水のコラム

台所の排水管に食べ物がつまってしまった!対処法と予防法を紹介します

2021年06月18日  キッチンのトラブル

水道を使っていると、いろんな汚れが排水口に流れていくので、掃除していないとつまってしまうことがあります。特に、台所では食べ物を扱うので、細かな食べ物屑が排水口から流れていき、排水管の中に蓄積して水が流れにくくなってしまいます。ここでは、食べ物が原因で台所の排水管がつまった時の対処法を紹介します。また、つまりを起こさないための予防法も紹介するので、今日からぜひ実践してみてください。

軽度なつまりは重曹とクエン酸で浮かして除去

食べ物カスや油が排水口に流れないように気をつけていても、小さいものはどうしても流れていってしまいます。ほとんどの場合、食べ物のカスや油汚れは排水管の奥まで進まず、排水トラップの途中で溜まっていることが多いです。そのため、排水トラップの周りを掃除することでつまりを解消できる可能性があります。

このような軽いつまりに最適な解消法は、重曹とクエン酸を使った方法です。重曹とクエン酸は化学反応によって洗浄力のある泡が発生するので、その泡で汚れを浮かしてつまりを取り除きます。また、重曹とクエン酸は天然由来成分なので、小さなお子さんやペットと一緒に暮らすご家庭や肌の弱い方など、強力な洗剤を使いたくない方も安心して使えます。それでは、重曹とクエン酸によるつまり解消法の手順を紹介します。

1.ゴム受けと排水トラップを取り外して、排水管の入り口が見える状態にします。汚れが付いている場合は、スポンジや歯ブラシなどで取り除いておきましょう。
2.重曹を排水口の周りにかけて、その上に重曹の半量のクエン酸をかけます。
3.ぬるま湯をかけて発泡したら5~10分程度時間を置きます。
4.汚れが浮き出てきたら、たっぷりの水で洗い流して完了です。

ひどいつまりは専用の道具がおすすめ

完全につまっているような程度のひどいつまりは、つまりを解消するための道具を使うと良いでしょう。今回紹介するのは、トイレのつまりを直す時に使われるラバーカップです。強力な圧力によってつまっている食べ物カスを吸い上げる効果があります。台所には次の手順で進めていきましょう。

1.ゴミ受けや排水トラップを取り外して、ゴミや汚れが付いている場合は取り除いておきます。
2.排水口を塞ぐようにラバーカップをピッタリと密着させます。
3.ラバーカップのゴム部分が隠れるくらいまでシンクに水を貯めます。
4.ラバーカップを押し付けて、勢いよく引っ張ります。
この作業を何度か行うことで、つまりが剥がれて吸い出されます。

頑固なつまりはワイヤーブラシで削り出しましょう

頑固なつまりに役立つ道具として、ワイヤーブラシもおすすめです。ワイヤーブラシは排水管の中にこびり付いたつまりを削り出すことができ、水の流れを改善する効果があります。ホームセンターで安く手に入るので、常備しておくと良いでしょう。

1.ゴミ受けや排水トラップなどを取り外し、ゴミや汚れが付いている場合はきれいに取り除いておく。
2.ワイヤーブラシを排水口の中へ差し込んでいきます。この時、つまりがどこにあるか意識しながら、ゆっくりと慎重に入れていってください。
3.つまりのある場所に到達したら、ワイヤーブラシを上下に動かしたり回転させたりしながら、つまりを削っていきます。
4.ワイヤーブラシを排水口から引き出して、つまりの原因を取り除きます。

排水口の中は目で見て確認できないので、ワイヤーブラシを使って作業する際は、手の感覚だけが頼りです。
無理に動かして排水管の中を傷つけないように注意しましょう。

食べ物屑がつまらないように防ぐ方法

ここまでは、食べ物が排水管につまった場合の対処法を紹介してきましたが、一番良いのはつまらせないことです。次の予防法を心がけることで、つまりの心配もなくなります。

つまりを防ぐためには、シンクに食材が残っているとすぐに流れていってしまうので、三角コーナーに捨てると良いでしょう。また、三角コーナーに水切りネットを取り付けておくと、細かいゴミも流れずにキャッチできます。三角コーナーを設置しても、そこにずっとゴミが残っていては不衛生なので、溜まったらすぐに捨てましょう。

また、食器や調理器具などに油が付いている場合は、できる限り拭き取ってから洗ってください。洗い物が全て終わったら、流れた油を溶かすために50~60度のお湯を10秒程度流しましょう。月に1回ほど液体パイプクリーナーを使うと、つまりと臭いの予防になります。

このように、予防法といっても手間のかかる作業ではないので、習慣化することが大切です。

つまりが解消しない場合は専門業者に依頼

台所の排水口がつまってしまうと、水が流れにくくなるだけでなく、悪臭に悩まされることもあります。食べ物を扱う台所は、排水口がいつつまってもおかしくない場所です。しかし、食べ物によるつまりは、少し気をつけるだけで予防できます。今回紹介したことを意識することで、いつもきれいな台所を保つことができるでしょう。

ただし、ここで紹介した方法を行ってもつまりが直らなかったり、固形物がつまったりした場合は、専門業者に連絡しましょう。自分だけでなんとか改善しようとすると、つまりの状況を悪化させてしまうこともあります。

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