水のコラム
蛇口からのポタポタ水漏れ…自分で直す方法は?業者は呼ぶべき?【水道職人:プロ】
蛇口から水がポタポタと漏れる…そんな経験はありませんか?
放置しておくと、水道代が無駄になるだけでなく、家全体の水回りに悪影響を及ぼすこともあります。
この記事では、蛇口の水漏れの原因や自分で直せる方法をわかりやすく解説しています。
また、業者に依頼すべきケースや費用相場についても触れていますので、蛇口の水漏れトラブル対策にぜひ役立ててください。
蛇口からの水漏れの原因とは?
蛇口から水がポタポタと漏れる原因には、主に部品の劣化や接続部のゆるみが関係しています。
ここでは、代表的な水漏れの原因について詳しく説明します。
ポタポタと水漏れする理由
蛇口から水がポタポタと漏れる主な原因としては、パッキンやカートリッジの劣化、ナットのゆるみなどが一般的です。
これらの部品が老朽化してくると、水をきちんと制御できなくなり、少しずつ漏れ続ける状態になります。
特に日中との寒暖差が激しい冬場の夜間など、冷え込みにより部品に強い圧力が掛かってしまい、亀裂やゆるみを引き起こしてしまいます。
蛇口の種類別水漏れの原因
蛇口の種類によっても水漏れの原因は異なります。
例えばシングルレバー式(※1)で多いのが内部にあるカートリッジの摩耗、ツーハンドル式(※2)の場合はパッキンの劣化などが代表的な原因です。
それぞれの蛇口の構造を理解することで適切な対処がしやすくなります。
※1 シングルレバー式:レバーを上げ下げして水量を調整するタイプ ※2 ツーハンドル式:水とお湯で別のハンドルをひねることで水量を調整するタイプ
経年劣化による蛇口のトラブル
蛇口は日々使用されるため、経年劣化は避けられません。
一般的に、蛇口の寿命は10年程度とされていますが、使用頻度や水質によっては、それよりも早くトラブルが発生することも。
愛知県内でも水道水の質や硬度の影響で、早めにメンテナンスが必要になるケースもあるため、定期的なチェックをおすすめします。
自分でできる水漏れの直し方
蛇口の水漏れが軽度であれば、自分で対処することも可能です。
ここでは、修理に必要な道具や蛇口の種類別の修理手順について詳しく説明します。
必要な道具と準備
水漏れ修理には、プライヤーやドライバー、交換用パッキン、シリコングリスなどがあると便利です。
また修理の際、水が飛び散ることもあるため、タオルやバケツも用意しておくといいでしょう。
プライヤー
プライヤーはペンチのような形状で、蛇口のナットやキャップなどの部品をつかんで回すために使用します。
しっかりと握れるため、力をかけやすく、部品を傷めずに回すことができます。
ドライバー
ドライバーは、ネジを緩めたり締めたりする際に使います。
特に蛇口のハンドル部分やカートリッジを固定しているネジの取り外しに役立ちます。
プラスとマイナスの両方を揃えておくと便利でしょう。
交換用パッキン
パッキンは、蛇口の中で水が漏れだすのを防ぐリング状の部品のことです。
材質としてはゴムやシリコンが一般的ですが、水漏れの原因の多くは、このパッキンの劣化によるものです。
新しいパッキンを用意しておくことで、交換作業がスムーズに行えるでしょう。
シリコングリス
シリコングリスは、パッキンやカートリッジを交換する際に潤滑剤として使用します。
これにより、部品の動きが滑らかになり、取り付け後の摩耗を防ぐ効果もあります。
シングルレバー蛇口の直し方
シングルレバー式蛇口での水漏れは、主に内部カートリッジの摩耗が原因です。
その場合、比較的簡単に自分で修理が可能なので、一度以下の手順で試してみても良いかもしれません。
- 元栓を閉める:修理中に水が出ないよう、必ず水道の元栓を閉めましょう。
- レバーを外す:レバーを取り外すため、ネジを緩めてレバー部分を取り外します。
- カートリッジを交換する:カートリッジを取り外し、新しいものに交換します。
- 元の状態に戻す:逆の手順で部品を取り付け、うまく可動するか確認しましょう。
- 元栓を開ける:水道の元栓を開けて、水漏れが解消されたか確認します。
ツーハンドル蛇口の修理手順
ツーハンドル式蛇口の水漏れは、パッキンの劣化が原因であるケースが多いです。
以下の手順で一度パッキンの交換を試してみると良いかもしれません。
- 元栓を閉める:こちらも必ず水道の元栓を閉めてから作業を始めます。
- ハンドルを外す:ハンドルのネジを緩めて、ハンドル部分を取り外します。
- パッキンを交換する:古いパッキンを取り出し、新しいパッキンに交換します。
- 元の状態に戻す:ハンドルを元通りに組み立て、可動を確認します。
- 元栓を開ける:水道の元栓を開けて、水漏れが解消されたか確認します。
ポタポタ水漏れを放置するリスク
蛇口からのポタポタ水漏れをそのままにしておくと、様々なデメリットが発生します。
ここでは、放置した際の主なリスクについて詳しく解説します。
放置することによる水道代の増加
蛇口からの水漏れが続くと、知らず知らずのうちに水道代が増加します。
ポタポタと少量の水漏れであっても、1日に数リットルに達することもあり、月間の水道代にも少なからず影響が出るでしょう。
水道料金は家庭の固定費にかかわるため、無駄な出費を防ぐためにも早めの対処が必要です。
部品のさらなる劣化と交換費用
水漏れを放置すると、蛇口内部の部品がさらに劣化し、修理では対応できずに全体の交換が必要になることもあります。
特にパッキンやカートリッジが劣化し続けると、より高額な修理費用が発生する可能性があります。
家庭内の水害の可能性
水漏れが悪化すると、周囲に水が漏れ出し、シンク下や床などが水浸しになる可能性もあります。
これはカビの発生や配管の腐食にもつながり、住まい全体に悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
小さな水漏れだと放置することなく、できるだけ早めの対処を心掛けましょう。
業者に依頼するべきケース
水漏れがひどくなった場合や、自分で修理を試みたものの解決しない場合は、無理に対処せず専門業者に依頼するのが安全です。
ここでは、プロに依頼した方が良いケースや、費用相場についてご紹介します。
修理が難しい場合の見極め
自分で部品交換などを行ってみても水漏れが止まらない場合や、蛇口の構造が複雑で分解が難しいと感じる場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
また、古い蛇口で部品が劣化していると、修理では解決できず蛇口全体の交換が必要になることもあります。
一度専門業者に確認を依頼し、適切な判断を仰ぎましょう。
水漏れ修理の費用相場
水漏れ修理の費用は、修理内容や部品交換の有無により異なりますが、一般的には5,000~15,000円程度を目安に考えておくと良いでしょう。
ちなみに私たち「あいち水道職人」では、パッキン交換など軽度の作業の場合、出張料金込みで5,500円~で修理対応が可能です。
蛇口全体の交換が必要な場合や大規模な修理となる場合は、それ以上費用が発生することもあるため、先述の通り、被害が広がってしまう前に一度お気軽にご相談ください。
水道トラブルの応急処置
急な水漏れが発生した場合、業者が来るまでに行える応急処置を知っておくと安心です。
ここでは、元栓の閉め方や一時的な対処法について説明します。
元栓を閉める手順
水漏れの程度が激しく、浸水などが心配な場合には、元栓を閉めて水の供給を止めておくとその後の対処が楽になるケースもあります。
元栓は一般的にキッチン下やトイレの近くにありますので一度探してみてください。
ハンドルを時計回りに回すことで水が止まりますが、下手に触れることで状況が悪化する場合もあるため、不安な場合は無理に回さず業者を待つことをおすすめします。
一時的な水漏れ対策
軽度の水漏れであれば、漏れだす部分に防水テープやゴムバンドを巻き、厚手のタオルなどで覆っておくことで、一時的に水を止めておくことが可能です。
ただし、あくまで応急処置ですので、早めに専門業者を呼んで対処してもらいましょう。
蛇口の水漏れには「あいち水道職人」を
水漏れトラブルが深刻な場合や、対応方法がわからない場合は、すぐに専門業者に依頼しましょう。
私たち「あいち水道職人」では、24時間365日受付しており、愛知県を中心に地域密着型サービスを提供しております。
どこよりも迅速な対応を心掛けておりますので、緊急時の相談先としてぜひご活用ください。