水のコラム

屋外水栓のつまり原因と直し方

2019年08月29日  その他


屋外水栓は、公園や自宅の庭など機能性を重視した場所に設置されています。そのため、ある日突然つまってしまい使えなくなると、困るケースも少なくありません。そこで今回は、屋外水栓のつまりの原因と直し方をご紹介します。

屋外水栓の種類

屋外水栓は、屋内水栓と異なり「水が出る」ことに特化したシンプルな作りのものがほとんどです。しかし、屋外水栓の中にもいくつか種類があり、水の出方もそれぞれ違いがあります。つまりの原因や直し方に違いが生まれるケースも。そこでここでは、屋外水栓としてよく使われるものをご紹介します。

・横水栓
横水栓とは、水もしくはお湯のどちらか一方だけが出る単水栓の中で、吐水口が動かないもの指します。屋外水栓の中でももっともシンプルな作りで、サイズも小さいものがほとんどです。トイレの手洗い場やお風呂の蛇口としても使われています。

・万能ホーム水栓
万能ホーム水栓は、横水栓とは異なり吐水口が回転するタイプのものを指します。吐水口を上に向けられるため、学校や公園の水飲み場に利用されています。

・耐寒水栓
万能ホーム水栓を寒冷地仕様に改良したものが、耐寒水栓です。パイプ内部に温度センサーがあり、一定温度以下になったことを検知すると、少量の水を排出してパイプ内を凍結から守ります。屋外、とくに寒冷地では、冬になると外気温が氷点下となり水が凍ってしまうことも少なくありません。寒冷地仕様の耐寒水栓は、必須アイテムといえるでしょう。

・散水栓
散水用のホースが取り付けやすいよう、吐水口部分に引っ掛かりがあるのが散水栓です。ホースを取り付けて、植物の水やりや庭掃除などに使われます。ただ、きれいな庭の中にあると少し目立ちやすいのが欠点かもしれません。

・地下散水栓
散水栓の欠点を補ったのが地下散水栓です。専用の箱を地下に埋め、散水栓を使用するときだけ取り出すので景観を損ねません。マンションやスポーツ施設のグラウンドなどで使用されています。

つまりの原因

屋外水栓の場合、さまざまな外的要因でつまりが発生する可能性があります。ここでは、屋外水栓のつまりの原因となり得るものをいくつかご紹介します。

・パイプ内のサビ
水栓のパイプ部分は、鉄や銅などの金属製のものと、塩化ビニール製のものがあります。塩化ビニール製であれば問題ありませんが、金属製のパイプはサビが発生する可能性があります。パイプ内部は常に水分があるため、サビが発生しやすい状況が整っているともいえます。

蛇口をひねったときに赤褐色の水が流れ出る場合は、内部が腐食しサビが出ていると考えて良いでしょう。金属製のパイプは、主に一昔前の水栓に使われているので、長年使用している場合は注意が必要です。

・接着剤によるつまり
塩化ビニール製のパイプを使用している場合、接着面に接着剤が使われています。その場合、接着剤の量や質の問題でつまりの原因となっている可能性があります。業者の不備だと考えられるので、施工を依頼した業者にすぐに連絡をしましょう。

・凍結
寒冷地にお住まいの方は、水栓内の凍結によってつまりが発生していないか確認しましょう。屋外水栓は、とくに凍結しやすいため、屋内水栓より注意が必要です。

・土や草などの堆積
散水栓のように、庭の水やりやガーデニングに使用する屋外水栓は、土や草などに囲まれた場所に設置されています。ホースにそれらの不純物が入り込むこともあり、それが原因でつまりを起こすことも。取り出すのが難しいケースもあるため、作業後に必ず吐水口がつまっていないか確認しましょう。

つまり対処方法

屋外水栓がつまってしまった場合、どのような対処方法があるのでしょうか。ここでは、いくつかの例を挙げてご紹介します。

・配管の交換
金属製のパイプを使用している場合でも、サビや腐食が軽度であればサビ取り剤を使用することで解決できます。ただ、状態がひどい場合は配管そのものを交換するしかありません。

DIYや水道修理に慣れている方であれば、道具と材料がそろっていればそれほど難しい作業ではありません。ただし、水道工事に関する知識も必要となるため、自分では直せないと感じたらすぐに業者へ連絡しましょう。

・凍結への対応
とくに寒冷地では、パイプ内が凍結しないように事前に対応する必要があります。耐寒水栓を使用するのがおすすめですが、費用や設置場所の関係から導入できない方もいるでしょう。その場合は、ホームセンターで販売されている配管保温材がおすすめです。見た目を少し損ねてしまうのが欠点ですが、取り付けるだけで水栓の凍結を防げます。

・水漏れがある場合は注意が必要
屋外水栓のつまりは自分で対応できるものもありますが、水漏れが同時に発生している場合は注意が必要です。つまりだけでなくパッキンや水道管の劣化の可能性もあるためです。この場合は、速やかに水道修理業者に修理や点検を依頼しましょう。

弊社では、水回りのトラブルに迅速に対応しています。無料でお見積りを提示させていただきますので、愛知県内にお住まいの方は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

屋外水栓はさまざまな原因でつまる可能性があります。まずは原因を特定し、適切な方法で対処するのが大切です。自分では直せないと感じたら、弊社までご相談ください。

関連記事

あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315