水のコラム

風呂釜を交換する方法とは?費用相場も合わせて確認しよう!

2021年12月14日  お風呂のメンテナンス

風呂釜は、お風呂を沸かす専用の機器です。また、風呂内でのシャワーにも利用することができますが、キッチンや洗面所へのお湯の供給はできません。

そんな風呂釜を交換する時は、どんな時になるのでしょう。また、交換する際に給湯器への変更はできるのでしょうか。今回は風呂釜を交換する方法や費用面などを、詳しくお伝えしていきます。

風呂釜を交換するべきタイミングはいつ頃?

風呂釜を交換するタイミングで最も多いのは、やはり故障したときでしょう。火がつかない、お風呂が温かくならない、取っ手が割れたなど、風呂釜に異常が生じた時は交換する良いタイミングとなります。それでは、風呂釜を交換する、具体的な例を見てみましょう。

耐用年数を超えて汚れなどが目立ってきた時
風呂釜の耐用年数は、おおよそ10年と言われています。しかし、現実的には10年を超えて使用している風呂釜は多数あります。

ただ、10年以上の耐用年数を超えてくると、使用感がたっぷり現れてきます。もちろん、使用頻度の違いにもよりますが、取っ手の色が変色したり、外回りの汚れが落ちなくなり黒ずんだりします。こうなると、まだまだ使えそうでも「そろそろ替え時かな」と考えてよいでしょう。

連続して故障した時
耐用年数を過ぎてくると、部品の強度にも限界がきます。ハンドルを回すプラスティック製の取っ手が壊れたり、ガスの臭いがしたり、火が付かなくなったり、さまざまな故障が表れてきます。

1か所の故障なら、「直して使おう」となるでしょうが、連続して故障が起きるとさすがに交換を考える方が多いようです。

部品がなく強制交換となる
自分がまだ使用したくても、交換する部品が廃盤となり修理不可能で強制交換するケースも多いです。風呂釜の耐用年数は10年ほどなので、部品の製造は5年~7年でストップします。

壊れて修理する際は、ストックを使いながらになりますが、ストックが切れると部品交換すらできません。そうなると、新しい風呂釜に交換するしか方法がなくなります。

風呂釜の種類を知ろう!

一言で風呂釜と言っても、さまざまな種類が存在します。浴槽の横にくっついているタイプや、家の外に設置してあり、ハンドル操作をお風呂の中で行えるタイプなどがあります。ここでは、風呂釜の種類について紹介します。

BF式・バランス式風呂釜(自然給排気)
浴槽の横に設置して、室内から外に出した給排気口を使って、屋外で給排気を行います。そのため、浴室内の空気を使わず浴槽内のお湯を沸かすことが可能です。

乾電池を使って着火するので、電気が不要となり停電でも使用可能です。

FF式(強制給排気)
浴室内に設置し、四角い煙突を屋外に通して排気は送風機(ファン)により強制的に行います。安全性の高い風呂釜になります。

RF式(自然給排気、壁掛型・据置型)
屋外に設置するタイプで、本体から直接給排気を行うので排気筒は不要です。給気や排気用のダクトが不要な自然給気・自然排気方式なので、運転効率のよい風呂釜です。

FE式(強制排気式)
屋内に設置し、屋内の空気を給気して燃焼に使用するので、浴室内への設置はできません。屋内の空気を燃焼に使うので、必ず換気口が必要になります。

CF式(自然排気式)
屋内に設置するタイプで、屋内の空気を給気して燃焼に使います。排気は円筒の排気筒を通して屋外に排出するので、機器の直上にバフラーと呼ばれる少し膨らんだ煙突があるのが特徴です。現在、CF式風呂釜は、浴室内の設置が禁止されています。

風呂釜交換の費用相場と方法

風呂釜を交換する際にはどのくらいの費用が必要なのか気になる方も多いでしょう。費用は交換する風呂釜のタイプにもよります。

風呂釜の交換費用の概算
どのような風呂釜に交換するのか、また工事する際の工事スペースがあるのかなど、細かなところでも費用が変わってきます。ここでは風呂釜を交換する際の、一般的な費用をご紹介します。交換に至るまでの修理費用も掲載しますので、ぜひ参考にしてください。

・燃焼装置の修理:約2万円~
・電装系統の修理:約6,000円~
・安全装置の修理:約7,000円~
・制御機器の修理:約1万円~
・風呂釜本体の交換:約15万円~
・風呂釜からユニットバスへの交換:約80万円~150万円

壁貫通設置形風呂釜への交換がおトク
「ホールインワンバスイング」などと呼ばれる、壁貫通設置形風呂釜に交換すると、次のようなメリットがあります。

・リモコン操作ができる
・温度管理ができる
・安全装置が搭載されている
・1,100サイズのバスタブが設置可能
・種火が不要なので火災の危険性が低くなる

風呂釜が耐用年数を超えて交換する場合には、浴槽もかなり傷んでいるはずです。また、壁貫通設置形風呂釜に交換すれば1,100サイズのバスタブを入れることができて、バスタイムがこれまでより楽しくなります。壁貫通設置形の風呂釜本体は、約20万円以上となりますが、工事業者から購入すれば約10万円で設置することが可能です。浴槽代も10万円以内で探すこともできるので、安価にお風呂全体を新しくすることができます。

ユニットバスを採用して給湯器に交換
どうせなら、お風呂全体をユニットバスにリフォームして、風呂釜から給湯器に変更する方法もあります。

風呂釜だけでなく浴槽も痛みが酷く、パイプの接続部がサビついていたり、お風呂の壁や天井が湿気でカビだらけになっていたり、換気扇を取り替える必要があったりと、お風呂全体を修理する必要があるなら、リフォームした方が長い目で見ると安い場合もあります。その時には、風呂釜でなく給湯器に変更すればより便利になるでしょう。

まとめ

今回は風呂釜を交換する方法と、費用面について解説してきました。

同じタイプの風呂釜に交換するのが最も安上がりな方法となりますが、実際の工事ではそうは行かないケースが多いです。風呂釜が傷んでしまっていれば、それに属するパーツも傷んでいるので交換する必要があります。

風呂釜自体の交換は約15万円で行えても、付帯する修理を含めるともっと高額になるでしょう。水回りの修理や交換は、思っている以上にお金がかかります。工事会社と相談して、最適なプランを選ぶようにしたいですね。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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