水のコラム

トイレのレバーが空回りしたときの対処方法

2019年06月27日  水のトラブル


トイレのレバーは、いろいろな原因によりスムーズに動かなくなります。レバーが空回りして水が流れなくなれば、原因に応じた修繕が必要です。レバーの仕組みやトラブルをよく起こす原因について知っていると、対処しやすいでしょう。

そこで今回は、トイレレバーの基本構造、空回りする主な原因、交換方法や交換時の注意点をご紹介します。

トイレレバーが空回りする原因

トイレのレバーが空回りする場合、レバー自体の故障と関連部品の不具合のふたつが主な原因です。

・トイレレバーの基本的な構造
一般的なトイレレバーは先端に鎖が取りつけられており、鎖はトイレタンクの底にあるバルブにつながっています。レバーを回すと鎖が引っ張られ、その動きに合わせてバルブが持ち上げられ水が流れるわけです。レバーが戻ると鎖とバルブも元通りになり、水は止まります。各々の器具が正常に機能しなくなると一連の動きに問題が生じ、うまく水が流れなくなるケースも少なくありません。

・レバー自体の故障
レバーが故障すると、空回りや動きが悪くなるといった症状が現れます。これらのトラブルは、レバーが折れたときやレバーを止めるネジが外れている場合によく起こります。レバーは経年劣化するため、長く使っていれば破損する可能性は小さくありません。ネジも、何かの拍子に緩むことがあります。レバーの空回りにより水が流れなくなれば、不衛生かつ不便です。古いレバーは新品に交換し、緩んだネジは締め直してください。

・関連部品の不具合
レバーはいくつかの部品と連動しているため、関連部品の不具合によってもトラブルが起こります。レバーがスムーズに動かず水の流れも悪いとき、レバー本体に問題がなければ周りの部品にも目を向けてみてください。一通りチェックすれば、トラブルの原因が見つかるかもしれません。原因が分からず放置すると、事態は悪化する可能性があります。そんなときは専門業者に連絡し、早めに対処してもらいましょう。

レバーを回しても水が流れないことがある

レバーを回してもトイレの水が流れないときには、タンク内装置の不良、不備が原因と考えられます。

・鎖が切れていないかチェック
トイレタンクに十分な水が貯えられレバーもきちんと回るなら、レバーに取りつけられている鎖をチェックしましょう。何らかの原因で、鎖が切れている可能性があります。レバー側、バルブ側、その中間のいずれで切れていても、レバーを操作したときにバルブを引き上げられず水は流れません。

レバーから外れていれば、タンク内に落ちている可能性は高いと考えられます。タンクの水を抜いて、どこかに残っていないか探してみてください。レバーにつながっている場合には、鎖を少し持ち上げてみてみましょう。バルブを引く感じがなければ、どこかで切れていると判断できます。

・タンク内を一通りチェック
鎖にも問題がなければ、タンク内の他の装置がレバー、鎖、バルブの動きを妨げている可能性があります。タンクを掃除した後で各装置が正しい位置に戻っていないと、きちんとレバーは操作できるのに鎖が何かに引っかかりバルブが動かないといった状況が起きているかもしれません。

タンクに異物が紛れ込んだ場合も、バルブをふさげば多少なりとも水の流れを悪くするでしょう。水が流れなくなるケースでは、レバーの操作自体に支障がなくてもいろいろな要因がトラブルにつながると想定できます。レバー関連の動きに目立った問題がなければ、タンク全体を点検しましょう。

レバーの交換は自分でする?業者に頼む?

トイレのレバーは基本的にあまり複雑な構造でなく、自分でも交換可能です。交換品は、ホームセンターや各メーカーのホームページで購入できます。

・自分で交換する手順
レバーを自分で交換する場合、最初に止水栓を閉じます。忘れると作業中に水が溢れてくる危険があるので、必ず閉じてください。通常、壁からタンクに伸びる給水管が床に取りつけてあり、マイナスドライバーで動かせます。
次にタンクのフタやカバーを開け、レバーにつながる鎖を外します。レバーは、ナットで固定されているタイプが一般的です。手やモンキーレンチで取り外せば、レバーを引き抜けます。交換用のレバーと水漏れ防止のパッキンを差し込み、鎖をつなぎ直したら部品交換は完了です。最後にフタや止水栓を元に戻し、水の流れをチェックしてください。

・交換が難しいタイプは業者に依頼
最近、トイレの水を流す装置はレバーばかりではありません。リモコン操作するタイプやオート洗浄するタイプも、少なからず見られます。これらは、レバーの交換ほど修理が簡単ではありません。電気の流れる配線も含まれるため、安易に分解すると危険です。古い部品を交換すれば済む場合でも、安全面を考えると自分で作業するのは避けたほうがよいでしょう。

出費を抑えたいからと無理すれば、各装置の故障範囲が広がり事態がさらに悪化するかもしれません。自分で交換するのが難しいタイプを修理するときは、専門業者に依頼することをおすすめします。

トイレのレバーも消耗品であり、徐々に劣化していきます。レバーの仕組みや点検方法を把握し、トラブルが起きたときの原因究明に役立ててください。同時にレバーが破損して使えなくなったときに備えて、部品の交換方法や交換時の注意点もこの機会に押さえておきましょう。
水道職人では、さまざまな水回りトラブルに対応しております。水漏れからつまりまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させていただきます。水トラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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