水のコラム

集合住宅ならではのトイレ詰まりの注意点

2021年08月16日  トイレのつまり

突然起こるトイレのトラブルですが、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる場合には思わぬ問題に発展することもあります。そこで今回は、安心して集合住宅のトイレ詰まりに備えるための方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

集合住宅のトイレ事情

集合住宅には、一軒家とは違う特有のトイレ事情がいくつかあります。どのような場合にトラブルとなりやすいか見てみましょう。

・共有部分が詰まる
集合住宅には、各部屋の専有部分にある排水管と、他の部屋と共有する排水管があります。自分に心当たりがなく排水が逆流してくる場合には、共有の排水管が詰まっているかもしれません。自力で復旧できない部分であるため、管理会社や大家さんへ相談が必要となります。

・停電で断水してしまう
集合住宅では、電力で動くポンプを使用して各戸に水を供給しているケースが多くあります。そのため、停電になると水の供給もストップしてトイレも流れなくなってしまうのです。落雷や強風など急な停電に備えて、飲用水の備蓄やトイレ用のくみ置きの水があると安心でしょう。

・下階への水漏れの心配
集合住宅のなかでも2階以上の上層階に住んでいる場合には、下の階の部屋に与える影響を心配しなければなりません。トイレ詰まりによる階下への水漏れは、大きなトラブルに発展することもあるため、被害を最小に抑えることが大切です。

トイレ詰まりの原因と解決方法

トイレ詰まりには、いくつかの原因があります。思わぬトラブルを寄せ付けないためにも、正しいトイレの使い方をチェックしておきましょう。

・一度に大量の紙を流している
大量のトイレットペーパーを一度に流すと、詰まってしまうケースがあります。詰まった時には、ラバーカップ(スッポン)で水圧をかけて流すか、針金ハンガーを細く曲げたもので詰まりを取り除くと良いでしょう。

・流せるはずのものが流れない
掃除に使うシートタイプのトイレクリーナーや、猫や小動物のトイレ砂のなかには、トイレに流せると書かれた商品があります。しかし、詰まりの原因となりやすいため、トイレットペーパー以外のものは流さない方が無難です。トイレットペーパー同様に、ラバーカップや細長い針金ハンガーなどで取り除けるか試してみましょう。

・固形物を落としてしまった
膝に乗せた携帯電話やペン、子どものおむつやおもちゃ、生理用品などをうっかり便器に落としてしまうことも珍しくありません。小さなものであっても、細い排水管の奥で詰まると逆流の危険がありますので、すぐに取り除いてください。落とし物が見えている場合には、手袋やポリ袋で手を保護して拾いましょう。小さなものならば割り箸で拾うこともできます。

トラブルを起こさないための予防策

少しの詰まりが大きなトラブルになりやすい集合住宅のトイレですが、使い方を見直すだけで予防ができます。

・流す紙は少なめに
一度に流すトイレットペーパーの量は、少なめにしましょう。たくさんの紙を使う場合には、何回かに分けて流すのがおすすめです。水に溶けにくい商品の使用は避けて、水に溶けやすいトイレットペーパーを使ってください。

・ペットのトイレ砂などは流さない
流れにくいペットのトイレ砂や厚みのあるシートクリーナーなどは、流さないようにしましょう。自治体によっては、ペットのトイレ砂を流さずに可燃ごみとして出すことを推奨しているところもあります。ペット可の集合住宅の中には、ペットの砂を流すことを禁止しているところもありますので、注意が必要です。

・お助けアイテムを準備しておく
階下への水漏れトラブルを防ぐためにも、ラバーカップなどのお助けアイテムをあらかじめ準備しておくこともおすすめです。コンパクトなラバーカップや、コツのいらない真空式パイプクリーナー、長いワイヤーにブラシの付いたクリーナーなどがあれば、突然のトラブルでも慌てずに素早く解決できるでしょう。

・解決できない場合には修理業者を呼ぶ
排水管の共有部分の詰まりが疑われる場合や、自分では詰まりが取り除けない場合、水が逆流して階下へ水が漏れている場合などには、プロの修理業者を呼びましょう。その際にかかる修理費用の負担先や保険適用などは、詰まりの原因や賃貸契約の内容によってもさまざまです。管理会社や大家さんなどとも連絡をとりながらトラブルを解消すると良いでしょう。下の階への水漏れで住民間のトラブルとなった場合にも、まずは、管理会社や大家さんへの相談をおすすめします。

トイレ詰まりや水回りの故障はあいち水道職人へ

原因も分からず不安になるトイレ詰まりや水漏れなど、突然の水回りのトラブルが起きたら、あいち水道職人へご相談ください。名古屋市、豊田市、田原市、犬山市、蒲郡市、碧南市、豊明市、清須市など愛知県内を広く丁寧にサポートしています。まずは、無料のお見積もりからお気軽にお問い合わせください。

関連記事

あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315