水のコラム

トイレを効率よく掃除するための洗剤の選び方

2021年09月14日  トイレのお掃除

トイレを掃除する際に欠かせないのがトイレ用洗剤です。しかし、ドラッグストアには非常に多くのトイレ用洗剤が販売されており、どれを選べば良いのか困ってしまうでしょう。今回は、トイレ用洗剤の選び方のポイントを紹介します。

トイレ用洗剤には3種類ある

トイレ用洗剤は大きく分けて「中性」「酸性」「アルカリ性」の3種類があります。トイレをピカピカに掃除するには、この3種類の洗剤の性質をよく知ることが大切です。また、トイレに付着する汚れの種類もさまざまで、その汚れの特徴によって洗剤を使い分ける必要もあります。

中性洗剤はどの部分の掃除にも使える

普段トイレ掃除で使う洗剤は中性です。中性洗剤の特徴は、トイレのどの部分にも安心して使えることです。

例えば、便器の場合は、陶器でできているものが主流ですが、最近では有機ガラスが使われているものもあります。また、陶器製でもガラスで表面を覆っている便器もあり、業務用のものには、プラスチック製や金属製の便器もあります。このように、今では便器にはさまざまな素材が使われていますが、中性洗剤ならどの素材の便器にも使うことができます。

また、スプレータイプの中性洗剤を使えば、便器以外にも床や壁などを掃除するにも便利です。詰め替え用が販売されているものも多いので、エコで経済的です。

酸性や弱酸性の洗剤は尿石を落とすのに最適

以前は、トイレ用洗剤というと酸性や弱酸性のものがほとんどでした。酸性の洗剤は、尿石や黄ばみといったアルカリ性の汚れに対して優れた効果を発揮します。

尿が便器に付いて水道水の成分と混ざると、固くなって黄ばみになります。そして、黄ばみを放置するとさらに固くなって尿石となります。尿石は表面が非常に固くなるので、普段のトイレ掃除で使う中性洗剤では取り除けません。

黄ばみや尿石が気になってきたら、酸性のトイレ用洗剤を使って掃除しましょう。頑固な汚れは、酸性洗剤を吹きかけて約5分放置し、ブラシでこすると取り除くことができます。尿は床にも飛び散っていますが、酸性の洗剤を水で薄めることで、床の拭き掃除にも使えます。

・酸性洗剤を使う際の注意点
酸性のトイレ用洗剤の主成分は塩酸かクエン酸のどちらかです。尿石や黄ばみを除去するには、塩酸を主成分としているものの方が効果は高いです。クエン酸は肌への刺激が少ないですし環境にも優しいので、安心・安全に掃除したい方におすすめです。

酸性洗剤を使う場合は、気を付けなければならないことがあるので確認してください。

○金属製や大理石などに使うと溶かしてしまう恐れがあります。パッケージの使用上の注意をよく読み「使えないもの」を確認しましょう。
○塩素系の洗剤と混ざると有毒なガスが発生して危険です。他の洗剤と一緒につかうのは避けましょう。
○浄化槽式のトイレの場合、使用する容量によって微生物に影響を与える恐れがあります。

こびり付いた尿石は尿石除去剤がおすすめ

中性洗剤では取り除けない尿石や黄ばみ汚れや、便器の奥にこびり付いた尿石には、「尿石除去剤」を使うと良いでしょう。

尿石除去剤にはジェルタイプと液体タイプがあります。便器のフチ裏に付着した尿石にはジェルタイプを使うと液だれしにくく、尿石に密着して効果的に取り除きます。便器の奥に付着した頑固な尿石は、液体タイプを使うと簡単・スピーディーに落すことができます。尿石除去剤も酸性洗剤と同じように、使用できる素材や使い方をしっかりと確認してから使いましょう。

黒ずみを除去したい場合はアルカリ性洗剤を使いましょう

トイレの便器に黒ずみができることがありますが、これは空気中やトイレタンク内で発生したカビが便器内の雑菌やホコリ、水垢と合わさったことが原因です。また、水道水に鉄分を含む場合、水垢に鉄分が蓄積して酸化することで黒ずみになることもあります。黒ずみができたまま放っておくと、色素沈着を起こして簡単には除去できなくなってしまいます。

トイレの黒ずみは酸性の汚れなので、弱アルカリ性やアルカリ性の洗剤を使うと良いです。黒ずみの原因である胞子や菌にまで働きかける効果があり、即効性があり除菌効果も期待できます。ただし、酸性の洗剤と混ざると有毒なガスが発生するので、絶対に一緒に使わないように注意しましょう。

万が一、一緒に使い混ざってしまった場合は、すぐに窓を開けたり換気扇を回したりして換気をしてトイレから離れましょう。刺激臭がおさまったら水を十分に流してください。

自分で対処できないトラブルが起きた時は専門業者へ

今回は、トイレ掃除におすすめの洗剤の選び方を紹介しました。トイレにはさまざまな汚れが発生するので、それに合った洗剤を選び使い分けることが大切です。

ただ、トイレ用の中性洗剤を使って普段から掃除をしていれば、汚れが溜まることはありませんし、こびり付いて落とせない汚れに発展することもありません。中性洗剤はどの部分にも使えるので、こまめに掃除するように心がけましょう。もしどうしても落とせない汚れに困ったり、排水管の奥で汚れが溜まり詰まりが発生したりした場合は、専門業者に連絡しましょう。

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