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水のコラム

水道水に色がついている!色ごとに問題や原因をご紹介します

2021年06月10日  水について【豆知識】

蛇口を捻った際に、水道の水に色がついていたことはありませんか?
古い校舎の学校などで茶色っぽい色の水が出た経験をしている方もおられるかと思います。
水道水は正常であれば無色透明ですが、何らかの問題が起こると色のついた水が流れてしまうことがあります。

水道水の変色は家庭でも起こるため、対処法を知っておくことが大切です。
色や原因によっては人体に影響を与えることもありますので、ぜひ水道水の色について知っておいてくださいね。

なぜ水道水は変色する?

・水道管の問題

水道水が変色する原因の一つが水道管の錆(さび)です。
家庭で日常的に使用する水道水は、道路の下に埋まっている水道管を通じて水道局から各家庭に送り届けられています。
現在の水道管は、塩化ビニル管・ポリエチレン管などのプラスチック管が主流です。

しかし、古いものでは亜鉛メッキ鋼管や鉛管・鉄管などの金属管が使用されているため、水道水に含まれる塩素に反応して錆が発生することがあります。

・鉛製の水道管:多くは1980年代に設置された水道管で、鉛は体に害があるため、近年に設置されたもの・交換工事されたものには使用されていない
・鉄製の水道管:現在は使用されていないが、使用されている場合、鉄錆が水に溶け込む危険性がある

通常、水道管内の水圧は一定なので、錆が剥がれ落ちて水中に溶け込むことはほとんどありません。
しかし、何らかの理由で水道管内の水圧が強くなると剥がれた錆が水中に流れ出てしまい、水道水が赤茶色に変色してしまうのです。
また、錆と水道水の成分が化学反応を起こして変色することもあります。

・水道水が変色した場合は色に注目しよう

水道水の変色には主に4つの色があり、それぞれ原因が異なります。

<茶色>
水道水が茶色に変色している場合、水道管の錆が剥がれ落ちて水中に流れ出たことが原因です。
火災の消火活動で大量の水を消費した時などは、水道管内の水圧が一時的に強くなって錆が剥がれ落ち、水道水が茶色に変色することがあります。
 
 
<黒>
黒色の水道水は、水道管内に付着した二酸化マンガンが原因です。
水道水に溶け込んだ微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化されると、二酸化マンガンとなって水道管内に付着します。
何らかの原因で水圧が強くなり、水道管から二酸化マンガンが剥がれて水中に流れ出ると水道水が黒くなってしまうのです。
 
 
<白>
水道水が白い場合、多くは微細な気泡(空気)の混入が原因です。
給湯器で水が温められたときや、水の飛び跳ね防止器具がついた蛇口から出る水道水によく起きる現象です。
気泡(空気)が原因である場合は、コップなどに水道水を入れて放置していると透明な水に戻ります。透明に戻らない場合は、水道管に使われている亜鉛メッキ鋼管から溶け出した亜鉛が原因の可能性が高いです。

原因が亜鉛かどうか確認するには、水を煮沸させてみてください。
亜鉛が原因の場合、水の上部に油膜上のものが形成され、より一層白濁します。
 
 
<青>
青い水が出たときは「光」が原因である可能性が高いです。
光が水に当たると青い光は散乱され、赤い光が吸収されるため、水が青く見える傾向があります。海が青く見えるのと同じ原理ですね。
そのため、水道水が青いと感じても焦らずに、まずは透明なガラスのコップに入れ、同じ光の下でミネラルウォーターの色と見比べてみましょう。
それでも水道水のほうが青い場合は、給湯設備から不凍液(エチレングリコール等)が混入して青色に変色している可能性があります。

赤い水は集合住宅によくある問題!?

・マンションなどで赤い水道水が出る原因

マンションの場合、水道局からの水道管がプラスチック管にもかかわらず、赤い水道水が出ることがあります。主な原因は3つあります。

・工事の影響
・給水管の錆び
・貯水槽の問題

近所で大規模な水道工事があったとき、水道水に汚れや錆が混入して赤色の水が出ることがあります。
水道工事が原因の場合は一時的なものなので、それほど深刻ではありません。

また、マンション内の給水管の錆が原因で赤色の水が出ることもあります。
築年数が古い集合住宅は給水管が金属管であることが多く、経年劣化により錆が剥がれやすくなっているのです。

他にも貯水槽の問題の可能性もあります。
3階建て以上のマンションは、屋上の貯水槽から各部屋に水を引き込む構造です。
耐用年数を超えた貯水槽の内部には錆が発生し、水道水を赤く変色させる原因になります。
給水管や貯水槽は共用部分のため、自分で取り替えることはできません。
マンションの管理組合で相談のうえ、工事が必要になります。
 
 

・赤い水道水が出た時の対処法

赤い水が出たときの対処法は3つあります。

・水を出しっぱなしにする
・浄水器を付ける
・管理会社に相談(場合による)

赤い水道水が出たときの対処法として最も簡単に実践できるのは、しばらく水を出しっぱなしにしておくことです。
赤く変色した水が水道管内から無くなるまで出し切れば、正常な透明色の水道水に戻ります。

また、浄水器を取り付けるのも一つの手です。
浄水器は水道水の残留塩素やカルキ臭を取り除くだけでなく、カビ類・錆なども取り除いてくれます。
赤い水道水の対策として、非常に有効な手段といえるでしょう。

浄水器を購入するなら、購入前に「塩素除去機能があるかどうか」を確認しておくことをおすすめします。
塩素は錆よりも粒子が細かいため、塩素除去が可能な浄水器なら錆も除去できるからです。

マンションで赤水が出た場合は、まずは管理会社に連絡してみましょう。
連絡する前に、他の部屋の水道水が赤く変色していないかも確認しておきます。
他の部屋も同様なら、マンションの共用施設(給水管・貯水槽)の問題と判断できるからです。
共用施設の問題なら、給水管の調査・洗浄・取り換え、または貯水槽の洗浄・修理・交換などの対応をしてもらえます。

もし赤水が出ているのが自分の部屋だけなら、マンションの共用施設(給水管・貯水槽)の問題ではありません。
この場合は、管理会社に連絡しても解決しないので、水道局への連絡が必要になります。
 
 

・赤い水は使っても大丈夫?

<健康被害>
錆が溶け込んだ赤色の水道水は、少しくらい飲んでも体に害はありません。
錆は鉄が酸化した酸化鉄です。鉄分は人体への吸収率が低いため、多少の摂取は問題ないといえます。

ただし、長年にわたって飲み続けた場合には、鉄分の過剰摂取になる可能性があります。
体が求めている量以上の鉄分を長期間摂取すると、肝臓などの臓器が機能低下してしまうので注意が必要です。
 
 
<電化製品や洗濯ものへの影響>
赤色の水道水は洗濯機や洗濯ものに影響を及ぼすので注意が必要です。
まず、錆が洗剤と化学反応を起こして衣類に汚れがついたり、衣類そのものが変色したりする危険性があります。
また、全自動洗濯機などは錆が原因で故障してしまうこともあるので、赤色の水道水を洗濯に使用しないようにしましょう。
 
 
<漏水のリスク>
水道管内の赤錆がひどいと、水道管に亀裂が入って漏水する危険性が高くなります。
もし漏水してしまえば、大規模な工事になるだけでなく、階下の部屋に対しても物理的・金銭的な補償が必要になるかもしれません。
そのため、「たかが赤水だ」と軽く考えてしまうのは危険といえます。
 
 
<その他の影響>
赤色の水道水には、上記の他にも以下のような影響があります。

・水が美味しくない
・鉄の味がする
・金属の臭いがする

また、錆が配管のなかでこぶ状に固まってしまうと、水の出が悪くなるなどトラブルにつながる可能性もあります。

安全に水道水を使うには

・色だけでなく、においや味にも注意

水道水は直接体に入れることもあるため、においや味にも注意が必要です。
においや味の変化とその原因には、以下のようなものがあります、

・甘い(珪藻類の産生)
・泥臭い(汚水の混入などが原因)
・かび臭がする(放線菌・藍藻類の産生)
・薬品臭がする(工場排水の混入の疑い)

少しでも水道水の味やにおいに異変を感じたら、少し温めてみましょう。
においや味は水温が低いと感じにくいものです。
少し温めると、変化が分かりやすくなります。
 
 

・異物があるケース

錆以外にも、以下のような異物が水道水に混入するケースもあります。

・砂や砂利
・白色の異物
・白色(緑白色)
・黒色の異物

水道水に砂や砂利が混入するのは、周囲の水道管工事が原因です。
この場合、必要に応じて宅地内の水道管を洗浄しなければならないこともあるので、水道局管理事務所へ連絡するようにしてください。
白(半透明)の異物が見られる場合、以下のどちらかが原因です。

・水道管や給水管内に蓄積されたスケール(ミネラル分やケイ酸分が結晶化したもの)
・水道管の内面を保護する塗装剤(シールコート)

どちらが原因であるかは、専門家が現地調査をしなければ分かりません。
給湯器側の給水管から出てきた場合はスケールであることが多いと考えられます。

白い異物が流れ出てくるのが一時的である場合は、ガーゼなどで異物を除去して使用するようにしてください。
清潔に保つためにも、ガーゼは頻繁に取替えることが大切です。
ただ、将来的には、給水管の交換をしなければならない可能性があることは知っておきましょう。

白色(緑白色)の異物が混入していた場合は、以下のものが原因と考えられます。

・湯水混合水栓(シングルレバー)のフレキホース
・シャワーヘッドタイプのインナーチューブの内面塗膜(熱可塑性エラストマー)が剥離したもの
・給湯設備から溶け出した微量の銅が剥離物に付着したもの(緑白色)

上記の異物は、安全性が確認された物質で作られています。
誤って飲んでしまっても体内に吸収されず体外へ排出されるため、健康に影響はありません。
また、微量の銅も人間の必須元素であり、健康には影響ないといえます。

ただし、決して気持ちの良いものではありませんので、メーカーに連絡してフレキホース・給湯設備を交換してもらいましょう。

また、黒い異物の原因はゴムです。
止水栓・給水栓に使われているゴムパッキンが経年劣化し、栓を開閉した際に砕けて出てきたものになります。

この場合、劣化したパッキンを早急に交換する必要があります。
ゴムの異物混入は水栓の開閉時の一時的なものなので、しばらく水を出しっぱなしにしてキレイな水になってから使用してください。
 
 

・水道水の塩素は人体に影響がない?

日本の水道水には、微生物に対する消毒を目的に塩素が投入されています。
水道法の規定では、蛇口から出た時点での塩素濃度は1Lあたり0.1mg以上です。

日本の水道水の残留塩素濃度くらいであれば、日常的に飲んでも人体に影響はありません。
ただ、人体に影響があるかどうかよりも、「あのカルキ臭が嫌い」という人が多いのではないでしょうか。
カルキ臭が気になる場合は、煮沸によって取り除くこともできます。

ただし、煮沸することによって殺菌効果のある成分も除去してしまうため、注意が必要です。
塩素を除去した水道水は雑菌が繁殖しやすいため、長期保存せずに早めに使うようにしましょう。
 
 

・残留塩素が心配な場合はどうする?

残留塩素が心配な場合は浄水器の設置がおすすめです。
家庭用品品質表示法において、浄水器は「飲用に供する水を得るためのものであって、水道水から残留塩素を除去する機能を有するものに限る」と定義されています。
それに基づき、多くの浄水器は残留塩素の除去を目的として作られているため、水道水の塩素を除去することが可能です。

ただ、浄水器のカートリッジは使用するにつれて不純物が蓄積し、ろ過能力が低下します。
一定期間ごとにカートリッジを新しく交換する必要があることも知ったうえで、浄水器の購入を検討しましょう。

水道水に色がついている場合の対処法のまとめ

蛇口から色のついた水が流れ出てきた場合でも、原因が分かっていれば焦る必要はありません。
今回ご紹介したことを参考に、落ち着いて対処してください。

水道水の変色は、多くの場合は水道管内の錆が原因です。
一時的なものであれば、透明な水に戻るまで水を出しっぱなしにすることで解決できます。

ただ、色によっては健康に大きな影響を与えかねません。
錆以外が原因で変色した水道水が出た場合は、安易に料理に使用したり飲んだりせずに、速やかに水道局や管理会社に連絡するようにしましょう。

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