風呂場で水漏れ！？原因と対処法【矢野】 -あいち水道職人 -愛知県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

こんにちは、水道職人の矢野です。
 
風呂場は水を使う場所のため、水漏れに気が付きにくい環境です。
しかし、水栓を使っていないときに水栓まわりに水滴が付着しているときや、壁や床が濡れているときなどは、水漏れしている可能性があります。
 
今回は、風呂場で起こる水漏れの原因と対処法についてご紹介します。
 

風呂場の水漏れはなぜ起こる？

風呂場には水栓やシャワーなどの水まわり設備があり、水道管といった配管があります。
これらには耐用年数があったり、サビが発生したりして、水漏れが起こってしまうのです。
 

水栓からの水漏れ

水栓の耐用年数は約10年、長くても15年程度だと言われています。
水栓の耐用年数は水栓の本体だけではなく、水栓の内部に使われている部品も含めての推算です。
 
水栓の内部にはゴム製のパッキンが使われており、パッキンはハンドルの下部など、動きがある場所に設置されています。
パッキンには水栓をしっかりと閉め、水を止めるという役割や、金属同士がぶつかり合うことを防ぐという役割を持っているのです。
 
パッキンは水栓を使うたびに摩耗していき、10年程度で厚みが薄くなり、本来の役割を果たせなくなります。
その結果、水栓の部品の間に隙間が生じたり、動作不良が起こったりして、水漏れしてしまうです。
 
また、水栓は金属で造られており、内部部品にも金属が使われています。
金属は時間の経過で金属疲労と言われる劣化を起こしたり、サビが発生したりします。
金属疲労を起こした部品はパッキンと同様に本来の働きが行えず、水漏れへとつながるでしょう。
さらに、サビが発生している部分の金属は脆くなり、水栓の本体が損傷することで水漏れするケースもあります。
 

シャワーからの水漏れ

シャワーホースはステンレス（金属）製の製品やゴム（樹脂）製の製品があり、シャワーヘッドはプラスチック製の製品もあります。
材質がさまざまなシャワーは、耐用年数が水栓よりも短く、約5年程度だと言われています。
 
シャワーホースは時間経過でカビが発生し、継ぎ目は劣化で緩むでしょう。
カビが発生したシャワーホースは脆くなり、穴が空くことがあります。
さらに、緩んだ継ぎ目には隙間ができ、隙間部分から水漏れしてしまうのです。
 
それだけではなく、シャワーヘッドを交換したとき、継ぎ目が合わずに水漏れするというケースもあります。
シャワーヘッドを交換できるシャワーは多いですが、接続部分が合わないものに交換しようとすると、しっかりと取り付けられません。
取り付けが正常に行われていないシャワーヘッドとシャワーホースの継ぎ目は緩くなるため、交換したばかりでも水漏れは起こるでしょう。
 
また、シャワーヘッドの交換は考えても、交換が大変なため、シャワーホースを交換すると考える方は少ないでしょう。
シャワーホースが損傷し、水漏れするというケースは多いように見受けられます。
 

水道管からの水漏れ

壁や床、天井が水で濡れているときや、水滴が落ちてくる場合、水道管から水漏れしているケースがあります。
 
水道管は家庭内の壁の中や床下、天井裏などに引かれており、耐用年数は約40年〜70年です。
水道管の耐用年数は水道管の材質によって異なります。
VP管（ポリ塩化ビニル）などの近年主流となっている材質よりも、銅などの金属製の材質の方が耐用年数が短い傾向があります。
この理由としては、金属製の材質は水にさらされるとサビが発生し、サビた部分は脆くなり、穴が空いたり腐食したりするためです。
サビや腐食は、水にさらされる期間が長ければ長いほど、発生リスクが高まります。
 
水道管の水漏れは見えない場所で起きているため、気が付きにくいでしょう。
サビたり腐食したりして損傷した水道管は、損傷した部分から水漏れし、壁の中や床下などにたまっていきます。
乾燥することがなくたまり続ける水は、やがて壁の表面や床上に滲み出てきます。
 
水道管は地震や台風といった自然災害でも損傷する可能性があるため、VP管であるからとといって、長持ちするというわけではないことに注意が必要です。
 

給湯器の水漏れ

給湯器が故障した場合、風呂場で水漏れが起こる可能性があります。
これは、給湯器の配管が浴槽とつながっていることが原因です。
 
追い炊き機能が付いている浴槽では、給湯器と浴槽は、追い炊き配管・循環金具でつながっています。
これらの接続部分や、追い炊き配管に損傷が生じることで、浴槽に水漏れとして症状が現れるケースがあるのです。
 
また、給湯器のその他の部分が損傷した場合にも、追い炊き配管を経由して、浴槽で水漏れするケースもあるでしょう。
風呂場での水漏れは、給湯器が理由の場合もあるのです。
 

浴槽からの水漏れ

浴槽からの水漏れは、浴槽がひび割れなどの損傷がある場合や、排水栓が劣化している場合に起こります。
 

浴槽の損傷

在来工法の風呂場とユニットバスとで、浴槽の寿命は異なるでしょう。
 
在来工法の風呂場の場合、浴槽の寿命は約20年と言われており、ユニットバスの浴槽は約15年と言われています。
在来工法の風呂場の場合、浴槽から水漏れしているときは、浴槽だけの交換が可能です。
しかしユニットバスの場合、埋め込み型という施工方法で設置しているときは、浴室そのものの交換が必要になるでしょう。
 
浴槽まわりは、浴槽にひびなどの亀裂が入ったときだけではなく、壁や床のコーキングが剥がれた場合にも、水漏れするケースがあります。
コーキングは壁や床などの継ぎ目を埋めるための、ゴム製の素材でできた充填材です。
コーキングは劣化により、剥がれたりひび割れしたりし、水が入り込みやすくなります。
水が入り込むとカビが発生したり腐食したりするため、その部分から水漏れしているように見えるのです。
 

排水栓の劣化

浴槽にはゴム栓やワンプッシュ排水栓という、浴槽の中に湯をためておくための排水栓が付いています。
 
ワンプッシュ排水栓は、浴槽の上部に付いているボタンを押すと、排水栓が開閉し、湯をためたり湯を排水したりできます。
ワンプッシュ排水栓は、ボタン部分と栓の部分がレリースと呼ばれる線でつながっています。
レリースが損傷すると、排水栓が動かない、しっかり閉じないなどのトラブルが発生するでしょう。
 
ゴム栓はゴム製の栓が浴槽内にあるチェーンにつながっており、ゴム栓を排水口に入れたり抜いたりすることで、湯をためられます。
ゴム栓は経年劣化で耐久性が落ち、しっかりと閉じられなくなります。
 
どちらの排水栓も、劣化すると湯を浴槽の中にためておけず、排水口に湯が流れていってしまうのです。
 

換気扇からの水漏れ

天井から水が落ちてくる場合、水道管からの水漏れではなく、換気扇から水漏れしているケースがあります。
 
換気扇からの水漏れは、換気扇の内部に結露が発生している場合や、雨漏りなどで雨水が入り込んでいる可能性があるでしょう。
また、換気扇に乾燥機などの設備が付いた浴室換気乾燥暖房機を設置している場合、フィルターの目詰まりが水漏れの原因というケースもあります。
 

風呂場での水漏れの対処法

風呂場で水漏れが起きている場合、水漏れしている原因ごとに、それぞれ対処する必要があります。
 

水栓の修理や交換

水栓で水漏れが起きている場合、パッキンの交換や水栓本体の交換が必要です。
 
多くの場合、水栓の水漏れはパッキンを交換することで改善します。
しかし、水栓の使用頻度や、水栓の使用年数次第では、パッキンの交換では水漏れが改善しないこともあるでしょう。
この場合、水栓を点検し、水栓の修理か水栓の交換が必要です。
 
水栓の修理や交換は、あいち水道職人などの、水道修理業者に依頼しましょう。
水栓は水道管に接続しているため、自分での交換は難しい場合があります。
 

シャワーの交換

シャワーヘッドの継ぎ目やホースから水漏れしている場合、シャワーの交換が必要です。
 
継ぎ目から水漏れしていて、シャワーホースが新しく、カビの発生や穴が空いていない場合、シャワーヘッドを交換しましょう。
なお、シャワーヘッドを交換した後から水漏れが発生している場合、正常に取り付けられていないか、合わない寸法のものを接続している恐れがあります。
購入店やメーカーに、寸法や対応しているシャワーホースについて問い合わせましょう。
 
継ぎ目からしか水漏れしていなくても、シャワーホースも古くなっている場合、シャワーホースごと交換した方が良いでしょう。
シャワーホースの交換は手順が難しいため、あいち水道職人などの、水道修理業者への依頼も検討しましょう。
 
シャワーホースに穴が空いているときや、シャワーホースの付け根が劣化している場合も、シャワーホースごとシャワーを交換してください。
 

水道管の修理や交換

水道管からの水漏れが疑われる場合には、あいち水道職人などの、指定給水装置工事事業者に漏水点検を依頼しましょう。
水道管の修理や工事は、愛知県の各自治体の水道局に指定を受けた、指定給水装置工事事業者しか行えません。
これは水道法により定められています。
 
どの水道修理業者が指定給水装置工事事業者か分からないときは、愛知中部水道企業団などのホームページを確認しましょう。
指定給水装置工事事業者に関する情報が掲載されています。
 
参考：水道の故障・トラブル┃愛知中部水道企業団
 

給湯器の修理・交換

給湯器が故障しているときや、水漏れの原因が給湯器だと疑われる場合は、あいち水道職人などの、水道修理業者へ点検の依頼をしてください。
 
給湯器は水だけではなく、ガスや電気も使われています。
そのため、水漏れをしている場合、漏電で感電する恐れや、不完全燃焼を起こし一酸化炭素を発生する恐れがあります。
自分で修理や点検しようとはせず、すぐに水道修理業者へ連絡してください。
 
連絡をした後は、電源コンセントが水濡れしていないようであれば、電源を切っておくことで、万が一の感電を予防できます。
 
なお、水道修理業者での点検後、ガスや電気の業者への連絡が必要だと判断された場合、その旨が案内されるので、他の業者も呼んでください。
 

浴槽の修理・交換や排水栓の交換

浴槽にひびなどの亀裂が入っている場合、浴槽の修理や交換を検討しましょう。
ただし、ユニットバスの場合、浴槽の交換だけでは済まないケースもあります。
あいち水道職人などの、水道修理業者へ連絡してしっかりと点検してもらい、提案を出してもらいましょう。
この際、相見積もりを取得することで、費用を抑えて交換できる場合があります。
 
ゴム栓の劣化やワンプッシュ水栓の故障は、排水栓を交換することで解決します。
ゴム栓の交換は自分でも簡単にできるでしょう。
しかし、ワンプッシュ排水栓はレリースを通す作業などが発生するため、自分での交換は推奨できません。
ワンプッシュ排水栓の交換は、水道修理業者に依頼してください。
 

換気扇のメンテナンス

換気扇や浴室換気乾燥暖房機から水漏れしている場合、結露を拭き取るなどのメンテナンスをしましょう。
 
換気扇の場合は結露を拭き取り、様子を見てください。
浴室換気乾燥暖房機の場合、結露を拭き取るだけではなく、フィルターの掃除もしましょう。
その後、換気扇と同様に様子を見てください。
 
メンテナンスを施した後も水漏れが直らないときは、水道管からの水漏れが疑われます。
あいち水道職人などの、指定給水装置工事事業者に漏水点検を依頼してください。
 

風呂場の水漏れはあいち水道職人へ！

風呂場での水漏れは、あいち水道職人にお任せください！
あいち水道職人では、水まわり全般のトラブル対応を承っております。
 
風呂場の水漏れの原因はさまざまで、シャワーからの水漏れだと思っていたら、水栓が故障していたという、実際の故障原因が異なるケースもあります。
この場合、お客様が自分で水漏れしている場所を修理しても改善せず、ご相談をいただくことが多く見受けられます。
水栓やホースなど、水まわりの設備はつながっており、原因が別にあるというケースも少なくはありません。
 
また、風呂場の水漏れの修理作業をしようとして、水栓を壊してしまうことや、浴槽に傷を付けてしまうということもあるでしょう。
水漏れが起きている床は水で滑りやすく、足を取られやすいのです。
そのため、壊すや傷つけるという、思わぬトラブルに発展する場合もあるでしょう。
 
あいち水道職人では、修理や交換の作業をする際、しっかりと養生し、既存の浴槽や水栓に傷が付くことがないよう、細心の注意を払います。
 
あいち水道職人では、浴槽の交換という大掛かりな作業も承ります！
お客様の風呂場の環境次第では、その日の内に交換が完了しない場合や、人員を確保してから作業に入る場合もあるでしょう。
このようなときは、お客様に状況を説明し、お客様へ負担がかからないように精一杯努めます。
 
水まわりのお困りごとは、どのような内容でも、あいち水道職人にお気軽にご相談くださいませ！