水のコラム

排水パイプからの水漏れ! 応急処置はどうする?

2019年11月29日  水のトラブル


排水パイプからは、いろいろな原因で水漏れします。どこで問題が起きているか確認できれば、適切に対処できるでしょう。ただし、症状によっては根本的に解決できないかもしれません。そんな場合、一時的な解決策になるのが補修テープを使った応急処置です。業者に連絡する前に処置しておくと、トラブルの緩和につながります。そこで今回は水漏れする場所ごとの原因や対処法とともに、補修テープによる応急処置の方法もご紹介します。

水漏れの場所はどこ?

排水パイプで水漏れしやすい場所は、他の設備との接続部分です。配管そのものが傷んでいると、そこからも水が漏れます。

・接続部分からの水漏れ
排水パイプが接続している設備は、大まかに排水口、排水トラップ、下水管です。通常、それぞれの接続部分はナット類で締められ、内部には漏水防止のためのゴム製パッキンが取りつけられています。

ナットは、振動などで自然に緩むことがあります。接続部分で水漏れが見つかったら、ナットの締まり具合を一通りチェックしてください。ナットを締め直しても解決しない場合、パッキンの劣化が疑われます。パッキンの寿命は10年程度といわれ、経年劣化は避けられません。古くなったパッキンは、新しい部品への交換が必要です。

排水パイプをつなげたばかりならナットの緩みやパッキンの劣化は考えにくく、器具の設置不良が原因かもしれません。

・排水パイプの破損部分から水漏れ
排水パイプの耐用年数は、およそ10~15年といわれています。金属製でも蛇腹のホースでも、他の部品と同じく長く使っていれば徐々に傷んできます。配管の接続部分に問題が見当たらないときには、排水パイプに亀裂や割れ目が入っていないか細かく調べてください。

傷んだ排水パイプを使い続けると、水漏れは止まりません。余計な水道料金が発生するだけでなく、二次被害を招く恐れもあります。床上浸水や下階への水漏れに発展すると、修復するのは大仕事です。すぐに部品をつけ替えられなくても、応急処置により一時的に漏水を抑えておくほうがよいでしょう。

配管修繕専用のテープで応急処置

排水パイプから水漏れがあり応急処置を施すなら、配管修繕専用テープを用いる方法があります。

・補修テープの種類や価格
排水管修繕用テープの代表的な種類は、自己癒着テープ、防水補修テープ、水道用ラップテーブです。それぞれ、以下に示す特長をもっています。

■自己癒着テープ
接着剤が使われず、伸ばして巻きつけると自然に付着。ゴム製のため防水効果あり。

■防水補修テープ
その名の通り、防水仕様になっているテープ。接着面の剝離紙をはがして使用。

■水道用ラップテープ
水漏れ防止でよく使われるタイプ。シリコンゴムでつくられ、使用時にべたつかない。

価格は、テープの質に応じて500~3,000円くらいの幅があります。

・テープ選びのポイントと使い方
テープ選びの主なポイントは、補修力の高さ、使い勝手、テープの長さです。補修力が高いと価格は上がりますが、水が「ぽたぽた漏れる」また「にじみ出る」程度であれば十分に対応できるといわれています。テープのべたつきを避けるなら接着剤不使用のタイプ、補修範囲が広ければ長めのものを選ぶとよいでしょう。

実際に補修するときは、先に排水パイプの水漏れ場所をきれいにしてください。補修テープを必要な長さに切り、少しずつ伸ばしながら巻きつけます。巻き終わりの部分はしっかり圧着し、必要なら保護テープを上に貼りましょう。以上が基本的な作業手順ですが、テープは種類によって特徴が異なります。スムーズに作業するため、取扱説明書は事前によく読んでおいてください。

本格的な修理はプロに頼もう
補修テープによる応急処置は、あくまで一時的な対処法です。根本解決のための本格的な修理は、専門業者に頼みましょう。

・素人判断は望ましくない
品質のよいテープをうまく巻けると、その場では水漏れが止まります。ただし、排水パイプが抱える問題そのものは解決していません。何かの拍子にテープが緩めば、水漏れは再発します。また巻きつけても同じことの繰り返しであり、根本的には解決しません。

排水管からの水漏れは、数カ所で起きている恐れもあります。天井や壁のなかであれば、簡単には気づけません。目に見える範囲の水漏れだけ止めて安心していると、思わぬところで被害は拡大します。きちんと問題解決するにはトラブルの全容を把握する必要があり、素人判断は望ましくありません。

・あいち水道職人なら愛知県全域に対応
専門家に本格的な修理を依頼する際、お住まいの地域によっては業者探しに苦労する可能性があります。そんな場合には、遠慮なく弊社にご連絡ください。北は犬山市から南は碧南市や西尾市まで、県内全域の水漏れ修理をお引き受けします。

スタッフは県内各地に常駐しており、依頼があれば現場近くの待機スタッフがいちはやく駆けつけます。事前に見積もりを提示したうえで迅速に作業を済ませるので、余計なお金や時間はかかりません。経験と技術には地元から多くの信頼を寄せていただいているので、安心して業務をお任せください。

まとめ

ナットの緩み、部品の劣化、器具の設置不良などから起こる排水パイプの水漏れ。原因によっては容易に処置できますが、破損した排水パイプは補修テープで応急処置しても十分ではありません。本格的な修理は一般の人には難しく、専門業者に頼むのが確実です。業者選びに迷ったときは、愛知県を全体的にカバーしている弊社にご相談ください。

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あいち水道職人(愛知水道職人) 0120-492-315

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