水のコラム

間違った節水はトイレをつまらせる!正しい節水方法をご紹介

2020年11月29日  トイレ

毎月の出費を抑えるためには、固定費を削減することが大切です。少しでも家計の負担を減らすために、水道代の節約を目的として節水に取り組んでいる方も多いでしょう。しかし、間違った方法で節水していると設備の故障につながる可能性があります。今回は、トイレで実践できる節水方法をご紹介します。

家庭における水の使用量の内訳

節水を実現するためには、家庭内で水の使用量が多い場所に着目する必要があります。東京都水道局の調査に基づいて作成した下記の表をご覧ください。

【家庭での水の使われ方】
風呂 トイレ 炊事 洗濯 洗面・その他
40% 21% 18% 15% 6%
※参考:東京都水道局「水の上手な使い方」(https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/shiyou/jouzu.html)

家庭内での水の消費量を確認すると、トイレがお風呂に次いで多いことがわかります。一般的なトイレでは、1回につき6~8Lもの水を消費します。人は1日にトイレを何度も使用するため、どうしても家庭内での水の消費量に占めるトイレの割合は大きくなるのです。

反対に考えると、トイレの節水が上手に実現できれば、水道代全体の節約につながります。しかし、正しい方法で節水に取り組まないと、さまざまなトラブルが生じる可能性もあります。

間違った節水はトイレつまりの原因に?

トイレの節水方法は、テレビやインターネットなどでさまざま紹介されていますが、間違った方法も少なくありません。間違った節水方法を放置していると、トイレのつまりやタンクの故障につながります。修理に余計なお金がかかってしまい、節約がすべて無駄になる可能性もあるため、節水は正しい方法で行いましょう。こちらでは、代表的な間違ったトイレの節水方法をご紹介します。

・トイレタンク内にペットボトルを入れる
トイレの節約術としてよく紹介されているのが、タンク内にペットボトルを入れて内部の水量を減らす方法です。しかし、トイレは適切な水量を使用することで排せつ物を流せる仕組みであり、タンク内の水量が減ってしまうと、排せつ物を流せなくなる可能性があります。最悪の場合は、トイレのつまりや水漏れにつながるため、タンク内にペットボトルをはじめとした異物を入れるのは止めましょう。

・フロートバルブに取り付ける節水商品を使用する
トイレの節水アイテムのなかには、タンク内のフロートバルブに取り付ける商品が販売されています。フロートバルブに重りを取り付けることで、タンク内の水の消費量を抑えて節水するものです。しかし、この商品についても、タンク内の異物と同様のトラブルにつながる可能性があります。商品のなかには、「日本製のトイレには効果がありません」と記載されているものもあるため、使用は控えましょう。

正しいトイレの節水方法

トイレでの節水に特別な道具は必要ありません。こちらでは、家庭で実践できるトイレの正しい節水方法を2つご紹介します。

・レバーの大と小を使い分ける
トイレのレバーには大と小の2種類がありますが、意識して使い分けていない方も少なくありません。トイレの節水を行うには、まずレバーの大小をしっかりと使い分けましょう。

レバーの大小は、それぞれ消費される水量に違いがあります。トイレの種類によって多少違いはありますが、小の場合は約6L、大の場合は約8Lの水を消費しています。そして、1回あたりの水道際に換算すると0.5円ほどの違いがあるのです。

1回の使用であればそれほど大きな差にはなりませんが、トイレは毎日何度も使用するため、その差は徐々に大きくなっていきます。とくに、家族の多いご家庭では、レバーの使い分けが水道代に直結するといって良いでしょう。トイレを使用する際は、普段からレバーの大小を意識しましょう。

・2度流しをしない
トイレの節水では、余計な水を流さないことが重要です。なかには、公共施設でトイレを使用する際の擬音装置の代わりに、音消しとして水を流す方もいるのではないでしょうか。1回の使用で2回分の水を流していることになり、水道代も余計にかかります。水道料金の節約のためには、2度流しは推奨しません。

トイレがつまったときは修理を依頼しよう

正しい使い方をしていても、トイレがつまってしまうケースはあります。トラブル解消のためにはできるだけ早く水道修理業者に依頼しましょう。そのまま放置していると、余計な費用がかかってしまい、節約した金額以上の修理代になってしまうかもしれません。排せつ物が残ったままだと抵抗があるという場合は、バケツなどを使用して汲み出しておくと安心です。

まとめ

トイレは家庭内でも多くの水を消費しているため、使い方を意識するだけで節水が期待できます。しかし、間違った方法で節水しようとすると、つまりや水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。

知多市や東海市など、愛知県内でトイレトラブルにお困りであれば、熟練のスタッフが多く在籍する弊社までお問い合わせください。24時間年中無休で対応いたします。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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