修理業者の選定に役立つ！水道局指定工事店とは

水のコラム

2020年11月29日水道修理業者

水回りでトラブルが発生したとき、作業に慣れている方であれば別ですが、基本的には水道修理業者に依頼する方が多いでしょう。
しかし、水道修理業者はお住まいの地域に数多く存在していて、どこに依頼すべきかわからないといった声も耳にします。ここで参考にしていただきたいのが、「水道局指定工事店」です。今回は、水道局指定工事店の詳細についてご紹介します。

1 水道局指定工事店とは
2 水道局指定工事店に任せるメリット
3 非指定業者に依頼するデメリット
4 水道修理は指定工事店に依頼しよう！
5 まとめ

水道局指定工事店とは

水道修理業者のホームページを確認すると、「水道局指定工事店」という言葉が記載されている業者もあります。水道局指定工事店とは、市町村の水道局が指定した水道工事事業者のことで、「指定給水装置工事事業者」と呼ばれることも。給水装置に関する工事は、水道局指定工事店しか行うことができません。各自治体のホームページには、お住まいの地域の水道局指定工事店が一覧で記載されていますので、ぜひ確認してみてください。

・水道局指定工事店として指定を受けるための条件
水道局指定工事店としての指定は、水道局に申請すれば必ず受けられるわけではありません。主な条件としては、以下のようなものがあります。

●給水装置工事主任技術者が在籍している
●水道工事に必要な機材や資材が整っている
●適切な工事と事務手続きが行われている

水道局がこれらを含むさまざまな条件を満たしていると判断した場合にのみ、水道局指定工事店としての指定を受けられます。

水道局指定工事店に任せるメリット

水回りのトラブル解消や修理作業を依頼するのであれば、水道局指定工事店に任せるのがおすすめです。こちらでは、水道修理を水道局指定工事店に依頼するメリットを確認します。

・在籍するスタッフの知識が豊富
前述の通り、水道局指定工事店として指定を受けるためには、一定の条件をクリアする必要があります。そのため、在籍するスタッフの知識や経験もある程度担保されているといえ、豊富な知識のなかから、最適な工事方法を選択してもらえます。水道修理は適切に対処しないと二次的なトラブルにつながる可能性があるため、水道局指定工事店に任せるのが最適です。

・水道法に則った工事が行われる安心感
水道修理業者のなかには、過去の経験に基づいて独自の方法で修理を行っている業者も存在します。もちろん問題のないケースもありますが、再びトラブルが発生して別の修理業者に依頼したところ、正規の方法ではないため余計に費用がかかってしまうことも。水道局指定工事店に依頼すれば、そういった心配はありません。水道法で指定された方法に則って適切に修理が行われます。

・トラブルが発生したときに水道局に相談できる
水道局指定工事店に依頼した場合であっても、必ずしもトラブルが発生しないわけではありません。しかし、水道局指定工事店であれば、自治体の水道局に状況を相談することができます。自分に非がなく、修理業者側に原因がある場合は、自治体に対処してもらえるのがメリットです。

非指定業者に依頼するデメリット

水道修理業者のなかには、水道局から指定を受けていない非指定業者も存在します。価格の安さなどを売りにしているケースもありますが、非指定業者に依頼するのは避けるべきです。こちらでは、非指定業者に依頼するデメリットをご紹介します。

・トラブルに巻き込まれる可能性が高まる
水道局指定工事店は適正な費用で工事を請け負っていますが、非指定業者のなかには格安料金で集客し法外なオプション料金を請求する、いわゆる悪徳業者も存在します。すべての業者がそうとは限りませんが、水道局指定工事店に依頼する場合と比べてトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。もちろん、水道局にトラブルを仲介してもらうことはできません。

・法律違反としてペナルティを課せられるかも
前述の通り、給水装置に関する工事は水道局指定工事店しか行えません。それにもかかわらず、非指定業者に依頼した場合、法律違反を理由に自治体が依頼主にペナルティを課す可能性があります。ペナルティの有無や内容は自治体によって異なるものの、危ない橋をわたるメリットはありません。