水のコラム
猫砂をトイレに流すとつまりが発生する?
猫のトイレに使用される「猫砂」。猫と暮らすうえで必需品となるアイテムですが、「処理方法がわからない」「面倒」などの理由で、猫砂をトイレに流す方も少なくありません。
しかし、猫砂をそのままトイレに流していると、つまりが発生する可能性があります。今回は、猫砂がつまりの原因となる理由やつまったときの解消方法、猫砂の処理方法をご紹介します。
猫砂を流すとなぜトイレがつまる?
猫用のトイレアイテムである猫砂は、そのままトイレに流すとつまる可能性があります。その原因は、主に猫砂の「性質」と「素材」が関係しています。
・猫砂は水分に触れると固まる
猫砂は、尿などの水分を吸収すると固まる性質をもっています。そのため、使用後の猫砂をトイレに流すと、溶けることなく流れてしまいます。それが排水管に付着し、徐々に大きな塊になることでつまりが発生するのです。
・猫砂の素材
猫砂の素材は、主に以下の5つに分かれています。
■紙タイプ
■ベントナイトタイプ
■木製タイプ
■おからタイプ
■シリカゲルタイプ
それぞれ異なる特徴をもっていますが、共通しているのは「水に溶けない」という点です。そのため、猫砂をそのままトイレに流すと、つまる可能性が高いといえます。
猫砂がトイレにつまったときの改善方法
誤って猫砂をトイレに流してしまい、つまりが発生することもあるでしょう。こちらでは、猫砂をトイレにつまらせたときの改善方法2つご紹介します。
・事前準備
トイレのつまりを解消する際は、事前に新聞紙とバケツ、スコップを準備しておきます。新聞紙はトイレの周囲に敷き、水が溢れ出して床が濡れるのを防ぎましょう。次に、スコップを利用してできる限り猫砂を取り除きます。便器内に猫砂が残っていないほうが、作業がスムーズに進むためです。また、同様の理由で便器内の汚水はバケツに移しておきましょう。
・ラバーカップを使用した改善方法
猫砂によるトイレのつまりには、ラバーカップ(すっぽん)を使用した方法が効果的です。学校などでよく見かけるラバーカップですが、ホームセンターで家庭用のものが販売されています。
作業の手順は簡単で、ラバーカップをトイレの排水部分に強く押し当て、勢い良く引っ張るだけです。何度か繰り返しているうちにつまりが解消されるでしょう。
・パイプクリーナーを使用した改善方法
猫砂が少量の場合は、パイプクリーナーを使用して溶かすのもおすすめです。作業手順は、ある程度汚水を取り除いた便器の排水部分にパイプクリーナーを振りかけ、一定時間放置してからぬるま湯で洗い流すだけです。
ただし、猫砂が大きな塊になっていると、パイプクリーナーでは溶け切らない可能性があります。その場合は、水道修理業者に依頼しましょう。
猫砂の処理方法
前述の通り、猫砂は基本的にトイレに流してはいけません。なかには「トイレに流せる」と記載している商品もありますが、その場合も大量に流すとつまる可能性があります。それでは、猫砂はどのように処理すれば良いのでしょうか。
猫砂は、前述の素材ごとに燃えるゴミ・燃えないゴミとして処理しましょう。詳しくは下記の表で確認してください。
燃えるゴミとして処理する猫砂 | ■紙タイプ ■木製タイプ ■おからタイプ |
燃えないゴミとして処理する猫砂 | ■ベントナイトタイプ ■シリカゲルタイプ |
ただし、自治体によっては「猫砂=燃えるゴミ」としているケースもあります。処理する前に自治体のホームページやパンフレットなどで確認すると安心です。
自分で解消できない場合は水道修理業者に連絡しよう
猫砂によるトイレつまりは、症状が軽微であれば、ラバーカップやパイプクリーナーを使用して改善することができます。しかし、塊が大きくなると自宅にあるもので対処するのは難しく、専門業者による特別な対処が必要です。
トイレのつまりを確認し、自分では解消できないと感じたら、水道修理業者に連絡して対応を依頼しましょう。自宅にはない業務用の洗剤や高圧洗浄機などを使用して、トイレのつまりを対処してもらえます。
水道修理業者を探す際は、24時間年中無休の業者を選ぶのがおすすめです。トイレをはじめとした水回りのトラブルは、夜中に発生するケースも珍しくありません。年中無休の業者を選んでおくと、いつトラブルが発生してもすぐに対応してもらえます。
まとめ
猫のトイレ事情には欠かせない存在となっている猫砂。便利ではあるものの、誤ってトイレに流すとつまってしまう可能性があります。猫砂はトイレに流さないように注意しましょう。
猫砂が原因でトイレがつまってしまった場合は、弊社にお問い合わせください。知立市や安城市など、愛知県内全域に熟練の技術と知識をもったスタッフが出張します。高圧洗浄機などを用いて猫砂を取り除き、安心してトイレを利用できるよう尽力させていただきます。お困りの際は、ぜひ当社にご連絡ください。