水のコラム

キッチンの高さは体に影響する?リフォームも可能

2022年07月20日  キッチン

日頃、頻繁に使うキッチンは心地よく便利な空間にしたいですよね。

この記事では「キッチンの高さ」に焦点を絞りながらキッチンリフォームについて紹介していきます。

工事費用・リフォームの相場についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

高さの合わないキッチンを使うと起きる弊害とは?

普段、料理をしない人はキッチンの高さを気にする機会がないかもしれません。しかしキッチンの高さは、料理だけでなく洗いものなど水仕事をするときにも大切です。

高さの合わないキッチンで長時間作業すると、首や腰にストレスがかかってしまい痛めてしまうことがあります。

では、具体的にどのようなことが弊害として起こるのか見ていきましょう。

腰痛・肩こり
キッチンの高さが合わないと起こる弊害で一番多いのが「身体の痛み」です。

とりわけ、高さの合わない低いキッチンで家事をしていると、いつも腰をかがめた姿勢になってしまい腰痛が起こります。首や肩も腰とつながっているので、首の痛みや肩こりも併発しやすくなります。

ご自身の体をチェックしてみてください。キッチンの家事をしたあと体が痛む人は、キッチンの高さを調節する必要があるかもしれません。

固い物を包丁で切るときに力を入れづらい
固い食材などを切るときには、真上から力を加えないと切り落とせません。つまり、キッチンの位置が高すぎると、力を入れにくいのです。

高さの合わないキッチンで固いものを切ろうとすると、力んでしまいやすく、結果、誤って怪我をすることもあるでしょう。

水はねで服が濡れる
これは、キッチンの高さが低いときに考えられることです。

キッチン台が低い位置にあるために、洗い物をしているときに水がはねて腹部や裾などを濡らしてしまいます。ちょっとしたことでも、毎回だとストレスになるかもしれません。

キッチンの高さを変えるためのリフォーム費用はどのくらい?

キッチン台の高さを変更するリフォーム工事では、キッチン台そのものの工事にくわえて、流し台だけの付け替え工事やコンロ周りだけのリフォーム工事があります。

工事を検討する際には、家事をしているときの不便な点を書き出し、改善したいポイントに優先順位をつけていくことが重要です。

ここからは、キッチン自体の工事費用について解説していきます。
まず、キッチン自体の高さを調整するためのリフォーム工事には、次の2パターンがあります。

・現在のキッチンの高さだけを変える場合
・新品のキッチンを全てリフォーム工事する場合

では、それぞれのリフォーム工事費用相場を見ていきましょう。

現在のキッチンの高さをリフォーム
既存のキッチンの高さをリフォームする場合、費用は約12万円〜22万円、工事期間は、おおよそ1日〜3日です。これは、既存のキッチンを取り外して新しい台をつくり、かさを上げて調整をする工事です。

新品のキッチンにリフォーム工事する方法に対して、リーズナブルです。キッチンそのものは、続けて使うので工事期間も短くすることが可能なため、リフォーム工事のコストをなるべく抑えたい、すぐにキッチンを使いたいという方におすすめです。

「かさ上げ」するときには、水道や排水管・ガスの延長工事を実施する必要が出てくる場合も。そういったケースでは、追加費用が発生するので注意しましょう。

くわえて、「かさ上げ」をする材質が現在のキッチンと違ってしまい、ビジュアルが不自然になる可能性も考えておきましょう。かさ上げに使用する材質についてはリフォーム工事を行う前に専門業者とよく相談しておくことをおすすめします。

新しいキッチンにリフォーム
新しいキッチンにリフォームする場合、費用は約50万円〜150万円、工事期間は1週間ぐらいです。これは、現在のキッチンと同じ位置に新品のキッチンを備え付ける方法です。

上述のリフォーム費用はキッチンの位置やその種類を変更しない方法のときの費用相場です。たとえば、現在の壁に埋め込まれたキッチンを全く違ったタイプの「独立対面型キッチン」に変更するケースは、費用が割高になってくるでしょう。

また、キッチン販売店や使う材質により、工事費用は大きく変わってくるのでリフォームする前によく調べてからすすめていきましょう。

キッチンの基準となる高さはどのくらい?

それでは、キッチンの高さに基準というものがあるのでしょうか。その高さ基準については、どのメーカーであっても一定の基準が設けられています。

普通、キッチンカウンターの高さは「身長÷2 + 5センチ」で計算していきます。仮に身長が155センチの人であれば、キッチンの高さは82・5センチが最適といえます。各メーカーで設けられているキッチンの高さは、日本工業規格によって5センチ間隔で用意されており、そのバリエーションは、「80センチ・85センチ・90センチ・95センチ」となっています。

例をあげると、160センチの身長の人であれば、85センチサイズがジャストフィットといえます。ただ、これらの基準はあくまでも平均規格なので、人それぞれの腕の長さや体型に合わせる必要があります。

それからキッチン床にマットを敷くときや室内履きのかかと部分の高さ調節で身長が変わってきますので、しっかりとしたイメージを持って高さを決めるのがいいでしょう。

キッチンの高さを変える際に注意したいポイント

では、キッチンの高さを変更する時、具体的にはどういう基準で選んでいけば良いのでしょうか。

シーンごとに考えていきましょう。

高くするか低くするのかで迷っている
リフォームしたあとに低すぎた場合には対処に困りますが、高すぎるという場合には、踏み台を使用する、ヒールのある室内履きを履くなどで対処できます。
迷いがあるとき少し高めサイズにするとリスクを避けられます。最近では、キッチンの高さを基準として「肘の高さ−10センチ」で計算する方法もあるようです。

二世帯住宅は注意が必須
たとえば、二世帯住宅でキッチンを共用する場合、高さを決めるときは慎重になりましょう。仮に親世帯と子世帯の体型が近ければまったく問題ないのですが、一般的には親世帯の方が小柄なことが多いです。

できるかぎり高齢である親世帯に高さ基準をおいて、使いやすくさせてあげたいところですが、このこういった場合でも身長が高い方に合わせることをおすすめします。

全員が使いやすいキッチンというのは少し難しいかもしれませんが、工夫は可能です。メインで料理を行う人を中心として、キッチンの高さ調節については慎重に決めていきましょう。

まとめ

今回は、キッチンの高さとリフォーム費用の相場についてご紹介しました。

体に合ったキッチンは使いやすく、快適性がぐっと上がります。見た目や調理機能だけでなく、使い勝手として高さを意識したキッチンリフォームを行うことで、キッチンにいる時間が楽しくなるでしょう。

今回の記事を参考として、キッチンの高さについて考えてみてください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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