水のコラム

洗面所トラブルの原因と対策

2019年09月30日  水のトラブル


「いつも使っている洗面所でつまりが起きて使えなくなった」こんなトラブルが起きると困ってしまいます。排水口に流す髪の毛の量がたとえわずかでも、それが蓄積されるとつまりの原因になることも。いつ非常時が発生しても落ち着いて対処できるよう、以下でご説明する洗面所トラブルの原因と対策を熟知してください。

水漏れ

「洗面所の床が濡れている」この場合、排水パイプや止水栓から水漏れが起きているサインです。まずはどこから水が漏れているか場所を特定します。チェックするポイントは大きく分けて3つ。「排水パイプ」「蛇口本体」「止水栓」です。確認の際は、止水栓を閉じて水が出なくなるのを確かめたうえで行ってください。

・排水パイプの水漏れ原因と対策
排水パイプのつなぎ目から水が漏れている場合、まずナットの緩みやパッキン劣化が考えられます。これらの部品に問題がないか確認しましょう。とくに消耗品であるパッキンは定期的に交換が必要な部品です。ホームセンターやネット通販などで合うタイプを選んで装着してください。

・蛇口本体の水漏れ原因と対策
蛇口をしっかり閉めていても、内部のパッキンが劣化すると水がしたたり落ちてきます。パッキンの寿命は10年程度ですが、使用頻度が高いと摩耗も激しくなって劣化をはやめます。なるべく10年程度を目安に交換しましょう。パッキン交換の際は、蛇口本体を分解し、古い部品を取り外して新品に装着します。ドライバーを使うだけの簡単作業ですが、自信がない場合は専門業者に依頼しましょう。

・止水栓の水漏れ原因と対策
洗面台脇の壁に設置された止水栓をチェックして水漏れが起きていたら、ナットの状態を確認します。ナットが緩いと設置部分から水が染み出る可能性が高いのです。モンチーレンチなどを使ってナットを締め直してください。それでも漏水が止まらなければ、内部のパッキン劣化が考えられるため、新品と交換しましょう。

つまり

ハンドソープや石鹸を使って手を洗ったり、整髪剤を使用してスタイリングしたりする洗面所には、水だけでなく髪の毛や石鹸カスも排水口を通って流れていきます。それらの残留物が蓄積した結果、水の流れが悪くなる事態を招きます。何かがつまっているなと感じたら、どこでつまりが起きているか場所を特定しましょう。

・ヘアキャッチャー
ヘアキャッチャーはゴミ受けの役割を果たす道具です。この部分が髪の毛や石鹸、歯磨き粉などのカスで目詰まりを起こすと、水の流れも悪くなってしまいます。定期的に取り外して内部をきれいに掃除してください。髪の毛を取り除くと普段通り使用もできるでしょう。

・排水パイプ
排水パイプは、下水から異臭や害虫が上がってこないようにするためS字構造になっています。通常の排水なら問題ないものの、髪の毛などを流す量が多いとS字部分でつまりを起こすことがあります。流れを阻害するような異物がないか分解して確認しましょう。取り外しは簡単なので、普段からお掃除しておくとつまり予防につながるためおすすめです。

・床下排水管
ヘアキャッチャーも排水パイプも問題ないのに水の流れが悪い場合は、床下の排水管に異物がつまっているのかもしれません。外からは見えませんが、洗面所やお風呂、トイレ、キッチンなどの水回り設備はすべて床下でつながっています。床下の排水管に異物混入が認められる場合は、個人の力ではどうしようもないため水道修理専門業者に除去を依頼してください。

汚れ・悪臭

洗面所を掃除せず不潔な状態にしておくと、排水から嫌な臭いが発生するかもしれません。これはヘアキャッチャーにたまったゴミが原因の場合もあります。洗面所の排水口は髪の毛や石鹸カスなどが残留しやすい場所のため、定期的にお手入れして清潔な状態をキープするようにしてください。

また、排水トラップ内の水不足も異臭の原因です。S字に曲がった排水パイプには下水から立ち上る臭いや害虫をブロックするための水が常時ためられている状態ですが、何かの理由で水が切れるとその用をなさなくなります。水不足は長時間使用しなかっただけでも起こりえるため、旅行から帰ってきたときなどはトラップ内の水を補充するようにしてください。

以下、汚れや異臭などの対策をご紹介します。

・パイプクリーナー
パイプクリーナーを排水口に注ぐと、ヌメリや異物が溶けだして内部が正常化します。臭いを改善したい場合、少量の注入だけで済むでしょう。用途によって適量が異なるため、使用量の間違いに注意しましょう。最後に水を流すことも忘れないでください。

・防臭ゴムを取り付ける
排水パイプと床の間にすき間がある場合は、すき間を埋めるための防臭ゴムを取り付けましょう。この部品があるのとないのとでは、防臭効果が大きく違います。取り付けの際は、床に設置された「排水プレート」と呼ばれる白い部品を取り外してから行います。なお、防臭ゴムは排水プレートに合う口径しか取り付けられないため、購入前の確認を忘れないでください。

まとめ

毎日使う洗面所だからこそ、いつトラブルが発生しても慌てないよう原因の特定方法と対処方法を知っておくことが大切です。軽微な被害であれば個人でも対応できるかもしれませんが、無理は禁物です。不安なときは水道修理に実績のあるあいち水道職人にいつでもご相談ください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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