お風呂のカビはゴムパッキンの補修で一掃しよう！

水のコラム

2020年12月27日お風呂

お風呂のいたるところに使用されているゴムパッキンは、劣化が目立ちやすく、汚れを放置しているといつの間にかカビが発生していることもあります。ゴムパッキンに発生したカビは、掃除で取り除くこともできますが、カビが広がっている場合は交換や補修を行ったほうが良いケースもあります。
今回は、お風呂のカビの対処方法としてゴムパッキンの補修についてご紹介します。

1 お風呂でゴムパッキンが使用されている場所
2 お風呂のゴムパッキンの補修方法3選
3 ゴムパッキンの劣化やカビの発生を防ぐ秘訣
4 カビが発生した場合は浴室クリーニングを依頼するのもおすすめ
5 まとめ

お風呂でゴムパッキンが使用されている場所

ゴムパッキンは、お風呂のいたるところに使用されています。代表的な場所は、脱衣所との間に設けられた扉の下や壁と床の接地部分、浴室に設置された蛇口回りなどです。その他にも水回りではよく使用されますが、劣化しやすく、時にはカビが発生することもあります。

ゴムパッキンの劣化は、専門の水道修理業者でなければ対処できないと考えている方も多いでしょう。しかし、一般的なカビ汚れや亀裂、破損などであれば、自分で補修することができます。ゴムパッキンの劣化を放置していると、家自体の劣化にもつながるため、できるだけ早く対処したいところです。

お風呂のゴムパッキンの補修方法3選

自宅でゴムパッキンの補修を行う場合は、主に3つのアイテムを用いた方法が一般的です。こちらでは、お風呂のゴムパッキンの補修方法について3つご紹介します。

・補修テープを使用した方法
もっとも手軽なのが、補修テープ（防水テープ）を使用した方法です。補修テープをカビや汚れが発生しているゴムパッキンの上から貼り付けるだけで作業は完了です。汚れやカビが外から見えなくなり、破損部分や亀裂もカバーできます。補修テープをきれいに貼るためには、貼り付ける部分の水分やほこりなどを事前に拭き取っておき、空気が入らないように貼っていくのがポイントです。

ただし、補修テープを使用した方法はあくまで応急処置であり、テープの下にはカビや亀裂が残されています。カビを放置していると健康面や家の構造に問題を生じさせる可能性もあるため、いずれ根本的な対処が必要になります。

・コーキング剤を使用した方法
お風呂のカビや亀裂には、コーキング剤を使用するのも効果的です。コーキング剤とは、シリコンやウレタンなどで作られた目地剤のことで、気密性や防水性のアップが期待できます。防カビ剤の入ったコーキング剤を使用すれば、カビの繁殖も防ぐことができます。

コーキング剤とマスキングテープ、ヘラの3点セットを用意して、以下の手順で作業しましょう。

1.古くなったゴムパッキンをカッターなどで剥がす
2.カビが壁まで浸透している場合はカビの対処を行う
3.コーキング剤を塗る部分の水分を拭き取る
4.コーキング剤の塗布部分を残し、上下左右をマスキングテープで保護する
5.コーキング剤をマスキングテープの間に乗せ、ヘラで均一にならす
6.マスキングテープを剥がし、コーキング剤が乾くまで数時間放置する

・後付けビートを使用した方法
ゴムパッキンのカビや劣化には、後付けビートを使用した方法も効果的です。後付けビートとは、交換用のゴムパッキンのことで、既存のパッキンを剥がしてからはめ込みます。

簡単そうに見える後付けビートですが、種類が豊富にあり自宅の環境に合ったものを選ぶのは大変です。角部分ははめ込みが難しく、きれいに取り付けるためには慣れや技術も必要です。日ごろからDIYに慣れている方におすすめの方法といえます。

ゴムパッキンの劣化やカビの発生を防ぐ秘訣

前述の通り、ゴムパッキンを使用している場所は水回りが多く、どうしても湿気が溜まりやすいためカビが発生しやすくなります。カビやゴムパッキンの劣化を防ぐためには、こまめな掃除が大切です。お風呂に入った後は、できるだけ水分を取り除き、定期的に洗剤や除菌シートを使用して汚れを取り除きましょう。また、浴室の換気も効果的です。お風呂に入った後は、窓を開けたり換気扇を回したりして、湿気を外に逃がすよう工夫しましょう。

カビが発生した場合は浴室クリーニングを依頼するのもおすすめ

カビが根を張ってしまった場合や、浴室全体に広がってしまった場合は、自分で対処するのは簡単ではありません。浴室のカビを一気に退治する場合は、専門業者によるクリーニングを依頼する方法もあります。数十分から数時間の作業で、浴室全体に広がったカビを取り除くことができ、きれいな状態を取り戻せます。カビを放置してしまって自分での対処が難しいと感じたら、専門業者への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。