しましょう。水漏れや異常がなく、レバーがスムーズに動けば修理完了です。
部品が特殊な場合はメーカーに問い合わせるか、専門業者に相談して蛇口自体を交換してしまうことをおすすめします。
特殊な蛇口の場合の対応策
浄水器付き蛇口やデザイン性の高い蛇口の場合、修理には専用の部品や知識が必要になります。
こうした蛇口では、自力での修理はなかなか難しいため、基本的には専門業者に依頼することをおすすめします。
蛇口が壊れた際は「あいち水道職人」に!
蛇口のトラブルでお困りの際は、「あいち水道職人」にご相談ください。
私たちは、地域に密着したサービスを提供しており、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。
特に賃貸物件での修理については、管理会社や大家さんとのやり取りも含め、スムーズに進められるようサポートいたします。
小さな不具合でも早めに対応することで、大きなトラブルを防ぐことに繋がりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!