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水のコラム

排水トラップとは?ここから水漏れも?

2019年06月27日  水漏れトラブル


室内環境を快適に保つため、排水管に設置されている排水トラップ。何らかの原因で正常に機能しなくなるとトラブルにつながり、部品劣化は水漏れを招きます。トラブルに対処する際、そもそも排水トラップはどんな機能をもっているか理解しておいて無駄にはならないでしょう。

そこで今回は、排水トラップの基本的な仕組み・役割や水漏れ時の対処方法についてご説明します。

排水トラップの仕組みと役割

排水トラップは、台所や洗面台の下からお風呂場やトイレまで各所の排水管に設置されています。形状は数種類ありますが、基本的な役割は同じです。

・排水トラップの基本的な仕組み
基本的に排水トラップは、常に一定量の水をためておける仕組みになっています。形状はS字、U字、P字、椀型、ドラム型などが見られ、一律ではありません。いくつかのタイプに分かれますが、いずれにしても排水管には折れ曲がった部分や容器状になった場所が設けられています。
通常、排水管は途中にこのような構造をもつため、排水口から流れてきた水はまっすぐ下水に送られません。これらの構造物により水は勢いを弱められ、ある程度の量がそこに蓄積します。トイレの便器内に水がたまる構造も、排水トラップの一種に数えられます。

・排水トラップの役割
排水トラップの主な役割は、下水からの異臭の流れ込みと外からの害虫の侵入を防ぐことです。排水管は下水道とつながっているため、そのままでは下水で発生した悪臭や外にいる虫が排水口まで上ってきてしまいます。侵入を阻止するには、何かで通路をふさぐ必要があります。それでも水を流すためには、排水口をフタで閉じるわけにはいきません。そこで水をフタ代わりに活用した工夫が、排水トラップというわけです。いつでも排水トラップには一定量の水があり、悪臭や害虫はそこから先へ進めません。排水トラップの水は、その役割から封水・水封とも呼ばれています。

破封に注意

破封とは、排水トラップ内の水が少なくなる現象です。このトラブルを引き起こす主な原因には、蒸発、吸出し作用、はね出し作用、毛細管現象があります。

・蒸発による破封
水は、放置していると自然に蒸発していきます。排水トラップにたまった水も、例外ではありません。そのまま新たな水が追加されず蒸発により水量が徐々に減っていけば、封水機能を十分に維持できなくなります。長いこと使っていない水道では、排水トラップの水が蒸発して悪臭を防げなくなるトラブルがよく起きます。

・吸出し作用
吸出し作用とは、大量の水が縦の排水管に流されたとき排水トラップの封水も一緒に運び出される現象です。この現象がよく起きる場所は、高層の建物。上階から大量の水が一気に流れてくると、気圧の関係で下階の封水も吸い出されます。排水トラップは正常に機能しなくなり、異臭トラブルなどにつながります。

・はね出し作用
はね出し作用は、吸出し作用とは逆パターンの現象です。この現象では、縦の排水管に流された大量の水が排水トラップ側に噴出します。封水は、その勢いに押されて排水口へと逆流します。縦管から室内側に伸びる横の排水管が短く排水トラップが縦管に近いと、トラブルを引き起こすケースが少なくありません。

・毛細管現象
毛細管現象は、細い排水管を水が逆流してくる現象です。この場合も封水は排水トラップ内にとどまれなくなり、破封の状態になります。トラブルを引き起こす主な原因は、髪の毛や石鹸カスです。これらが排水トラップに流れ込むと毛細管現象を起こしやすいので、異物混入には注意したいところです。

排水トラップから水漏れが起こることも

排水トラップも、ほかの設備と同じく寿命があります。部品の劣化が進むと、水漏れの原因になります。

・排水トラップの寿命
現在、排水トラップの明確な耐用年数は示されていませんが、一般的に寿命といわれている期間は10年前後です。古くなると、排水トラップ本体や排水管との接続部分から水漏れするケースが少なくありません。

寿命を知らせる症状としては、トラップ部分のヒビ割れやサビの付着が挙げられます。プラスチック製であれば、パイプを握ってカチカチに硬くなっているときも寿命と考えて差し支えありません。接続部分から水漏れする場合、トラップ内にあるゴムパッキンが劣化している可能性もあります。いずれにしても、排水トラップが寿命を迎えたら部品交換が必要です。

・排水トラップを交換するならプラスチック製
排水トラップの素材は、大まかにプラスチック製と鉄製に分かれます。プラスチック製はホームセンターなどで普通に購入できますが、鉄製は大きなホームセンターでも取り扱っている種類や在庫数が少ないといわれ簡単には手に入りません。

新しい部品を設置するときには、パイプを切断して長さを調整する必要があります。プラスチック製は一般家庭にあるカッターやノコギリで切れますが、鉄製の切断は専用工具を使わないと困難です。サンダーなどは、使い慣れていないと作業中にケガするかもしれません。購入時の手間や安全性を考えると、部品交換にはプラスチック製がおすすめです。

排水トラップが機能しなくなると、異臭や害虫が侵入する原因になります。何か異変を感じた場合には、破封が起きてないか注意しましょう。水漏れが起きたら排水トラップの劣化を疑い、早めに部品交換しておくと安心です。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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